HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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LOUIS SMITH "SMITHVILLE"
2020/07/21

LOUIS SMITH "SMITHVILLE" BLUE NOTE 1594 (USA)

私がジャズを聴き始めた頃、このアルバムは再発されておらず大変珍しく、ジャズ喫茶に行ってはリクエストするのだが体よく断られていた。それで自分で買ってコレクターになったようなものである。
当作品は1958年に発売されたのだが、ブルーノートの社長の意気込みも営業に結びつかなかったようで再発される事もなかった。寄道だが1975年にUAから再発されたコーティング無しの物がセカンド・プレスと言う事になる。17年という長い年がかかったのだ。
従って当時、アメリカから送られてくるメール・オーダーのオークション・リストにこのアルバムを見つけたら即ビットという流れなのだが、それでも入手までに相当長い年数が掛かった。
初めてこのアルバムを手に取った時、信号機の柱に白いコートを着てトランペットケースを抱え、寄り掛かっている彼の姿。SMITHVILLEと黒いスタンプ、LOUIS SMITHと楕円のオレンジ色の滲んだスタンプ、丸いBLUE NOTE1594という郵便のようなスタンプが押されたデザインに痺れた、あたかも梱包されたアメリカから送られてきたダンボールの宛先やPOSTスタンプが重なり、何とも言えないアメリカへの憧れが沸々と湧いてしまったのである。
あれから私は今も尚レコードに携わって生きている。
なんという事であろうか、しかし、それはオイトイテ。

彼は一作目HereComes(1584)でCannonball Adderleyとの共演、ブルーノートにおいてスタートを切ったものだが、その発売が58年の2月、そして当作品が6月という間髪を入れないリリース、余程の期待が伺える。
一方のCannonballはHereComesが2月で、次作のSomethin’ Else(1595)が5月と、こちらも間髪を入れないリリースで、両方ともブルーノート社長ライオンのお気に入りであった事がよく理解できる。
それが不思議な事に二人共、ブルーノートにはその後の作品はない。
ましてLouisにおいては70年代まで待たなければならない。言って見れば、彼にとって好きなジャズは生活もままならないと考えた事であろう。
スカラシップで高校、大学へと進んだ頭の良いLouisは実生活においても賢い青年であったのだろう、さっさと教育の場に戻ってしまった。

しかし、幾多のトランペッタ−達の才能を直に触れてきた社長のライオンに取って、わざわざトランジション・レーベルから頑張って買い取っただけに、無名なLouisに余程惚れ込んでいたものとみえる。
レナードフェザーの言葉を借りると、「5年前にはクリフォード・ブラウンのために、1956年にはリー・モーガンのために、それぞれの道を歩んできた男が、レコード針の下で別の発見をしたということは明らかだった」
という事であるらしい。上手いことを言う物であるアメリカの評論家は。

ハードバップのまさにストレートなジャズである。
バラードの扱いは一級品で、しかも、ジャズの憂いを余すこと無く伝えるテクニンックを持ち、ファンキーさもしっかり楽しめ、更にヴァンゲルダーの音は強く そして憂いを感じさせる。
ベースの力強さもブルンブルンと身体に響く音である。
ピアノのSonny Clarkのコロコロした音の運びはこれぞジャズと言いたい。
オリジナル盤の音でなければ決して感じる事の出来ない真髄である。
こんなジャズが50年代には聴けたんだなあ!

ツーブロック
2020/07/16

今朝のテレビのニュースが面白かった。
久しぶりに笑った。

都議会で、ある議員が高校の規則で「ツーブロックを禁止している理由は?」
と尋ねられた東京都教育委員長の答弁が、
「事故や事件に合うから!」。

いやいや、面白い。
エライ人がさ、高校生の髪型を規制したり、なんだか情けない。
恥ずかしいし仕事だな。
私は、人間が人間を規制したり管理したりする仕事には着かない方がいいと思っている。
そもそも人間は自由だ。
人間を管理して何が面白いか?
極力、自由は認めるべきだ。




アビガン不認可
2020/07/14

この度、アビガン(ファビピラビル)が認可されなかった。
それで、本当に効果が無いのかネットで探ってみたら、藤田医科大学の「特定臨床研究の最終報告」が出て来て、読んでみると報道と違うようだ。

まず、「通常投与群36名、遅延投与群33名で行った」とあり、「研究参加中に重症化または死亡した方はなかった」と。ここだけでも、効果はあったと見ても良さそう。
通常投与群とは1日目から内服し、遅延投与群とは6日目から内服の事である、と。
「6日目までのウイルス量対数値50%減少割合」は通常投与群で94.4%、遅延投与群で78.8%でした」と。
ならば、効果はあったと見て良い。
「37.5℃未満への解熱までの平均時間、は通常投与群で2.1日、遅延投与群で3.2日でした」と。
ならば効果はあった。
「通常投与群では遅延投与群に比べ6日までにウイルスの消失や解熱に至りやすい傾向が見られたものの、統計的有意差には達しませんでした」と。
これは我々国民の国語力で言えば、早く投与したか、遅く投与したかがそれほどの差が無いと言う意味である、効果が無かったという意味ではない。

そもそも、たった69名のデータ、それも早期投与か6日後の投与での違いであって、それに結論を出してしまった厚労省とマスコミは不認可という結論ありきであった、ちょっとおかしい話であった。
因みにロシアなどの他国においてはアビガン効果ありと見ているようだ。

このような切羽詰まった時に、いつも通りにのんびりと認可せずの判断を下しているのは、一体なにが理由なのか?
実はコロナなど放っておけばその内に免疫が出来て治る、少しくらい死んだって構わないと言うのが厚労省の考えなのかもしれない。恐ろしい国だ。
都などは検査体制を整えているから、検査数を更に増やすと言っているのだが、なぜか検査の数は増えた様子は無い。すなわち保健所は全く逆の事を考えているようだ。
保健所は市民の死は他人ごと、という噂もある。
何これ?

ゆず
2020/07/13

ここのところの大雨と風の影響で、我が家の庭に沢山のユズの子が落ちている。
拾い集めてみると、頭の部分がポコッと膨らんでいて、なんだかレモンのようでもある。

子供の内はレモンもユズも同じような形をしているが、それが成長と共に変化して行き、それぞれの種(シュ)の形に嵌って行くのだろう。
面白いものだ。




とうもろこしご飯
2020/07/12

今日の家の晩御飯は「とうもろこしご飯」。
それに野沢菜を乗せたものであった。

甘みも感じられて美味しいご飯であった。

ご飯は普通に2合、水加減も通常通り。
炊く時に米の上にトウモロコシ1本を乗せる、釜に一本が入らない場合は半分にポキンと折っていれるだけ。
炊き上がったら、トウモロコシを取りだし、包丁を使って実をもいでご飯に混ぜ合わせる。
塩少々。

簡単で美味しい ご飯の出来上がり。

今頃の季節は水ナスのミョウガ和えで、一杯やって、トウモロコシご飯に漬物だけで、一丁あがり。
食べ過ぎない年寄りのための、夕食に丁度良い塩梅。



久々に休む
2020/07/11

久々に休んだ。
従って、遣らなければならない家の仕事が沢山あって、今日の仕事を羅列したのである。
まずクルマの洗車ワックス、猫用品トイレや餌の買い出し、庭の草むしり、本棚の片付け。
まず洗車に行き、買出しをし帰りにコーヒー豆屋さんによって帰宅した所で、疲れがどっと出て一休み。ちょうど昼も過ぎた所だったので、スパゲティを茹でてペペロンチーノを作りサラダを作って、一杯やろうとビールを飲んだのがいけない。
食後、猫と一緒にソファに座ってテレビを付けたのが最後、気が付いたら夕方であった。
怠い身体を引き摺って起き出して、また酒と肴を頂いてしまい、そのまま一日終わった。
実に怠惰な一日であった。

ああ、勿体ない。
本当に勿体ない一日であった。
貴重な休みなのに。
小梅太夫のように、チックショー!

BIG JOHN PATTON “ALONG CAME JOHN”
2020/07/10

BIG JOHN PATTON “ALONG CAME JOHN” BLUE NOTE 4130 (USA)

青のモノクロ写真に白抜きのJOHN PATTONと書いたジャケットが、いかにもブル−ノートのジャケ写の良さである。

ブルーノート・レーベルも60年代に入ると、オルガンとギターを使ったソウル色の濃いジャズ路線が増えてくる、又一方でHerbie Hancock,Wayne Shorterなどを中心とした新主流派との二極化が進む。
当時、我々日本のファンにとっては圧倒的に新主流派のジャズを支持し、それをジャズと呼んでいたのである。
アメリカで人気のあったオルガンが演っているソウル・ジャズを、低次元のジャズとして我々は嫌っていた。
実はグラインドが効いた面白いジャズだったのだが、まあ、そこは趣味の違いだから仕方がない。
今になって聴くと、大変面白く、ノリノリで聴いてしまう。
元々リズム&ブルースが好きであった私なのだが、ジャズになると聴かなかったのが不思議である。
まあ音楽は宗教だから仕方ない事である。

ところで、演奏は彼のオルガン、グラント・グリーンのギター、ベン・ディクソンのドラムに加えて2テナーによるクインテット、という実にソウルな組み合わせである。
迫力のあるスピーカーで聴いたらさぞ気分が良さそうである。
1曲目のThe Silver Meter
ぐいぐい引っ張る機関車というか、それともクルマを運転していると言うのか、タイトルがシルバー・メーターというのだから、そのどちらかであろうか? それとも何のメーターであろうか?
とにかく、ソウルフルなテナーの音の間に、ベースの音が2小節づつちょちょっと入る。弦楽器のベースかと思ってしまったが、オルガンのベースであるが、その時の気持ち良さと言ったらない。
それで、日記にその気持ち良さを書かねばならぬと思ったのである。
リズム&ブルースならいざ知らず、こんなにドライブ感のあるジャズも珍しい。
テナーも「風天父ちゃん」ならぬHootin n Totin(Blue Note)でカッコ良いテナーを吹いたFred Jacksonがいるのも嬉しい。
ときどき、Big Johnのオルガンがピアノを聴いているような錯覚にとらわれるほど、歯切れの良いのも嬉しい。
という事はオルガン嫌いの日本のジャズファンにも聴いてもらえそうな気もするのだが、果たしてどんなものか?

いやいや、気持ちの良いジャズであった。
こういうジャズって、音楽って、実は必要なんだよな。

ブルックス・ブラザース
2020/07/08

アメリカ、トラッドの老舗ブランドのブルックス・ブラザーズが経営破綻。
今後、受け入れ先を探るという。
朝日新聞のニュースは「身売りを探る」といっていた。身売りとは随分残酷な言い方であるが、身売り等と言う表現を朝日が平気で使うんだね。
しかし、まあ事実はそういう事である。
それはオイトイテ
そう言えば、同じくアメリカの百貨店のバーニーズ・ニューヨークも破綻したらしい。

私も若い頃から、憧れだったブルックスやバーニーズなど、こういう高級路線の洋服関連のブランドが、あっさりコロナ騒ぎの中で消え去って行く事が信じがたい。
長く続いたアメリカを代表する高級ファッション・ブランドが消滅し、どこかに買われて行く。
ブランド名はきっと残すのであろう、しかし最早意味の無い話。
なんとも寂しいかぎりである。

僕はシティ・ボーイだからホントに寂しいのよ...

ステレオ・サウンド別冊
2020/07/07

ジャズ喫茶「ベイシー読本」

あるお客様が取り置きのレコードを受け取りたいといらっしゃった。
コロナの事とはいいながら「長らくご無沙汰いたしました」と、お土産を持ってきて下さった。
それがステレオ・サウンド別冊「ベイシー読本」。
彼の言うには、関係者必読であると。

有難く読ませていただいた。
その中で、必読と言わせる箇所がただ一つだけ見つかった。
それは

「その人の空想のレベルで決まるんですよ。オーディオは」

ここに尽きる。



人生相談
2020/07/06

朝11時からラジオで人生相談なる番組があって、クルマに乗っている時などよく聞く、最近はそれが私のお気に入り。
日替わりで回答者がいて、その解答が面白いというか感心させられたりしている。
それで気が付いたのだが、回答者が弁護士の時が面白くない。
弁護士は法律に則って、考える癖があるのだろう。
人生はいちいち法律ありきで考えないといけないのかとイラッとすることもある。
法律に無関係の仕事の方々の方が面白い。

だが更に考えてみると、そうではなくて法律の知識を必要とする相談事が、聞いていて面白くない事であった。
弁護士の先生が悪い訳ではなかった。

まあそういう事だなあ。

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