HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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映画で
2024/11/21

映画をたくさん観た結果、アメリカ映画を観ていて翻訳に違和感がある。

訳し方が、妙に日本的というのか、日本の若者に迎合しすぎるのか、まるで日本のドラマを見ているような感じである。
日本語の言葉使いも悪い。

アメリカの映画を観ることの一つに、アメリカ人の生活を垣間見る楽しさ、思想的、社会性、人間関係の面白さがあるのだが、それが、訳し方一つで白けてしまう。
時に、アメリカの韻を踏む言い方も、訳が困難な時は横に英文を小さく書くとか、あるのではないか?とも思う。
字幕がないと私も困る。

戸田奈津子さんという名翻訳家が現われて以来、増々異訳が多くなった。
出来れば、日本の若者語を多用することなく、綺麗な言葉使いにしていただきたい。マイルドヤンキーだけが、洋画を見るわけではない。
そうでないと、アメリカ人は世界一下品な下等民族だと思い込んでしまう。
そうかもしれないが一応儀礼的にも悪くしないようにしないとね。

だが、欧州や他国物などには何とも言える立場にない。
残念。
いや英語だって残念なレベルだ。



CLIFF JORDAN “CLIFF CRAFT
2024/11/20

CLIFF JORDAN “CLIFF CRAFT” BLUE NOTE 1582 (USA)

ジャケットのデザインはオリジナルでこその、得も知れぬブルーノートの良さが出た作品である。
クリフ・ジョーダン本名クリフォード、は非常に素晴らしい、ハード・バッパーであって、暗さがあって、元気で、まさに味わいがハード・バップそのものであった。

彼は1931年生まれであるから、ちょうど1957年前後の年と言うモダンジャズの絶頂期に照準を合わせて生まれて来たような人である。しかも、高校の同級生がジョニー・グリフィン、ジョン・ギルモア、ジョン・ジェンキンスがいて街で一緒に演奏していたというのだから、ジャズの申し子といっても嘘ではない。
彼はソニー・ロリンズの影響を感じさせるテナー・プレイヤーで、メロディアスで温かみのある流れの演奏者である。

A面は彼の作曲によるもので、A−1のLaconia(ラコニア)は彼のミドルネームである。
この出だしが私は大好きで、アート・ファーマーとの風情により、結局クリフ・ジョーダンのファンになった一曲であって、(モトエ)...
そのままエキサイティングだが洗練ある演奏は、いかにも当時のハード・バップで、ここには最早ファンキーな感じはなく、新しいジャズが来た事が理解できる。
B面はスタンダード曲の演奏で、B1がConfirmationでここでは、よりロリンズ風で低い方から高い方まで伸びる素敵な演奏を聴かせる。ジョージ・タッカーのベースラインも気持ちが良い。
2曲目はエリントンのSophisticated Lady、やや遠慮がちに可愛らしい演奏で、クリフ・ジョーダンの人間性がでたような素敵な演奏である。

不思議な事に、かつてクリフ・ジョーダンはあまり重要視される事もなく、スイング・ジャーナル等でもあまり目立つ記事は無かった、しかし、我々世代のブルーノート・フアンにとって、彼は欠く事の出来ない重要なテナー・プレイヤーであった。

ところで時々聞かれる、CLIFF CRAFTとはどういう意味になるか、考えたが単に「クリフの技術」とするのか、「崖っぷちの技術」とするのか、ちょっと分からぬ。まあ、語呂合わせでいい事にする。

私もブルーノートのオリジナル盤の蒐集に夢中になっていたのだが、入手は困難であった。
私の友人は75年頃結婚したのだが、新婚旅行を西海岸に決め、一日を当時レオン・レビットというオークション・ディーラーの自宅訪問に決めていて、行ったのはいいが、いきなりの訪問は失礼だと叱られ、それでもこれが欲しいと2・3枚のブルーノート盤を書いた紙を見せると、渋々、倉庫からこのレコードなどを持ってきて、普通は150ドルで売れるのだが、大サービスだと100ドルづつで売ってくれたそうだ。けんもほろろの対応にがっかりして帰国した。今の値段にしたら相当の価格であったが、とにかく我々はレコードに飢えていた。
私は私で結局、アメリカのメール・オークションで結構な価格で入手した。
給料つぎ込んで、レコードを買っていたんだなあ。
今更だが、妻に詫びる。

昨日のアンプの続き
2024/11/19

実は、半年前に「EL34」を4本セットで購入していたのだが、風邪から病気になり調子が悪く、身体が悪ければ心も悪く、そのまま箱も空けていなかった。
昨日の「6L6GC」の交換で気分が盛り上がり、つぃでにやってしまおうと思い立った。
アンプは、「マランツ 8B」。

今まで付けていたEL34も結構古い物だったのだが、掃除のし過ぎでプリントが剥がれてしまって、テレフンケンだと思っていたが、もう、忘れてしまった。
詳しいマニアは中の形で分かるようだが、私は無理。

それで、購入した真空管を見ると確かにGEだが、made in britaine と書かれている、GEがブリテン? 半年前の事を訊けば、ムラードでOEMで作られていた時代のものだそうで、非常に珍しく、1962年製でしかも新品だという。
それならば間違いない、年度も分かっている新品は珍しい。

期待して付け替えてみると、シャキッと目覚めたような素晴らしさ。
ああ、やっぱりなあ、と大いに感心した。

しかし、相方の「マランツ7」は15,000番台の程度の良いものだが、期待してドンドン、最初期のオリジナル・パーツに換装した結果、非常に上品になった。なったは良いがジャズにはちと上品すぎる。
あとは、自分で真空管を試してくれ、と言われているのだが、遅々として進んでいない。
なにしろ「7」は「12AX7」を6本使っている。
その最初の3本を替えて行って様子を見るのだ、だが、付け替えて音が落ち着くまで暫く鳴らしてみて、とやっていると、一週間もかかって気が遠くなってしまう。それにある程度、古くて良い物など3本揃って出る事など、まれで、まして6本など出る事は、もう考えられない。
一度、松下電器のがあったので、試した事があるが、合格点を上げられる良さだが、やっぱり音質は中庸かなとなってしまったのである。

モトエ
それで、マッキンのC−11と組み合わせたら、きめ細かくて、音楽として非常に良い出来だった。文句なかった。
だけど、マニアとしてはマランツはマランツ同志、マッキンはマッキン同志、でないと気持ちが悪い。
しばらく、マッキン11と30の組合せを楽しむ事にした。

どうしたもんか.........

アンプ
2024/11/18

知合いのアンプの修理屋さんから、こんな真空管があるからと送って来た。

マッキントシュのパワーアンプ「MC240」か「MC30」に付ける「6L6GC」。
かなり古いもので大きくRCAとプリントがあるが、印刷は少し薄くなっている。

240に付けるか、30に付けるか迷ったので、まず現行のテストをすることにしたのだが、ジャズは30がやや元気があるので、30に装着。

音のクッキリ感が出て、メリハリが付いた。
力強さ出て、ピアノのノリが違う、ベースもゴリっと感も感じじられる。

今回は珍しく、いい感じである。

プリアンプを「C−11」にして「MC30」との組み合わせで暫くは行く事になった。

真空管を替えていると、時々、良い音になってはいるのだが、上品になってしまって、クラシックには良いけれど、ジャズにはちょっと物足りない事もあるので、個人的に良い品物だけを絶賛するわけではない。
だけど音は良くなっているわけで、どうにもこうにも、言いようがない。

(写真、MC30 X 2台)

お昼は
2024/11/17

私は仕事休みで無理矢理家内をランチに誘い、クルマで10分ほどの所にあるショッピング・センターのアピタへ行く。

ピザ屋で一枚づつ食べて、2・3軒隣にある、私の本当の狙いの先は、そうミスター・ドーナツ!

新商品のこんなドーナツが。
食べてしまった。

Bー29って知ってますか
2024/11/16

先の戦争の話、
B-29がやってきて大空襲(虐殺)があった。その事に関して、戦後は日本が悪かったからだと、ただただ、殴られっ放しの戦争体験として語られて来た。
それで、その事に関して私は調べたが、どれも日本の戦闘機などは役立たず、となっていた。

しかし、信用できる作家の城山三郎の本の中に、B-29を撃墜した人が登場する。
もっと調べる気になって、少しばかり本を調べたりしていると、おやっと思う面白い事が起きた。

その勇敢な人の名前が当店のお客様と同じ苗字だったので、尋ねてみたら、なんと、倉本十三という父上だったのである。

話によると父上はB-29を6機撃墜していた。
知る人ぞ知る英雄であった。
自宅には多くの戦記物の作家、雑誌記者など、出版関係者たちが来ていたらしい。
その中で、城山三郎さんは静かで上品で、非常に立派な紳士だった印象を語ってくれた。
城山さんの本には、勇ましい戦いぶりではなく、その後の人生の生き方などを書かれている。

B-29は当時世界最高の4発の大型爆撃機であり、プロペラ機でありながら高度1万メートルを飛ぶ。しかし、実際の爆撃では8千メートルくらいに下げてから投下しても、爆弾は目標から大きく外れてしまう。結局3千メートルの高度まで下がってから落とすことになる。日本の迎撃機は3千メートルくらいしか上昇できないが、それに付け込んで攻撃するのだそうだが、B-29は隙がなく、後部にも射手が構えていて撃って来る、その弾丸をかわしながらの撃墜で攻撃のチャンスを狙って撃墜、もしくは撃破したという、並外れた運動神経もあろうが、夜目が利いたためでもあった、と本人は話していたようだ。

B-29の撃墜は「飛燕」「屠龍」などの機種が知られているが、父上は「月光」に乗っていた。

B-29は少しくらい弾が当たってもビクともしないらしいが、大戦中に日本が撃墜したB-29は485機といわれる。因みにB-29の出撃は延べ3万回以上となっている。 負け戦の、少ない兵力、乏しい機材でよくぞ戦っていたものである。日本人は偉いと思う。

しかし、敵の弾丸をよけながら、と簡単に言うけれど、弾丸をよけるとは如何なる状況か。死の恐怖を抑えて尚、命を懸けて挑むその精神たるや、今の我々には及びもつかぬ。

新入荷リスト
2024/11/15

通販リスト、アップしています。

石原裕次郎が
2024/11/13

朝、家内がうれしそうであった。
なんでも「クラス会があってね、参加したら同級生に石原裕次郎がいてさ、あらー、なんて声かけちゃった」

夢の話。
幸せな人だ。

オーディオの事
2024/11/12

時々、facebookを見るのだが、オーディオ関連を見てしまうせいか、オーディオのグループばかり、つぎつぎと現れる。
それで又、ついつい覗いてしまう。

しかし、みなさん色々語る。
それにしては良く分かっていないというか、答える方も、チンプンカンプンに事を書き連ねている人が多い。
大体ほめているのだが、時々攻撃的な人もいるようで、攻撃された人は辞めてしまうようだ。
まあ、趣味というものは新人ほど語るものだし、夢中になるのだから止むを得ない。

以前、ポルシェに乗っていた時に、集りがあってよく行っていたのだが、新人は嬉しいのか、たくさん勉強しているのか、言葉巧みに褒めちぎる人が多かった。
その内に、欠点も見えてきて、口数が減って来るのだが。
クルマは所詮クルマ、所詮ちょっとの差でしかない。
まあ、そのちょっとの差を大きく見るか、小さく見るかで、異なる主張になる訳だ。

オーディオも同じことで、新しくオーディオ道にハマった人は語る。
だが、なんにでも合うような機器は無い事に気が付く。そこまで行けば優秀である。

だが、その前に、専門的な修理は出来なくても、プレイヤーのセッティングの基本、接続の基本、掃除など、しっかり持っていて欲しいものだ。
音も安いものばかり聴いていないで、ある程度お金を掛けて、歴史的な機器も聴いて、勉強していないとマニアとも言えない。
また、お金で一挙に解決した人の音は魅力がない。
音だけは、その人の勉強の結果が見える。

以前、雑誌に掲載されている名器を並べ、ショップに言ってお宅訪問の取材に来てもらった初老の人がいたらしいが、某評論家は、音を聴いて即座に帰ってしまった、という話をショップ経由で聞いた。
やっぱりなあ、と思った。

オーディオもそうだし、ジャズもそう、勉強して行きつく先は、段々と話が出来る友人がいなくなる。
そういう事。

犯罪者天国の日本
2024/11/11

日本は外国人にとって犯罪天国。
だって、捕まっても、せいぜい強制送還。
おとがめなし。
気を付けないといけない。
私の経験上、政治家になろうと思う人以外は、同情心でイージーにかかわらない事。

昨今のオレオレ詐欺、今は特殊詐欺というんだっけなあ、何がなんだか余計分からなくなった犯罪なんだけど、一向に減る様子はなく、増々増えているらしい。
ウチの近所も、かなりの家のジジババは高額詐欺にあっているらしい。

引っかからければ良いんだと思っていたら、今度は、同じ区内で強盗殺人発生。

テレビで毎日、防犯で、こうしましょう、ああしましょう、と言っているのだが、それって犯罪者に防犯の手口を教えているだけで、簡単に破れてしまいそうである。
テレビの事件物は犯罪者の参考になるらしいね。
警察は防犯には、まったく役に立たない。いや、被害者には冷たいと知るべし。

捕まっても、弁護士は犯罪者と同じグループだと言っても過言ではないくらいに、犯罪者の味方になり免罪の知恵がついており、また裁判官は性善説なので、犯人が認めない限り、軽い罰ですむらしい。
金銭事件なんかお金は帰ってこないのが常識。

そう言えば以前、当店でも親しげに近づき何度も通ってきて、総額30万円ほどの万引きにあったが、結局弁護士が初犯だから、許してくれと煩くつきまとまれ、面倒だからそのままにしてしまった事もある。
わび状には住所も書かれていないもので、金銭の追跡は出来ないようになっていたのだが、これは弁護士の指導で書かせたものであった。
弁護士もグルだと思えるほどの犯罪者の人権は被害者より上である。

人権、人権だと言うけれど、犯罪天国とは、すごい国になった。
しばらく、強盗事件はつづきそうだ。

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