HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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NHKの朝の連ドラ
2019/05/20

最近はNHKの朝の連ドラに目が行かない。
今やっているドラマの「夏ぞら」にも気が行かない。
広瀬すずの整形したかのような顔の変わりようが、なんだかつまらなくなった。
姉妹を比較するのも何だが、広瀬すずのお姉さんの方が、役者に邁進すればずっと大物になるだろうと勝手に期待を高めている。
もっとも、最近、女優という人は居なくて皆テレビタレントと呼べる人ばかりで、果たして、どうなるのか?
まず、企業のCMに出るな!といっても今は芸術よりお金の時代。
金なくして芸も無しか。
京マチ子が亡くなったらしいが、女優として邁進することは、さぞかし大変な事であっただろうと思う。
本物の女優らしい、私が一番好きな女優であった。でも彼女も長生きしたんだね。
モトエ。

「半分青い」もなんだかんだと文句を言いながら見た、全体的に言えば楽しめた。
一昨年の「ひよっこ」が主人公の女の子がストイックな感じが出ていて、こっちも気合が入って見られて、最も楽しかったと家内と話しながら、朝食を食べている毎日である。

オーディオの話
2019/05/19

私の制作スピーカー、私がいつも言っている人生最後に制作した2つのスピーカーの内の1つが売れた。
Klang-Film KL-307-11 (15Ω)を特製のやや大きめのバックロード・ホーンに入れたものである。

知合いが、使用中のスピーカーが壊れたので修理出来ないかと相談を受けたのだが、症状からして治らないであろうと判断して、買い替えを薦めていたのだが、たまたま、当店の倉庫に置いてあったのを試聴され、そのまま購入の運びとなった。
自宅に運び込んだ時は、何かが鳴っていないような様子だったようだが、日にちと共に徐々に元気になったらしい。
今は良く鳴っているとの事。
音質としては自然で中低音がしっかりと出るように工夫したつもりである。
よって、部屋に音が馴染めば、悪くは無いと思っていたので、ほっと安心した。
人生最後の二つのスピーカーの1つと言う事は、亡くなった友人と一緒に作ったものである。
私としては、安くてもいいから誰か後継者が欲しかったのである。かと音を気に入ってくれないと、こちらとしても面白くない。
という事で買ってくれた方は私の音の後継者ということになる。
私としては大変嬉しい後継者の出現であった。

といっても、ユニットのKlang-Filmは戦時中のドイツで開発されたもので、相当古い。おそらく私と同じ年齢である。
それが面白いもので、立派に鳴るのだから私も友人も驚いたものである。
古さゆえにちょっと心配なのだが、多分、それほどヤワでは無いと思っている。
出力の馬鹿でかい最近のアンプで鳴らすのはちょっと心配だが、能率がよいので、それほどボリュームを上げなくとも、それなりの音は出るはず。丁寧に使えばそれなりに期待に応えてくれる。

安ければ同じユニットを予備に1セット探して置きたいのだが、出てくるかどうか疑わしい。

THELONIOUS MONK "QUINTETS"
2019/05/18

THELONIOUS MONK "QUINTETS" ESQUIRE 32-109 (UK)

Smoke get in your eyesを演奏した名盤とまず言っておこう。

これまた大変なレア盤である。
原盤はPrestige 7053番 である。
オリジナル盤はもとより、二度目に作られたウォーホールのデザインによるジャケットの方も、それぞれ人気がある。
以前はどちらが古いかという論争もあったが、今は落ち着いている。
まあ、ジャズ批評が特集で違った方を原盤にして掲載しまったので、後日それを修正して出版し直したので落ち着いたというべきか。
まあ、いずれにせよ出て来ない一枚である上に、当ESQUIRE盤とて、これまたレア盤であるのは不思議である。
どういう訳であろうか。

このアルバムのA面2曲目に「煙が目にしみる」を演っている。
モンクのこの曲はなぜか聴く人の心を打つ演奏で、私もしんみりと聞き入ってしまう。
勿論ソロで演ったフランスのSWING盤もなんとも言えない雰囲気を持っている。
ここではRay CopelandとFrank Fosterの2管と一緒に演奏しているのだが、素晴らしい。
この曲はジャズのスタンダードとなっていてジェローム・カーンの作曲によるものであるが、その後幾多の人によって歌われていて、戦後すぐにナットキング・コールなども歌っていて、モンクのこの演奏が54年、すぐ後の55年にはClliford Brownも演奏している。
その後、58年にはプラターズのコーラスが大ヒットしたからこそ、日本でもこの曲が知られるようになったという、ジャズではここまで広がらないのだな、というモンクには全く関係の無い話であった。

それにして、気合の入った良いジャケットである。
私は嬉しくなってしまう。

MILES DAVIS "SPACIAL" BARCLAY
2019/05/17

MILES DAVIS "SPACIAL" BARCLAY 84052 (FRANCE)

大変珍しいアルバムである。
フランスで発売されたものである。
メンバーを眺めていると、Sonny Rollins, Charlie Chan(Tenor-sax) などと書かれている、あれっと思い盤のスタンパーを見たらPR-7044となっていた。
Prestige7044(Collectors Item)のフランス盤であった。

ジャケットは全くアメリカとはことなる、かといって、イタリアの時計のジャケット・デザインとも異なっており、しかも、タイトルまで変えていて、「Special」だと。

いやいや、驚いた。
音質もはもちろん良く、RVGスタンパー仕様であり当然の所である。
しかし、こんなレコードも出ていたとは驚いた。

本屋
2019/05/16

最近、街で本屋を見かけなくなった。
それで、ちょっと調べてみたら、20年前の半分の数しか本屋が残っていないらしい。
1999年   22,296 店
2017年   12,526 店
ネットで調べたのだが、実際に店があって本が並んでいる、つまり「店売している書店」は、更に少なく、9,800件前後にあろう、とされていた。

確かに本は読まなくなった、電車の中でも本を読んでいる人はまず見なくなった。
かくいう私だって、大手の本屋では絶対に買わない、なぜなら、椅子を設置し立読みを奨励している店で、他人が読んだ本など買いたくも無い。
読んだ本は中古にして欲しいものだ。
だったらアマゾンで注文した方がマシである。

そういう時代だな。
やっぱり本屋は消えて行くんだ。
妙に納得

DUSKO GOYKOVICH “SWINGING MACEDONIA”
2019/05/15

DUSKO GOYKOVICH “SWINGING MACEDONIA” EMI/ODEON(東芝) OP-8617 (日本)

良くぞ出た、この珍盤。
勿論原盤は1966年のドイツである、ほぼ同時期に英国でデザインを変えEMI/COLUMBIAでも発売され、その後、ちょっと遅れてダスコの祖国ユーゴスラビアでも夕暮れをバックにしたデザインで発売された。
ユーゴスラビアのレコード業者はユーゴがオリジナルだと強気な発言をするのだが、それはちょっと違っている。

ライナーによると 66年1月にデレクターと当作品の制作が図られ、メンバーはダスコに一任され、揃ったのが当メンバーである、ユーゴスラビア、アメリカ、ベルギー、フランス、ドイツ、オランダと各国に跨ったインターナショナルな人選で、エキゾチックなサウンド造りも相当念頭に有ったものである。
DUSKO GOYKOVICH(t)
MAL WALDRON(p)
EDDIE BUSNELLO(as)
NATHAN DAVIS(ts)
PETER TRUNK(b)
CEES SEE(d)

さて、タイトル通り作品は見事にバルカン半島のエキゾチック・サウンドである。
当時ドイツにおいて、特にMPSなどではバルカン関連のアルバムが出されている、まあ言って見ればジャズ・インザ・ワールド運動の一環であった。
その中にあって特に当作品は群を抜いている。
冒頭からアメリカのジャズに負けないぞという気概が出ており、管楽器の出来も素晴らしく、更にマルのピアノの音楽水準の高さがぐーっと作品力を高めている。
A−3のOld Fisherman’s Daughterなど風情を出したら世界一とも言えるダスコの独壇場。
昔から聴いている曲であるが、これ程感心した演奏も他になく、今もって聴けばジーンとなってしまう。

作品全体的に、このようなエキゾチックさというのは、聴く人の故郷を思わせてしまう、いかんともし難い雰囲気を持っているものである。
これぞヨーロッパを代表する名盤中の名盤なのである。

さて、今回のレコードは何と日本の東芝盤である。
レコードは赤盤で、ラベルはテスト盤のラベルである。
ジャケットは英国盤に準ずるが、色の使い方が異なっていて、ある意味日本独自となった仕様である。

こんな珍品は滅多に出るものではない。

通販リスト更新
2019/05/15

本日、通販リスト更新いたしました

LES BROWN “JAZZ SONG BOOK”
2019/05/14

LES BROWN “JAZZ SONG BOOK” CORAL SDL 10287 (JAPAN)

思わずジャケットの写真に見とれてしまったのだ、オジサンは。
だって可愛い女の子の写真だもの。
そういえばこんなレコードなど無かったはずだとディスコグラフィーを調べて見たら何と、ちゃんと同名のアルバムがCORALから出ている。
本モノの方はレス・ブラウンのどうでも良い顔の写真であって、まことに絵に描いたような地味なジャケットである、としか言いようが無い。
しかし、本邦で発売するに当たりテイチクのディレクターは考えた、これではアカンと。
それならば、明るいアメリカを彷彿とさせるような、可愛いお姉さんの写真にしようと。
と、まあそんな話があったか無かったかは知らないが、出来上がったのがこんなポップ調のジャケット。
ちょっと音楽のサウンドとは違いも無い訳ではないが、なんだか楽しくなってしまう。

いいんじゃない?

ところで、この作品、馬鹿にしたものではない。
A−1、B−6、にはBuddy De Franco
A−2、B−3、にはZoot Sims
という良いメンツがたっぷりとソロを聴かせる。
またほとんどに渡ってMel Lewisがドラムを叩いていて、良い雰囲気を保っている。
なかなか、聴き所の多い作品であった。

下高井戸の喫茶店ツースリー
2019/05/13

所は京王線の下高井戸駅、昔ながらの良い雰囲気を醸し出している商店街、その商店街にある良い雰囲気の喫茶店「2−3(ツースリー)」。
ツースリーと言えば、かつてのテレビ漫画のムテキングだったか、くろだこブラザーズだったかの歌を思い出してしまうのだが...。ヤッターマンだったか?
ま、それは置いといて、モトエ。


なんと、2−3さんから猫漫画の続編をいただいた。
作者はママさん。
今回のタイトルは「ネコードくん」という。
主人公の「ネコかげ」が森の中で、ジャズのレコードばかり聴いている黒ネコの「ネコードくん」に会ったお話。
ジャズ好きが思わず熱く語ってしまう場面もあり、ジャズファンならば、私も語ってしまって周囲の空気を寒くさせてしまった経験があると頷く、面白い話でもある。


ネットで検索する時は、2−3でもツースリーでも良いですが、必ず「下高井戸」と入れて下さった方が、混乱が起きないと思う。
自家焙煎を行っている喫茶店であるので、コーヒー好きには楽しめるはず。


PIM JACOBS “COME FLY WITH ME”
2019/05/12

PIM JACOBS “COME FLY WITH ME” PHLIPS 6423.529 (HOLLAND)

これは私が大変気に入っているピアノトリオ作の一枚である。
軽妙な味わいがあり、しかも、オーディオ的にも文句無しの音質である。
例え高級オーディオであっても負けることがない立派な作品であり、かつ音質である。
そういえば寺島氏のアルバム紹介に「聴いて良かったら即買うべし、あなどると後で後悔する」と書かれている。
その通りである。

さて、定石通りに冒頭から聴けば、いきなり明るさに溢れたジャズの音が聴こえてくる。
「I’ve got the world on a string」
僕は世界を操っているんだ。という曲。
この出だしの数小節でこの作品への親しみが湧いてしまう絶妙な出だしこそ、彼らが到達した音楽の極みだったのだ。
一音でぐっと聴く人の心を掴む見事さ。
この曲はシナトラなども得意とした曲であるが、ミディアムテンプで淡々とした中に、強さと美しさの両方をパッと聴かせた所が素晴らしい。

ところで、このアルバムの表紙はKLMのジャンボ機がどんと背景にある。
おやっ!と思いひっくり返すと、肖像写真があってKLMオランダ航空の社長である。なるほどKLMがノベルティすなわち販促品として製作したもので、市場にはごく少量のみ出荷されたという話も頷ける。
こんなジャズを販促に使うとはさすがにヨーロッパ、音楽の国。
日本の会社はバブルの頃も儲けたが、こういう販促品が出た事はなかった。
そこ行くと、ヨーロッパでは各企業がそれぞれ個性的なジャズのアルバムを作っていて、芸術の貢献度が高い。
人間はお金だけではない。
まさに人はパンのみに生きるにあらず。

さて、アルバムの演奏に戻ろう、まだ語りたい事がある。
2曲目の「Spring will be a little late 」
古い映画の歌だったと思うが「今年の春はちょっと遅れている」と失恋した女性の気持ちであるが、ちょっと開き直ったような自分の心をごまかしたように、悔しさを抑えた、正にその通り、そっと始まる。そこもまた感心してしまう。

3曲目がタイトル曲になった「Come fly with me」
KLMだけに流石「一緒に飛ぼうよ」とは巧いものである。聴いていて私も嬉しくなってしまう。
ところで、その前に同じ事を考えた会社があった、Capitolレーベルの同じタイトルのアルバム(w-920)で、こちらはTWAという50年代の別名ハリウッド芸能人ご用達のエアラインであって、フランク・シナトラとタイアップして作ったアルバムであるらしい。
当店内に写真になるアルバムが無いので、シナトラの三具氏の本の見開きに元絵が掲載されているので、参考としてそれを載せる。
モトエ、再びピム・ヤコブスの話に戻ろう。
しかし、この曲の味わいは素晴らしく、本当に空を飛びたい気持ちにさせてくれる。
このバラード感とスピード感の不思議なバランスが良い。
飛ぶという概念は、速さと、もう一つふわっとした浮遊感もあるのだが、この空中に浮くと言う浮遊感をこの演奏は見事にやってのけたと思う。
ピム・ヤコブス・トリオの絶妙なバランスと高音質の作りに聴き惚れる。

B面に針が進んでも、衰えることのない演奏力に興味は尽きない。
選曲はスタンダードであるが、その他はちょっと通好みで味わい深い曲ばかりである。その中の「枯葉」もタイトル曲にしても良いくらいの素晴らしさ。
こんなトリオ作品はちょっとない。最後まで気持ち良く聴いてしまう。

ヨーロッパ・ナンバーワンの歌姫、リタ・ライスが選んだだけの事があるリズム・セクションのピム・ヤーコブス・トリオであった。
オランダのオジサン達は、ヤーコブスと延ばすのだ。

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