HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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更新のお知らせ
2026/01/24

お世話になっております。
明日の一月二十五日(日)に商品リストを更新予定です。
よろしくお願い致します。

McIntoshのアンプのこと。
2026/01/20

マッキンのアンプは過去の高級機である、しかし、1950年代から今に続く、圧倒的なオーディオ機器の会社である。

オーディオの世界は元々、ガレージメーカーが多く個人の資質によるところが大きく、企業として次世代に伝えていく事は困難であり、いつまでもチャンピョンでいられるはずもない。歴史というものはそういうものである。
しかし、「腐っても鯛」、その歴史とオーディオ界に果たした役割を思えば、それは圧倒的に偉大な企業であった。

会社は1949年創立で社員わずか10人であった。創立者はMcIntoshさんであるが、間もなく入ったGordon J. Gowさんの力によって同社のアンプは著しい進歩を遂げ、それに追随する多くの企業の指標となった。
早い話、日本のアンプはすべてマッキンとマランツのコピーである、と言っても過言ではない。
ガウさんは超マニアで科学者であったのだが、その仕事の進み具合も圧倒的であった。
当時として、非常に優秀な「ひずみ」の低減を成し遂げ、社内一貫生産で優秀なトランスを作り出したが、パラレルの巻き線は驚きの技術であった。
以来マッキンのトランスは私もそうだが、多くのマニアの憧れとなった。

初期のアンプから、ひたすら開発し続け、C4やC8といったプリアンプの発表、すぐにシャーシーにメッキを施したC30やMC60のパワーアンプを世に出した。60年に入るとMC240や更にパワーを上げたのMC275を発表し、すぐに、夜の空港の光のイメージからC-22という永遠のデザインのプリアンプを発表するのである。
それに安心する暇もなく、60年代終わりにはトランジスターアンプを出し、すぐにICのアンプも発表する。
89年に亡くなるまで常に最新のアンプを世に出したのである。

高度成長期、JBLとマッキンは憧れのシステムであり、増えた小遣いを当てにし、オーディオ・マニアの多くが月賦払いで購入し満足したのである。贅沢じゃのお。
日本の、JBLとマッキンの販売数の多さは欧米でも有名で、私が買い付けでヨーロッパに行った時、現地の何人かのマニアに聴いた話でも、日本のマニアに対する驚きと憧れであったと言われ、その話に私の方が驚いた。

個人的には、ガウさんが生きていた時代のアンプがマッキンの音であって、その後は違う会社の音であると、思っている。同社異音!
企業といえども牽引する「人物の音」になるのは当たり前である。

しかし、思えば私も,プリアンプはC-4, C-8, C-11, C-22, C26,C28,C-29と使い、パワーアンプはMC-30, MC-240,MC-275, MC-2105,MC-2555と、真空管、トランジスター、ICと使って来たのだが、それぞれが魅力的であった。
特に、今でも私はアルテック・スピーカーとマッキンの真空管の音が好きで、手放すことが出来ない。
かつてウエスタンのスピーカー等購入の誘いもあったがウエスタンには行かなかった、なぜなら、家庭のリビング・ルームで聴くのが私の趣味なのであって、オーディオ・スタジオ仕様のものは好みで無かったのである。
まあ、言ってみればアルテック、JBL、マッキン、マランツの辺りの機器で妻と一緒に聴くのが好みであった。
アンプもいくつか、歳と共にに手放してしまったが、何セットかは持っている。しかし果たしていつまで楽しめるのであろうか。


マッキンのアンプの魅力について、70年代のステレオ・サウンドの記事の記憶があって記したのであるが、今、ネットを見ていたら、なぜか、菅野沖彦の、その記事があって驚いた。
当時のオーディオの一関係者としてマッキントッシュへの尊敬と愛情のある立派な記事である。
好きな人は是非読んでいただきたい。

http://audiosharing.com/review/?p=1457

BUDDY De FRANCO “COOKING THE BLUES”
2026/01/16

BUDDY De FRANCO “COOKING THE BLUES” VERVE MGV8221 (USA)

盤は勿論のこと、ジャケットも非常に綺麗なモノ盤が入荷し、私は非常に嬉しい。
ジャケットも人気があるのでちょっと記すと。
ガラスの中にオモチャのソプラノ・サックスが入れられ、その向こう側に美女がいるという可愛らしい構図が、マニアに大いにウケたのである。

クラリネットはスイング・ジャズの時代では花形楽器であったが、BE-BOP以降ほぼ絶滅する。
メリハリが聞いて、リズムも強調され、元気でスピードが重視される演奏が持て囃されるようになると、クラリネットはジャズから無くなったのであるが、その中でクラリネット奏者といえば、ペリー・ロビンソンとロルフ・キューンとバディ・デフランコくらいしか思い浮かばない。たった3人。
時の流れは、実に残酷である。
しかし、しかしだ、そんな状況下、デフランコはクラリネットの楽器を愛し、懸命に演奏に努めたのである。
ロルフ・キューンはベニー・グッドマンと一緒に演奏していたので初期はモダン・ジャズとは言えない部分はあるのだが、デフランコはBE-BOPPからの根っからのモダン奏者である。

演奏は、モダンでありながら風情は圧倒的に良い。
さらに、ピアノがソニー・クラークで彼が24・5歳の時であったか、それほどハードバップのバリバリした感じはない、淡々とした様子でもあり、何より数曲オルガンを弾いているのだが、なかなかの腕前である。
ジャケットから漂う雰囲気も相俟って、素敵な演奏である。いい感じ!

かつて、このアルバムは別名「金魚鉢」と呼ばれ、もう一枚の「頬杖」と呼ばれた同時期の名盤「Sweet and lovely」の美女ジャケと併せ,コレクターに取ってマスト・コレクションの対象であった。
どちらも55年ころの録音で、どちらもトリオにタル・ファーロウを加えたクインテットとなっている。
タル・ファーロウは正確で落ち着いた演奏を聴かせてくれる。

クラリネットは、ジャズにおいてもスイング・スタイルのおっとりしたイメージが付きまとい、もっと言えば、私などにはチンドン屋というのかジンタというのか、あの侘しい音色のイメージが大きくて、「♪空にさえずる、鳥の声......」と耳の中でなってしまう。そのイメージは一生消えないだろうか?
最期にきて、休題閑話

末永く聴くことが出来る大人の良い演奏である。

通販リスト更新
2026/01/15

本日一月十五日(木)に本年度、最初の通販リスト更新いたしました。
よろしくお願いいたします。

世界にない、ギャンブル王国。
2026/01/09

日本は世界にない、ギャンブル王国。
街中にパチンコ屋はあり、テレビでは競艇、競馬、競輪のCMが有名人を使って流されるのだが、こんな放映が許されるのが、私は不思議でならない。
ギャンブル、賭け事。
年末にはドラマで、ザ・ロイヤルファミリーが放映され、多分有馬記念にぶつけたなあと思ったら、案の定、有馬記念の馬券の売上げは前年比約3割を超え、713億円と対前年を大幅に超えた。
一方、競艇のCMの多さは激しく、有名俳優がこれどもかと出演する。これも売り上げの増加は想像できるが、、2024年度総売上2兆5000億円、2025年度は2兆6,000億円と、かつての汚らしいおやじたちの客層だったのが、一挙に変化し、売り上げは過去最高記録を更新中。
しかし。笹野高史さんまで出演しているのには驚いた。

しかしだ、こんなにギャンブル天国で良いのか、公共の電波でギャンブルを奨励してよいのか?
テレビでもパチンコ番組など普通にあるので、別にどうという事もないが、日本ほどギャンブルを宣伝し、賭け事に誘う国も珍しい。
きっと日本人のマナーや良心を亡くしたいのだろうね。

それで不思議なのは、横浜市でカジノ建設を訴えたら、市民が大騒ぎで、結局潰されたが、あれは朝鮮系のパチンコ屋の差し金と、その流れのマスコミの行為だったようだ、と噂になった。
そうでなければ、競艇の宣伝に怒るはずだもの。
まあ、そんなものかもしれない。

Netflix映画「TOGO」で、あれこれ
2026/01/08

年始にNetflixで見た映画「TOGO」。
1925年アラスカのノームでジフテルアの流行があり、血清が必要となったが楽観していたフェアバンクスから飛行機輸送が激しいブリザードで中止され、フェアバンクスの近隣のニナナから1000キロ以上離れたノームまで、犬ゾリで運ぶという物語。
主人公の親父が、感動の戦争映画プラトーンのエリアス軍曹と言えば、頷く人もいるはず。この老兵ともいえる渋いおやじである。
動物好きにはたまらない話であるが、映画の中で、まずトーゴーという名前は偉大なる将軍にあやかったという会話があって、「はー?東郷元帥じゃないか」と心は弾む。

グレート東郷といえば、1905年日露戦争・日本海海戦でバルチック艦隊を撃破、世界の予想を大きく裏切り、ロシア側38隻中20隻沈没、拿捕5隻、戦死者約5,000名、捕虜6000名しかも敵の指揮官も捕虜とする珍事。一方の日本側の被害は沈没は雷艇3隻、戦死者117名という、圧倒的勝利。
近代海戦史上あり得ない最高の海戦であった、その東郷平八郎はグレートトーゴーと呼ばれ、一躍名を馳せ、欧米諸国に支配されていたトルコはじめアジアなど多くの国の国民が溜飲を下げ、結果、有色人種の独立機運にもなったのである。その東郷の名前が遠くアラスカにまで伝わっていようとは思わなかった。だが、ウラジオストックからノームの方が距離は近いなあ。
休題閑話。横道が長くていけない。

ところで、この映画のトーゴーと飼い主レナード・セパラは、ネイティブから海水の氷の不安定さを指摘・反対されながら、氷の湾をショートカットするのだが、案の定、氷は割れその中を勇敢に走る。
ふと、このシーンから思い出す、シーンがある。
それは、日本の冒険家・植村直己の北極横断を描いた、飯森広一の漫画「ああ北極の犬たちよ」を思い出す。
彼もまた、海水の氷を甘く見て犬たちの拒否も聞かず突っ走り、海に投げ出されるという失敗をする。
そんな話が重なって、私は改めて、植村の冒険心と飯森広一の漫画の素晴らしさに感動したのである。
再び、休題閑話。

おもしろい映画だった。
ディズニーの映画作りは丁寧でうまいねー。

ベルリンの日野皓正
2026/01/05

白木秀雄“SAKURA・SAKURA”SABA (Germany)
本日入荷のアルバムは、なんと日野皓正がリーダーで、帯には大きな文字で「ベルリンの日野皓正」となっていて、ジャケ写は日野の演奏中の写真が使われているではないか。
私は非常に怒っている!何しろ、このアルバムのリーダーは白木秀雄なのであるから。
このアルバムを日本で再発したのは内ジャケには1970年9月となっているが、まだ白木は生きている。
しかし、ひどい仕打ちだなあ、寝コロンビア、いや日本コロムビア!
申し訳程度に、裏ジャケにドイツのオリジナル盤の写真を使ってお茶を濁したのか?
音楽ビジネスの世界は恐ろしいもので、ちょっと落ち目になると、自分の作品も他人の作品になる。売るためとは言え、会社も会社で、あからさま過ぎる。
私としては、これほど腹立たしいアルバムも無い。
しかし、これほど気に入っている内容のアルバムも無い。
原盤の方には、白木クインテット+ 3 koto Girls(3琴ガールズ)となっているのが微笑ましい。
これは65年、ベルリン・ジャズ・フェスティバルに出演した時の日本代表として招待されたもので、白木と日野皓正、村岡健、世良譲、栗田八郎と琴3人というまことに日本的な編成となっている。

この頃、ベーレントはワールド・ミュージックとジャズの融合という企画を行っていて、この日本とジャズの他、インドネシア、インド、アラブ、スペイン、アフリカなど新しいジャズの方向性を探っていた。
その作品はどれも非常に斬新であり、高い芸術性を保った素晴らしい演奏ばかりであるが、ハイセンスな油井正一とベーレント2人の推薦を受けた、この日本人グループがナンバーワンの評価であった。

エア・インディアの飛行機をバックにした空港の記念撮影の方はドイツ原盤のジャケ写であるが、当時の日本人としては華々しい活躍を暗示した良いジャケットである。日本航空でなくともいいや。

2000年前後、クラブ・ジャズ・ブームでこの白木の「祭りの幻想」1曲が、ヨーロッパで大人気となり、やっと日本でも日の目を見たと言うべきか、このレコードの価格が急騰した。
それから白木人気が広がり、今の日本ジャズ・ブームに広がったと言っても過言ではない。
今でも、現地の人たちに、「MATSURI NO GENSO」とはどういう意味だ?と聞かれることがあるが、実は私はこの意味を訳せないので、適当に「祭りが懐かしい」って事かも?と濁している。

ところで、この作品に参加した琴の3人。
今更であるが、白根きぬ子、野坂恵子、宮本幸子の三人はその筋の方に聞いた所、とんでもない立派な方々であった。
あの当時、ジャズとの演奏を要請された時、琴の協会では、演奏も立派で、他のジャンルとも渡り合えて、なおかつ将来性のある3人を選んだのだと、私も感心した次第である。
確かに琴の演奏も素晴らしく、日本を背負った、いかに気合の入った作品かと思いが伝わるのである。

本年もよろしくお願い致します。
2026/01/04

本日から営業開始いたしました。
本年もよろしくお願い致します。


ここのところ当店も、年末年始休暇をいただいているのだが、かつて、つい8年ほど前までは、31日の夜はオールナイトでやっていたのである。
しかし私も寄る年波には逆らえず、また仕入部長も今は子供が二人、年末の深夜に家を空けるわけにも行かない。
店を取り巻く環境も時代も変わってしまったのである。

ここ新宿も20年ほど前までは、店主もお客も若くて元気があり、どこでもオールナトであったと、近隣の店主に聴いたことがある。お客もあっちこっちでお酒を頂き楽しかったという。
レコード・マニアの良い時代であった。

そんな事を思い出しながら、店を開けた店主であった。

謹賀新年
2026/01/01

あけまして
   おめでとうございます。

本年もよろしくお願い申し上げます。

本年もありがとうございました
2025/12/30

本日が2025年の最終営業日となります。
本年もたくさんの素晴らしい音楽を共有して頂き感謝の念が尽きません。
来年も何卒よろしくお願い致します。新年四日からの営業となります。

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