HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
オーネット・コールマンのポスター | - 2022/09/16
- 店内が寂しいので、ポスターを飾った。
結構な大きさである。
1965年、David Izenson(デビット・アイゼンソン)と Charlie Haden(チャーリー・ヘイデン)のトリオで欧州ツアーの際、11月9日に、パリのクラブに出演したものである。
フリージャズの表現方法が大変面白く、私は家宝にしているのである。 なにしろ、絵の具を赤と黒で、グジャグジャに殴り書きした所が、実にしたたかで、あっけらかんと、「これがフリージャズでしょ?」。 素晴らしい、才能の人もいたものである。 (非売品)
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キノコ | - 2022/09/14
- 散歩に行ったら、草地に大きな白いキノコ。
見ただけで、一目瞭然の毒キノコ。
オオシロ カラカサタケというらしい。 草地にどんどんと生えるから、見た人はその迫力に驚く。 しかし、大きい。
私の靴を比べられるように写真を撮ってみた。
どうだ!
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ZOOT SIMS - RUNE GUSTAFSSON “THE SWEETEST SOUNDS” | - 2022/09/13
- ZOOT SIMS - RUNE GUSTAFSSON “THE SWEETEST SOUNDS” SONET SNTF 819 (England)
私はズートの名前を先に書いたが、リーダーはギターのルネであるが、ズートの名前を先に出した方が売れるに違いは無かろうと言う、レコード屋の親父の発想である。
このアルバムは78年の録音で、この頃のソネット盤は英国かスエーデン盤かどちらが原盤かはよく分からない。見つかれば、どちらでも良かろう、そういう時代になっていたのであるから。
この作品は面白いことにギターが二人いる、ルネの他にBucky Pizzarelli(バッキー・ピザレリ)がいて、George Mraz(ジョージ・ムラツ)のベースと共にバッキングで大いに気を吐いている。 二人の変則ギターは中々の聴き物である。 ピアノは休みなので、当然ながらサウンドは柔らかい。こういう作品もとても好ましいものである。 両面の頭の曲は、ボサノバをやっていて、聴いて気持ちも良く雰囲気も上々。 ズートはいつも好ましい姿である。
さて、このアルバムは中々の良い音質である。冒頭のテーマ曲などギターも、ズートのテナーも、しっかりした録音で嬉しくなる。 腕前の良い人たちが集まれば、自然と良い作品が出来る物である。
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KRZYSTOF KOMEDA “ASTIGMATIC ” | - 2022/09/12
- KRZYSTOF KOMEDA “ASTIGMATIC ” MUZA SXL 0298 (POLAND)
久しぶりに入荷した、ポーランドジャズの代表作、いやポーランドの国に留まらない、欧州をも代表する、立派なジャズの作品である。さっそく、メンツを見よう。 Tomasz Stanko(トマス・スタンコ)tp、Zbigniev Nanyslowski(ズビグニエフ・ナミオフスキィ) as、Komeda(コメダ)p、Gunter Lenz(ギュンター・レンツ)b、Rune Carlson(ルネ・カールソン)dm、のクインテットである。スタンコ等3人はポーランドの仲間であるが、レンツはドイツのベーシスト、またカールソンはスエーデンのドラマーである。録音は1965年である。 作品は、A面22分の一曲、B面2曲の計3曲のみで構成される、Kattornaは同名のスエーデン映画の為の曲でもあり、Svanteticはスエーデンの詩人のための曲でもある。すべては映画や詩などに関連される作品でもある。 この作品は、70年代において日本でもフリージャズに徐々にマニアの興味が向き始めた時、ポーランドでも凄い人がいるというので、大いに話題になり、マニアが大騒ぎした一枚である。 それは、フリージャズという訳ではないが、前衛的であり非情に即興的でもあり、独特の哀愁を感じさせる、個性的な新しさを感じさせたアルバムであったから。
また、ちょうど彼の仲間のポランスキーの映画なども話題となって、余計、音楽にも目が向いたのであった。 聴けば、コメダの実力が分かる、大変なレア盤である。 彼の実力は当時、日本では東欧の製品であり、入手困難であったが、EPのCrazy Girlなどの映画音楽もマニアの心を大いにくすぐった作品が多かった。
作品は一言で言えば、芸術作品であり、当時の芸術はどの分野もそうだが、自由への憧れの象徴でもある。 彼は当時のヨーロッパを代表する映画・音楽のリーダー的存在であり、またそれぞれに当時の社会主義国家の中で必死に自由を求めた人生であり、ポーランドのジャズの水準の高さは恐ろしいものがある。いや、東欧は当時どこも非常なるエネルギーを感じさせる突出した作品が目についた。
この3年後に、彼はロサンゼルスで高所から友人に突き落とされるという、ありえない事故にあい、帰国後死亡した。また、その友人もその後すぐに死亡という、不思議な死に様なので有る。
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韓国、今度はぶどう | - 2022/09/10
- 読売新聞によると、石川県のみで生産されている高級ぶどう「ルビーロマン」が、なんと韓国で生産されていたと。
どうも、苗が違法に持ち出されたものだという、さすが韓国というところか。
この前までは、イチゴの新種が大量に韓国に渡って、大量に生産されるようになり、イオンなどスーパーでも韓国産として堂々と売られた。 ちょうど前回の冬季オリンピックの時で、女子チームのモグモグタイムの時に、『韓国のいちご、日本のより甘い」と発言して、次の日にはイオンで売られたという出来レースに、見抜いた人たちの間では大変なご立腹になったのである。
しかし、韓国になぜ、これほど苗が流出するのか? 一つは日本人農家のお人よし、持ち上げられて国際貢献とかいわれ、すぐに舞いあってしまう、愚かさ。まだ中国・韓国が日本より遅れていると言う勘違い、教育してあげているという思い込みの愚かさよ。 それから男女の工作員の活躍。国民の上から下まで、脇の甘さが指摘される通りである。
それだけでない、和牛も間もなく、アメリカやオーストラリアから安くて美味しい牛肉が入ってくるのは時間の問題。
しかし、値段が高すぎて庶民が一生買うことが出来ないようなブドウなど、私はどうでも良いのだが、韓国となると、ちょっと放っておけない。
技術は他人に教える物ではない。
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イチョウの雄の木 | - 2022/09/09
- 朝、散歩に出て20分ほどで、大きな銀杏の木まで来た。
根元のあたりに椅子をおいて休憩中のオジサンと世間話になった。
すると、これ知ってるかい?と、地面から一粒コショウのような粒を拾って見せてくれる。 何かと思えば、イチョウの雄の花粉が飛んで行ったあとに残った粒だという。
辺りを探すと、いくつか落ちているので、拾って帰ってきた。
まるでコショウのようである。 それが花粉が飛んで行った後には、頭の上にバラバラと降ってくるそうだ。
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マスコミは... | - 2022/09/08
- 毎日、毎日 これでもかと自民党と統一教会の選挙応援を報道している。
あるいは、ワイドショーで芸能人たちも、言いたい放題。 今、マスコミがやっている事は、自民党潰しが目的で、それ以外に何もない。 かつての民主党が朝日によって第一党になった時を、マスコミ各社は夢よもう一度と見ているのかな?
宗教はそもそも憲法で保障された「信教・結社の自由」ではなかったか? 議員とて、宗教を持っていても問題はない。 サヨク政党の中にも統一教会と無関係でない人もかなりいるらしい。
そもそも学会と公明党はどうなのかな。
共産党は、党員に対する課金制度なども噂されていて、もう一つの頑固な宗教と思えぬことが出来なくもない、不思議な集団でもある。 そういう所も含め、すべては信教結社の自由なのだ。 どうにもならない。
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大型トラック | - 2022/09/07
- 私は、通勤には車を使う。
東名高速のほんの一端である、終点(始点)と横浜青葉の間のみ利用する。
短距離であっても、それでも、大企業のマナーの良さをつくづく感じるのである。 大型トラックの運転マナーである。 キチンと左側を走行している。 ヤマト、サガワ、西濃、福山、砺波、その他有名企業、そうそう郵便局の車も、それに比べ、あまり覚えのないトラックは右車線を堂々と延々と走行しているケースが多々ある。多々どころではない、非常に多いのに驚く。 東名は「トラック左」と明記されているにも関わらず。
まあ、個人のトラックは安い値段で急がされたりしているのであろうか、気がせいて運転している、気の毒な様子も見えるのであるが、どうしたものか。
面白いね。
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新宿のコロナ | - 2022/09/06
- 病院の待合室で患者同士の会話をちらっと聴いた話。
ここ数日間、コロナの患者はグッと減っているらしい。 しかし、なぜか歌舞伎町ではインフルエンザの患者が急増しているらしい。 外国人が増えて来ているのが理由らしい。
らしい、です。 と言う事は、日本中で同じことになるのではなかろうか?
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本「針がとぶ」 | - 2022/09/05
- 先日、伺った下高井戸のコーヒー屋さん「2−3」で、ちょうど店内で売られていた本を購入した。
吉田篤弘の「月とコーヒー」。
我が家の駅近くのパン屋PAULに行ってカフェオレを頂きながら読んだ。 それで、この作家のを、もう一冊買おうとネットで探していたら、「針がとぶ」という本を見つけてしまった。 これは、これは!レコード屋としては放っておけない「言葉」であって、我々レコード・ショッパーの最も嫌なクレームでもある。どうしても本を買わなくてはならない、という義務感にかられた。
それで読むと、はい、出てまいった。 「レコードと言うのは亡くなった叔母さんの遺品でビートルズのホワイト・アルバムであってBラスの最後の部分、針が飛ぶのである」と。 内容を少しだけ適当に書き出す。 「何度か聴いたが、必ずそこで針が飛んだ。 一瞬の事で、その一瞬はわたしに玄関の電球が切れたときの事を思い出させた。あの暗転と、夕刊のインクの匂いと。だから電球を交換したように、またもう一度と思って、繰り返し針をおろす。B面の最後。針がとぶ。 そこに、わたしの聴くことのできない音楽があった」
と、針飛びの瞬間にも音楽の内面まで聴き取り、そこに亡き人の心を聴くのである。 我々、レコード屋もまたマニアの方々も、忌み嫌う、針飛びがここまで小説にして下さり、音から何かを聴き取ろうとする、何ともありがたい作家さんであろうか。
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