HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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家事
2025/04/21

家事で主夫になって2か月半。
家事というものが、いかに創意と工夫が必要か良く分かるのだが、そうでなくとも、家事は工程が多い。
洗濯だけでも、洗って、干して、取り込んで,畳んで仕舞って、と面倒極まりない。
料理も、献立決め、買い物、下ごしらえ、料理、食器洗い、後片付けと仕事はいくらでもある。
更に竹の子ご飯でも炊こうとすれば、朝取りの若いのを買いに行き、ヌカで1時間半も茹でて、と下ごしらえもあり、半分はわか竹煮、半分が炊き込みご飯、しかも、出来上がりは当たり前の食事。
筑前煮など作ろうと思えば、まず里芋を茹でて、その後、順番に鍋に入れるものもある。家庭料理こそ面倒なのであるが、見た目はただの煮物。
きっと、世の中では、当たり前の顔をして食べている旦那を見ていると、奥方は「こんだけやったのよ、ちっとは褒めてよ」と腹を立てているのでは無いかと想像してしまう。
お金はかかるが、ステーキを焼いた方がなんぼか楽か。

山桜
2025/04/20

友人と地元の広い自然公園に行くと、山桜はまだ咲いていた。
花と葉が一緒に出ている姿は美しい。

  残照に 友と眺めし 山桜 

TINA LOUISE "IT'S TME FOR TINA"
2025/04/19

TINA LOUISE "IT'S TME FOR TINA" CONCERT HALL SOCIETY H-1521

ちょっとセクシーなジャケットのボーカル作品。
このティナ・ルイスのレコードも何度も再発され、ボーカル・マニアの間ではすっかり有名になってしまった。
だが、アメリカ原盤はいまでも超レア盤である事は間違いない。

このレコードを私が知ったのは、非常に昔の事であるが、「石原裕次郎がベた褒めしている」と評判が立ち、それは一体なんだ? となったのだが、そんなレコードは見た事も聞いた事も無かった。
そして1974年、スイングジャーナルの「幻の名盤読本」が発売され、その中に小さいながらジャケ写と解説が掲載され、「ゆうちゃん」が大好きな一枚とはなんだろうと、コレクター仲間で話し合った。ジャケ写を見たので私にも距離は少し近づいたのである。だが、某中古屋で一枚10万円もすると仲間から聞き、結局、距離は遠ざかったのである。
レコード情報は、コンサート・ホールという会員制通販のみで売られたもので、ショップでの販売は無かった事も分かった。その翌年、ウラニア・レーベルからプレスされて一般店に並んだことも分かった。
いずれにせよ、コレクター泣かせな一枚であった。
何しろ、皆このようなレコードを鑑賞した事が無かったのである。
私は何年かして、ようやくアメリカの通販オークションで購入したのである。

作品は、1934年生まれの1957年の時の録音である。
彼女は映画・テレビで活躍した女優で、非常に美人であっって、当時のプレイボーイのプレイメイトとしても写真もあるようだ。
唄はチャーミングで、白人女性ボーカルの典型と言えるかもしれないが、サラッとして、時に子供っぽさがあると思えば、大人の女という、雰囲気の出し方は女優だけあって、中々素晴らしい。
曲も良いのがあって、Tnight is the night. Embraceble you, It’s been a long,long,time, Goodnight,my love,など等々どれも聴かせる名唱。更に、驚くことにバックのメンバーもエリントニアンなど揃っていて素晴らしい、しかも、コールマン・ホーキンスが入っていて随所にソロも聴く事が出来る。ホーキンスの隠れ名盤でもある。
バックのムードある演奏がセクシーでハスキーな歌声に上手くマッチして素晴らしく、気持ちを落ち着かせてくれる良いボーカル作品である。

フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲5番 メロディア
2025/04/18

Wilhelm Furtwangler “Beethoven Symphoniy No.5” Melodiya D-05800 (ソ連)

またもやクラシックの幻の名盤の入荷。
戦時中のフルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲のいくつかは、終戦当時、侵入してきたソ連軍によって録音記録を接収され、ソ連に持ち去られてしまった。
それを、10年程経って30センチLPにし、共産党幹部たちで楽しんでいたものらしい。それがソ連崩壊で時々発見されるようになったのである。
同様の「第9」などは相当な高額盤である。

今回の5番(運命)は1943年6月の演奏。
ラベルは灯台(トーチ)水色、番号D-05800/5801 5289-56となっている。
すなわち56年のプレスを表しているのだが、実際、当時のソ連は計画経済なので、56年と言う事は56年から61年までを指している。
プレス工場は国内に数か所あり、ラベルもクリーム色であったりするので、非常に断定する事は困難である。
従って、必ずしも絶対とは言えないが、このラベルは相当古く、限りなく56年に近い。

一度、9番が入荷した事があるが、9番の方が人気は高いので、私も今後二度と見る事はないと思った。
今回の5番も同様に大珍品である。
私も一生の内に2度は見ないかもしれない。

基本的にソ連盤は盤のみであり、ジャケットは大概共通ジャケである。今回のも共通ジャケである。
音質は、オリジナルだけあって相当良好である。
何しろ43年当時の録音盤からの、盤起こしである。大変な努力であったろう。

ドイツ倒伏時に、フルトヴェングラーの脱出はまるで映画のスリリングの場面のようであったという。
そんな中で、演奏が行われ、脱出し、残った録音盤はソ連に接収と、息を飲むほどの危険の中で行われていた。
歴史マニアに取っても、音楽マニアにとってもレコードを巡る出来事としても貴重な作品である。

DJ
2025/04/17

ジャズのレコードを地域の人たちに聴かせたりしている横浜の友人がいる。
話をしていたら、すでに100回になったという。
大したものである。

リクエストがあったり、ジャズは面白くないと不平があったり、はたまたクラシックを掛けてといわれたり、様々な要望に応えてきた。彼がジャズのみならず、ポップス、クラシック、J-POPS、歌謡曲など広いジャンルの音楽に造詣が深い事もあるが、10年以上の長きにわたり、イベントを続けてきた事に敬意を表する。

興味の無い人にジャズを聴かせると、2・3回でだれも来なくなるというが、継続しているとは稀なケースである。


ドラマ「陸王」
2025/04/16

NETFLIXで2017年のテレビドラマ「陸王」をやっていた。
家内と一緒に全10話、毎夜2話づつに決めて観た。
埼玉行田の足袋作り100年の老舗が個性的なランニングシューズ造りに命を懸けた会社の社長と社員と家族と選手の絡み合った艱難辛苦・七転八倒の物語で、ストーリーからして思わず応援してしまう。
途中で飽きて早送りすることもなく、また、なにより我々夫婦で好き嫌いが分かれる事も無く、最後まで観賞出来た事は素晴らしい。

テレビドラマは二度目に見ると、期待感が半減しているのでワクワク感が無いのだが、あれから7年経って見ても、十分どころか前回以上に楽しめたし、話のストーリーが良く、時間稼ぎの場面も少なく毎回これでもかという演出も素晴らしかった。出演者の持ち味も生かされていて、前回分からなかった場面も納得できた。
7年前の竹内涼真が瑞々しくて良い男と家内は大喜び。
ピエール瀧は日本国民を敵に回すような悪役で、よくぞ頑張ったものだ。そう言えば彼がコカインで捕まったのは、このトラマの悪役ぶりがいけなかったのか?
ビズリーチCMでおなじみの吉谷彩子も足袋屋の新人従業員で初々しさが光っていた。
阿川佐和子も元気なセリフが多くて楽しかったし、正司照枝も7年前の元気な姿が拝見できた。
高視聴率40%と言われるのVIVANTより面白かった。

当時、CMで有名な「うまい、うますぎる」が広まった、十万石まんじゅうはあの陸王のネーミングで一世を風靡した。「風が語り掛けます、うまい、うますぎる、十万石饅頭」。
饅頭はちょっとしか出なかったが、「陸王」のあの味は忘れない。

エレベーター工事
2025/04/15

当店入居のビルがエレベーター入替工事に入りました。
従いまして、全く利用が出来ません。
工事は今月27日まで続きます。

ただ、当店は幸いに3階ですので、どうか歩いていらっしゃってください。
よろしくお願い致します

通販リスト更新
2025/04/15

本日、4月15日 通販リストの更新いたしました。
よろしくお願いいたします。

大ニュース
2025/04/14

昨日、仕事から帰ると、家内が切羽詰まった様子で「大変な事件があったのよ!」と。

事件の内容は
「外で鳥たちがギャーギャーと大騒ぎしているので、庭を見ると、鷹のような顔をした鳥が、何かを押さえつけていたと。
最初はネズミでも捕まえてくれたかと思い、眺めると、茶色の小動物のようだが、羽が見える。これはピーちゃんが襲われたか、と必死になって庭に飛び出し、コラッ!と怒鳴ると、鳥も驚いたようで近くの木の枝に飛び乗った。
長い箒を拾い、振り回すと全員飛び去った。しかし、その上空をカラスも飛び回っていて怖かった」という事であった。

彼女の推測によると、ノスリと思うという事だが、その後落ち着いてネットを見るとチョウゲンボウの可能性も考えられる。
とにかく、被害に遭ったのがピーちゃんかと、安否を気遣っているのであった。

翌朝になって、庭のあたりを観察していたが、いつも朝くるキジバトのククルやヒヨドリのピーちゃんも、警戒してかやってこない。
どうなるのかと心配していたが、午後ようやく顔を見せたが、キジバトが番で来ていたのに、一羽で来ている。

2025/04/12

私はレコードもたくさん持っていたが、本もまた結構な数持っていた。
あちこちに本が散らばっているのを見かねた家内が家を改造し、3間 X 8段の本棚を作ってくれた。
詰めて見たら、かなり収まったが、そっくりそのままの量の本が余ってしまった。
それで、前後に本をびっしりと詰めて、ようやく収まった。

少し余った分はBOOK-OFFに売ったのだが、あまりに安いので、捨てた。
決心が要った。
それは紙を捨てるだけでなく、言葉を捨てることになるから。
だが、本の中には、私の思想と相容れないものもあるし、気に食わない本もある。
この歳になれば、気に食わない本まで、気を遣う事はあるまい。

義父の俳句の本もあって、今まで、俳句をやろうと思い、取ってあったが、それも徐々に捨てることにした。
仕事もあるし、レコード音楽ももっと突き詰めたいのだ。

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