| JOHN WINDHURST “JAZZ AT COLUMBUS AVE.” | - 2025/12/13
- JOHN WINDHURST “JAZZ AT COLUMBUS AVE.” TRANSITION TRLP J2
私は、ジャズのアルバムの中で非常に好きな一枚である。 ジャケット人気といっても、大概は音楽内容に左右された結果であることは言うまでもない。従って、内容とか人気とか音楽に全く関係なく、ジャケットの人気投票したらトップクラスではないかと思う。 何しろモダンジャズでないので、大きなハンデがある。 今回の入荷は、綺麗なだけでなく、ラベル、当時のブックレットなど完璧な状態であった。 こんなものが入荷したのは10年ぶりである。
ちょっとだけ、アルバムの話、1955年トム・ウイルソンはフォーク、ジャズなどアメリカの音楽に特価するとトランジション・レーベルを創立、以後15枚リリースした。 Herb Pomeroy – Jazz In A Stableが一枚目になる。そして当アルバムが2枚目となる。 1956年4月22日の夜10時ころ、ジョン・ウインドハーストが来た知らせを受け、騒ぎになり関係者はみな集合し、そのままセッションとなったのだが、せっかくだから録音もという話が進み、急遽、録音機材を搬入し、深夜0時から午前9時まで完全即興でレコーディングセッションとしたものである。 演奏の中でメンフィス・ブルースは最高だったと誰かが言った。 ジョンのトランペットは終始最高の演奏していたし、ピアノのBud Blocklockは最高のラグタイムピアノを演奏していた。 写真は、みんながバス亭に集まっていて、ベースを方にかけた人、立ってたばこを銜えた人、なんとはなしに皆の視線が我々見る人の方に集まっている、左端には帽子をかぶりステッキを持った紳士、古いボストンの街、停車中の50年代の車、こんな写真は見れば見るほど泣けてくる。
英字のライナーに、ジャズを聴くならコンロンバス・アベニューが最高だと。 思わず、うなずく! ジャズのジャケットって本当に良いですね!
(売れてしまいました)
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