イモムシの話 | - 2024/10/29
- すでに秋、かなり寒くなってしまったのだが、庭にはまだ緑色のイモムシ君が頑張っている。
木が小さいためか、ほとんどの葉は食べつくされ、枯れ木のようになってしまっているのだが実に健気である。 夫婦で毎朝、観察し応援している。
最初は黒っぽい幼虫なのだが、黒い色なのは鳥の糞に見せているのだとか。 やがてある朝、緑の立派なイモムシになっている。
その写真なのだが、頭に目が付いているようだ。 更に左右の目と目の間にカチューシャのようになっている。 不思議な柄なので、近所の生物博士に訊いた。
そうしたら、なんと写真で見える目は目ではないそうだ。 眼状目とか眼状紋(がんじょうもん、eye spot)というのだそうで、鳥に食べられないための擬態なのだと。 実際の目は口の近くにあるらしい。 カチューシャの模様については良く分からないようだ。
我が家では猫が死んでから、常に一緒にいた動物が居なくなってしまった寂しさを埋めるために、野生のキジバトを可愛がったりしていたのだが、ついにイモムシも可愛がる対象になった。
なんだかなあ。
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