HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
DON BYAS “SAXOPHONE MOODS” | - 2025/09/20
- DON BYAS “SAXOPHONE MOODS” DIAL 216 (USA)
10inch LP
珍しいアルバム。 レーベルがダイアルと言うのも、レア度に拍車が掛って嬉しい。 1947年頃の録音である。
ドン・バイアスは中間派と呼べるテナー・サックス奏者である、なにしろ1912年生まれであるから、ビバップが出現した時には、既に全盛期であったのだから。 彼は30年代から演奏をしていたし、また、有能であったので、ベニー・モーテンなどニューオリンズ・スタイルから、ピート・ジョンソン、ホット・リップス・ペイジ等経験し、またカウント・ベイシー楽団でも働き、その後はチャーリー・クリスチャン、セロニアス・モンク等とも共演している。40年代中頃からはSAVOYはじめ当時の幾多のジャズ・レーベルで録音を重ね、45年頃には「Laura(ローラ)」が大ヒットし、その名を広めた。 その後は、ビバップの演奏にも参加している。 ローラは当アルバムでも聴く事が出来る。
その後、理由は分からないが、パリへ移住し、Swing、Blue starレーベル等に多くの録音を残した。 面白いことにスペイン・バルセロナにも移住し、噂によるとテテ・モントリウに影響を与えたとされている。 彼のテナーのサウンドは格別なものがあって、今も尚、これ程の豪快でソフトでバラードを聴かせる、素敵なサウンドの人はいない。 彼が日本で有名にならなかったのは、アメリカにいなかったせいでもある。 何しろ、ヨーロッパに行ったジャズメンは、アメリカでダメなヤツと昔の評論家は言っていたのであるから。 良いレコードである そうそう、彼のサックスは特別な作りで、ネックのオクターブキーの所が「蛇」の彫刻で面白い形をしているのだが、以前はネットで見つかったが、今回探したが見つける事は出来なかった。
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CHARLES MOFFETT “MOFFETT FAMILY Vol.1” | - 2025/09/19
- CHARLES MOFFETT “MOFFETT FAMILY Vol.1” MOFFETT LRS-RT-6142 (USA)
ちょっと珍しいアルバム。 チャールス・モフェットは、その名前を聞いただけではピンとこないが、経歴を聴けば「ああそうか」と納得するはず。
彼は初期のフリージャズのドラマーとして活躍している。なにしろオーネット・コールマンと同じ高校であったので、プリンス・ラシャ等とバンドを組んだ。凄いよね。天才はある時、固まって出現すると思うのである。 仕事としては、65年のコルトレーンのアルバム「Four for Trane(Impulse)」に参加している。 この時期に、オーネットとデヴィット・アイゼンソンとトリオを組んで仕事もしている。 オーネットがまだ評価が定まっていない時に、共に音楽活動を支えていた。 当時、モフェットはニューヨークの高校・音楽学校などで教鞭も取っている。実はこの教師の仕事がこのアルバムに役立っているのである。
当アルバムはモフェット・ファミリーとなっているので、メンバーを書き出す。 Charles Moffett (d) Charnett Moffett(b,trp) この名前はオーネットとチャールスを併せた。 Charles Moffett Jr (As,Ts) Codaryl Moffett(Per) Mondre Moffett(trp,flugel,Bariton) Patrik McCarthy(b) と言うメンバーだが5人が家族である。曲も彼らのオリジナル曲である。 まだ子供達であるが、なかなかどうして立派な演奏である。ノリも素晴らしい。 聴いていて気持ちが良い。 流石に父親が先生だけあって、見事なものである。 音楽はややフリー寄りであるが、ソウルフルで、ノリノリのリズムがあって、トップクラスのブラックジャズなのである。 当時、新譜で某店の壁に飾られたので、私は即買いをしたが、ジャケから滲み出るブラックの雰囲気から間違い無いと確信したのである。 そしてタイトルがVol.1となっているので、2番目を待ったがついに発売されなかった。
(売れてしまいました)
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おい、こら | - 2025/09/18
- 今は昔、昭和40年、私が東京に出て来た頃。
テレビで盛んに東北弁と鹿児島弁がからかいの対象であったが、東北弁は面白可笑しくされていて、吉永小百合が映画で東北出身の役をやったりして、意外に悪くは思われていなかったのだが、鹿児島弁は嫌われていた。 お婆さんたちに訊いた話である。 上野の西郷さんの銅像を有難がるのは、田舎の人か鹿児島から来た人だけだと怒っていた。とにかく鹿児島嫌いは徹底していたと思う。 なぜなら、戦前は、明治維新からだが、警察官は鹿児島出身、要は鹿児島の百姓出身の乱暴な兵隊であって、人を見ると「おい、こら」と威張っていた。 それが暴力的で市民から嫌われていたという。 明治維新から戦前は、それは、それは、都民のみならず国民が苦労したのだ。 それが、名残はあって、ヤンキーが警察の事を「マッポ」というが、それは「薩摩ッポ」からきたのだとか。 古い話だなあ。
しかしだ、薩摩兵は乱暴で、会津に責め入った時は、武士同士の戦ではなく、農民・町民にもあらん限りの狼藉を働き、土地は耕せなくなり、女は犯し殺され、子供も殺されたというから、日本人としての扱いは無かったらしい。 長州兵も更に酷かったと。 私は福島の人から、薩長土肥の悪行と恨みをさんざん聞かされた。 長州の知事(?)がもう100年経ったのだからと言ったら、会津の知事はたった120年、と跳ね返した、とかいう話もある。 そんな流れを組む旧日本軍もまともでは無かった事は間違いない。
たしかに、私が若い頃はまだ「おいこら」は生きていた。 だが、もう忘れたいね
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職業の貴賤 | - 2025/09/17
- 職業に貴賤は無い、と言うけれど。
他人に迷惑メールを送ったり、電話掛けたりしている人の職業は「賤」に入る。 恥ずかしくないのかね?
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セブンイレブン | - 2025/09/16
- 最近、セブンで「栗まんじゅう」売ってない。
どうしたんだろう。
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通販リスト更新 | - 2025/09/15
- 通販リスト更新いたしました。
よろしくお願いいたします。
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愛子様天皇待望論 | - 2025/09/14
- 愛子様を天皇にしたい意見が国民の間で、どんどん膨らみ、今や9割に達するようだ。
そもそも皇室典範なるものがあって、男系天皇と決められているようだが、社会が思っていることは、男だけが後継者とする考えは、憲法違反ではないかと。
確かに、男女平等を謳っているなら女子でも良いではないか。 天皇家を頑なに男で守ろうとするのは、国民は決して好ましいと考えていない。 天皇の子供が女の子ならそれでも良いではないか?
今回の、愛子様天皇待望論が敗れた時、天皇不要論が育って来るのではないかと、私は心配する。
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昨日の事 | - 2025/09/13
- 新宿の店の近く、路地裏で、今だに早稲田の学生と言われるグループが酒を買い込んで、街飲み大会。
ゴミは散らかすし、なにより不気味。
以前よりビルの管理者より注意を受けているのに、平気らしい。 こんな学生を就職で取るのかね?
世も末だ。
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ガソリン代 | - 2025/09/13
- 今年の夏の暑さは尋常ではなかった。
車の運転をすると、その間中、エアコンもずっと最大で運転している。 隣の話声が聞こえないほど。
心配していた通り、あっと言う間に、ガソリンが減る。 しょっちゅうスタンドに行かなくてはならない。 これほどの事は今まで、無かった。 エアコンが壊れそう。
オマケに、エアコンの風で目が乾く。 良い事はひとつもない
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けなす事 | - 2025/09/12
- 私はジャズの作品をケナす事はしない。
折角 作品として作り上げたレコードなりCDなり、音楽家が一生懸命にやった結果である。 それを他人が、自分の好みに合わないからとケチを付ける必要があろうか。 ジャズマニアの多くは、いや音楽ファンの多くも、そうは思っていない。 それは、日本のジャズ評論家或いは音楽評論家と言われた人達の文章に影響された物である。 そうしなければならないと言う信者の思い込みである。
私は上品ぶらず、思い上がらず、作品を楽しみ、作品から良い点を聞き出す。 そうすると聴いていて楽しい。 音楽家の心が伝わる。 大切な事だと思うのである
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