HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
フルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲5番 メロディア | - 2025/04/18
- Wilhelm Furtwangler “Beethoven Symphoniy No.5” Melodiya D-05800 (ソ連)
またもやクラシックの幻の名盤の入荷。 戦時中のフルトヴェングラー指揮のベートーヴェン交響曲のいくつかは、終戦当時、侵入してきたソ連軍によって録音記録を接収され、ソ連に持ち去られてしまった。 それを、10年程後になって、30センチLPにしたものが時々発見されるようになった。 同様の「第9」などは相当な高額盤である。
今回の5番(運命)は1943年6月の演奏。 ラベルは灯台(トーチ)水色、番号D-05800/5801 5289-56となっている。 すなわち56年のプレスを表しているのだが、実際、当時のソ連は計画経済なので、56年と言う事は56年から61年までを指している。 プレス工場は国内に数か所あり、ラベルもクリーム色であったりするので、非常に断定する事は困難である。 従って、必ずしも絶対とは言えないが、このラベルは相当古く、限りなく56年に近い。
一度、9番が入荷した事があるが、9番の方が人気は高いので、私も今後二度と見る事はないと思った。 今回の5番も同様に大珍品である。 私も一生の内に2度は見ないかもしれない。
基本的にソ連盤は盤のみであり、ジャケットは大概共通ジャケである。今回のも共通ジャケである。 音質は、オリジナルだけあって相当良好である。 何しろ43年当時の録音盤からの、盤起こしである。大変な努力であったろう。
ドイツ倒伏時に、フルトヴェングラーの脱出はまるで映画のスリリングの場面のようであったという。 そんな中で、演奏が行われ、脱出し、残った録音盤はソ連に接収と、息を飲むほどの危険の中で行われていた。 歴史マニアに取っても、音楽マニアにとってもレコードを巡る出来事としても貴重な作品である。
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DJ | - 2025/04/17
- ジャズのレコードを地域の人たちに聴かせたりしている横浜の友人がいる。
話をしていたら、すでに100回になったという。 大したものである。
リクエストがあったり、ジャズは面白くないと不平があったり、はたまたクラシックを掛けてといわれたり、様々な要望に応えてきた。彼がジャズのみならず、ポップス、クラシック、J-POPS、歌謡曲など広いジャンルの音楽に造詣が深い事もあるが、10年以上の長きにわたり、イベントを続けてきた事に敬意を表する。
興味の無い人にジャズを聴かせると、2・3回でだれも来なくなるというが、継続しているとは稀なケースである。
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ドラマ「陸王」 | - 2025/04/16
- NETFLIXで2017年のテレビドラマ「陸王」をやっていた。
家内と一緒に全10話、毎夜2話づつに決めて観た。 埼玉行田の足袋作り100年の老舗が個性的なランニングシューズ造りに命を懸けた会社の社長と社員と家族と選手の絡み合った艱難辛苦・七転八倒の物語で、ストーリーからして思わず応援してしまう。 途中で飽きて早送りすることもなく、また、なにより我々夫婦で好き嫌いが分かれる事も無く、最後まで観賞出来た事は素晴らしい。
テレビドラマは二度目に見ると、期待感が半減しているのでワクワク感が無いのだが、あれから7年経って見ても、十分どころか前回以上に楽しめたし、話のストーリーが良く、時間稼ぎの場面も少なく毎回これでもかという演出も素晴らしかった。出演者の持ち味も生かされていて、前回分からなかった場面も納得できた。 7年前の竹内涼真が瑞々しくて良い男と家内は大喜び。 ピエール瀧は日本国民を敵に回すような悪役で、よくぞ頑張ったものだ。そう言えば彼がコカインで捕まったのは、このトラマの悪役ぶりがいけなかったのか? ビズリーチCMでおなじみの吉谷彩子も足袋屋の新人従業員で初々しさが光っていた。 阿川佐和子も元気なセリフが多くて楽しかったし、正司照枝も7年前の元気な姿が拝見できた。 高視聴率40%と言われるのVIVANTより面白かった。
当時、CMで有名な「うまい、うますぎる」が広まった、十万石まんじゅうはあの陸王のネーミングで一世を風靡した。「風が語り掛けます、うまい、うますぎる、十万石饅頭」。 饅頭はちょっとしか出なかったが、「陸王」のあの味は忘れない。
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エレベーター工事 | - 2025/04/15
- 当店入居のビルがエレベーター入替工事に入りました。
従いまして、全く利用が出来ません。 工事は今月27日まで続きます。
ただ、当店は幸いに3階ですので、どうか歩いていらっしゃってください。 よろしくお願い致します
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通販リスト更新 | - 2025/04/15
- 本日、4月15日 通販リストの更新いたしました。
よろしくお願いいたします。
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大ニュース | - 2025/04/14
- 昨日、仕事から帰ると、家内が切羽詰まった様子で「大変な事件があったのよ!」と。
事件の内容は 「外で鳥たちがギャーギャーと大騒ぎしているので、庭を見ると、鷹のような顔をした鳥が、何かを押さえつけていたと。 最初はネズミでも捕まえてくれたかと思い、眺めると、茶色の小動物のようだが、羽が見える。これはピーちゃんが襲われたか、と必死になって庭に飛び出し、コラッ!と怒鳴ると、鳥も驚いたようで近くの木の枝に飛び乗った。 長い箒を拾い、振り回すと全員飛び去った。しかし、その上空をカラスも飛び回っていて怖かった」という事であった。
彼女の推測によると、ノスリと思うという事だが、その後落ち着いてネットを見るとチョウゲンボウの可能性も考えられる。 とにかく、被害に遭ったのがピーちゃんかと、安否を気遣っているのであった。
翌朝になって、庭のあたりを観察していたが、いつも朝くるキジバトのククルやヒヨドリのピーちゃんも、警戒してかやってこない。 どうなるのかと心配していたが、午後ようやく顔を見せたが、キジバトが番で来ていたのに、一羽で来ている。
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本 | - 2025/04/12
- 私はレコードもたくさん持っていたが、本もまた結構な数持っていた。
あちこちに本が散らばっているのを見かねた家内が家を改造し、3間 X 8段の本棚を作ってくれた。 詰めて見たら、かなり収まったが、そっくりそのままの量の本が余ってしまった。 それで、前後に本をびっしりと詰めて、ようやく収まった。
少し余った分はBOOK-OFFに売ったのだが、あまりに安いので、捨てた。 決心が要った。 それは紙を捨てるだけでなく、言葉を捨てることになるから。 だが、本の中には、私の思想と相容れないものもあるし、気に食わない本もある。 この歳になれば、気に食わない本まで、気を遣う事はあるまい。
義父の俳句の本もあって、今まで、俳句をやろうと思い、取ってあったが、それも徐々に捨てることにした。 仕事もあるし、レコード音楽ももっと突き詰めたいのだ。
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看病というか、いや、介護か.... | - 2025/04/11
- 家内の骨折は2か月経ったが今だ、完治せず、私としてはもどかしいのだが、本人は前向きに、超音波治療など毎日せっせと治療に通っている。
食事は海藻類と納豆などねばねばした物が良いと聞いて試している。
毎日の掃除・洗濯・食事は大変な仕事で非常に疲れる、だが、それだからこそ、それを今まで毎日やってくれていた彼女に改めて感謝してしまう。 一言で「家事」という言葉で軽く片付けるけど、会社の仕事の方が遥かに楽である。
何しろお陰様で私の体重が減って来たし、腹囲が2センチ小さくなったのだ。
私としてはちょっと疲れてきたのだが、彼女は今までの生活で、今が一番楽だと、ずっとこのままでも良いと言っている。 それはそうであろう。
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パスモ | - 2025/04/10
- 地下鉄に乗ろうと思ったら、PASMOを忘れた。
今は、外人が切符売り場に群がっていて、こちらも年寄りで切符を買うのに小銭を探したり時間がかかる。
パスモ、交通カードと言うんだっけ? これほど生活に入り込んでくるとは思わなかった。 PAYPAYなども、コンビニでもカフェでもカード支払いが当たり前。
現金持たない時代になって来た。 先日も、当店に来られたお客が財布忘れてpaypayしかないけど大丈夫?と聞かれたが生憎当店はやっていない。 まるでTVコマーシャルのような状態になってしまったよ。
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A cottage for sale | - 2025/04/09
- 昼間、暇だったので家内に何か聴きたいレコードはないかと尋ねた。
「コテージ・フォー・セール」の歌が聴きたいというので、ボーカルの棚からCarol Sloane(キャロル・スローン)のSubway Tokenのレコードを探して掛けた。
レコードは一曲だとすぐに聴き終わってしまうので、つぎに同じ曲を演奏しているピアノ・トリオの、Dodo Marmarosa(ドド・マーマロサ)のDodo's Back を聴いた。
「A cottage for sale」 を演奏したらこの二人の演奏が、最も素敵だと思う、我が家で、最も気に入ったジャズボーカルとピアノのそれぞれの演奏。
どちらも風情があって、そのまま荒れ果てた庭の情景が目の前に浮かぶ。 見事だねー。
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