店のポリシー
We grew up, listening to pop and listening to jazz.
The pop music made our hearts flutter, and the jazz made our souls ache.
We grew up, yes, but our feelings didn't change...
Hal's: where the middle-aged baddies hang out!
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(日本語訳)
僕達はPOPSを聞いて心がときめいたり、JAZZを聞いて胸が疼いたりして、 大人になった。今もその時の気持ちは変わっていない。
HAL'Sはそんな不良中年の溜まり場になりたい。
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青とシルバーと木目の茶色を基調とした店内は落ち着いた大人の雰囲気を漂わせ、約5千枚のジャズの廃盤レコードで溢れている。使用アンプ(プリC−29、メインMC2255)のパネルの色も青と凝っている。ジャズはもちろん、音楽好きが集まる店である。
貴重なレコードは店内に飾れば、絵画芸術とも見えるほど美的であり、音楽と絵画芸術が密接であることを意識した展示を心がけている。
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新宿のレコード屋
新宿西口は種々雑多なレコード屋が約60軒もあり、各国のレコード屋の経営者やマニアから驚きの目で見られており、新宿は世界的にも轟いている。
ジャズのレコードに関しては、廃盤屋、輸入盤屋、ジャズ喫茶と日本のジャズの歴史的に見ても新宿は大きな拠点であった。ジャズ喫茶が衰退したとはいえ、今も、西口には当店を含め廃盤専門店が3店も集中しており、東口の大型店を含めれば、まだまだ立派。
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開店
店を開いた理由は、音楽、特にレコードは今や若者にとって文化の大きな比重を占めていて、その影響力は計り知れないものがある。そんな音楽に携わりたいと思っていた時、ある本を読んでいてその中のこんな文章に出会ったからで、ここであえてその文章を引用しておきたい。
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「レコードの世界は、ぼくが住んでいる世界より、優しく、薄汚く、暴力的で、安らかで,彩りがあって、くだらなくて、危険で、ずっと愛にあふれている。歴史があり、地理があり、詩があり、そのほかに−音楽自体もふくめて、学校で学んでおくべきだったものが、数えきれないほどある。」
(引用) 新潮文庫 「ハイ・フィデリティ」から
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