HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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サルスベリが満開でロマンチック
2022/08/21

百日紅が満開になって、ちょっとロマンチックな気分で日記を書いたら、こんなんなった。


今年もサルスベリが満開です
この辺りは、昔は庭にあまりサルスベリなど植えている家も少なかったのですが、最近は 流行っているかのように あちこちの家に植わっています。もう珍しい花でもありませんが、八月は庭木の花の少ない時期なので、植木の好きな人に好まれるのでしょう。
でも、幹の太さ、花の房の大きさ、淡いピンクの色は珍しく、枝垂れた花は、我が家の自慢になっているのです。

この間も 近所のおばさんが この街の名物だとお世辞を言ってくれました。
嬉しくて お茶を飲みに来てって言ってしまいました。

と言うわけで 我が家の住所は 青葉区サルスベリ町1丁目1番地と言います。
もっとも、わずか200平方メートルだけの町なのです。
小さくとも、以前は猫1匹とキジバト1羽だけの動物園もありました。残念ながら動物園は閉園になってしまいましたが、気が向いた時だけ開店するジャズ喫茶は今も細々と続いています。
どうぞ いらして下さい。

映画「The Babe」
2022/08/19

NHK・BSでベイブ・ルースの伝記映画をやっていた。
しかし、才能と言うものは人によって大変に異なるもので、しかも、突出した人もいるものだとつくづく感じた。
毎日、正に酒とバラの日々であって、ほとんど寝ずに遊び歩きそれで結果を出す人間もいる。
それも20年間に及ぶ現役選手であったのだから。

ベイブ・ルースは、当時のレコードプレイヤー=要するに78回転SPなのだが、回っている盤のタイトルや演奏家の文字が読めたという。
我々は33回転の文字も読めるか読めないかという鈍才なのだから、その才能には「恐れ入り谷の鬼子母神」である。

私が言いたかったのは、それだけ。









仕事帰りのカーラジオ
2022/08/16

夜の仕事の帰り、9時頃、私は車に乗るとラジオをつける。
大概は、1422ラジオ日本の音楽番組である、毎日ではないが好きな番組が掛かる、おっとりとした感じのDJが次々と曲を紹介して行く。
色々な音楽ジャンルがあって、最近めったに掛からなくなった映画音楽もあれば、時にはジャズのスタンダード曲も流れる。

今日、聴いていて思ったのだが、有名歌手、例えばエラ・フィッツジェラルド、ビリー・ホリデー等という人達には、一音聴いただけで何故か、気持ちがグッとつかまれるのである。
ヘレン・メリル、クリス・コナー、サラ・ボーン、等も勿論そういうミュージシャンである。
不思議である。
私が今「一音」と言ったのだが、だがその感じの伝わり方はそれぞれ微妙に異なる。
ハッとする、いきなりハイになる、悲しさにグッと来る、強くなる、等々の私の気持ちが揺れるのである。

そういう人たちは、どうしようもなく、人並み外れたところがあるらしい。
超能力者でもあるらしい。

お盆なので
2022/08/13

今夜は盆なので玄関の前で 家内と二人、迎え火を焚いた。
この家は元々、彼女の父親が買って住んでいた土地で、彼女の両親の終の棲家となった土地でもある。
そこに我らは住んでいるわけでもあり、当然、お父様、お母様、「どうか、お帰り下さい」。とお願いをするのだが、途中から、私は「ブルちゃん、きっと帰って来てね」とお願いしていました。
去年は、迎え火を炊く時に黒猫のブルも私たちと並んで一緒に敷石に座って、じっと火を見つめていたブルの姿を思い出されてしまった。
なぜか家内が思い出したように「去年はここにブルもいたね」と言うので、「そうだねぇ」と返事をしながら言いようも無く、悲しくなってしまった。
私たちに強く、思わせたのだから、きっと ここまで来てくれたのでしょうか。

そういえば、棚にお盆の飾りをしたのだが、ふと気が付くとブルの写真しか飾っていなかった。
気が付いた家内が、慌てて両親の写真を探して飾ったのである。
何という不信心な。

フィールド・オブ・ドリームス
2022/08/12

あの素敵な映画、フィールド・オブ・ドリームス

アイオワ州にある、映画「フィールド・オブ・ドリームス」で作られた球場が、そのまま土地のオーナーによって残されていて、そこでメジャーリーグの正式試合が行われたようだ。
試合はフィールド・オブ・ドリームス・ゲームと名付けられていて、今年はシカゴ・カブスとシンシナティ・レッズの試合が行われ、鈴木誠也選手が活躍し勝利に貢献した。
彼にとって、アメリカに行った大きな意味もあった事であろう。
人生の後から、誇らしい良い思い出となってくるであろう。

映画のようにトウモロコシの間から選手が登場したらしい。
いいねえ。

エノコログサ
2022/08/11

朝、川っぷちを散歩していると耕作放棄地であろう畑の一面にエノコログサ。
なかなかの良い眺めである。
一面に咲いたエノコログサの穂が風になびいている。

エノコログサは別名、いや通称「猫じゃらし」である。

以前はどこの家の庭にも生えていたが、最近はどこの家もコンクリートばかりになり土の庭が無くなったせいか、ほとんど見なくなった。
只の雑草としか思われないのであろう。

これだって、戦時中の飢えていた時代には粟と同様に食べたなどと言う話もある。
こういう野草が珍しいのだから世の中が変わったものだ。

Bakers' Mood Mixtape vol.4
2022/08/10

不定期に更新している「Bakers' Mood Mix Tape」の新作が出来ました。

https://www.mixcloud.com/BakersMoodMixTape/bakers-mood-mix-tape-vol4/

今回もトーク無し・曲間無しの60分まるまるジャズです。
大きなテーマはありませんが何となく最初に作ったものを意識して
ハードバップ〜ウェストコースト〜アフロキューバンを
中心にセレクトしました。

良かったら聴いてみて下さい。下部コメント欄に選曲リストがあります。

当店の今年の夏季休暇
2022/08/09

当店の夏季休暇

 8月21日 ー 31日


休暇をいただきます。
よろしくお願いいたします。

Miles Davis (死刑台のエレベーター)
2022/08/08

Miles Davis “Ascenseur pour l'echafaud” Fontana 660.213MR (France) 10inch

 1957年12月に録音された、58年のフランス映画「死刑台のエレベーター」のサントラである。
なぜマイルスがフランス映画のサントラを演奏しているかというと、どうも57年の映画「大運河」のMJQによるサントラがエラくウケたらしくい。
時はヌーベルバーグの真っ最中、誰もが個性を出そうと張り切っていたのであるから、ジャズしかもアメリカの黒人を使ったらより新鮮だと思ったようだ。それであっちがMJQで成功したならこちらはマイルスとなった。
MJQは白人好みの静かなジャズであるから、マイルスならもう一つの静かなるジャズで効果があると踏んだのであろう。
正にそれがピシャリとはまった。

当時のメンバーであるモンクやコルトレーンは置いてきぼりにされ、マイルスは単身フランスに乗り込んだ。さて、置いて行かれたモンクとコルトレーンの演奏は57年のリバーサイド盤Monk and Coltrane (Jazzland 46)に聴くことが出来る、実に興味深い立派な演奏になっている。

さて、話は戻って、マイルスは一人でスタジオに行き関係者と会った。
そこで彼は、だれかテナーはいないかと聴くと、ちょうど今一人若いのがいるという。
ではと、会って見てちょっと演って見せてくれとマイルスが言うと、若い彼は、ちょっと吹いた。
マイルスは演奏について何も言わず「明日から一緒に演奏できるか」と訊いただけだった。若者は「ウイ」と答えた。それからフランスは勿論欧州にいる間、マイルスはヤング・テナーマンを連れて歩くことになる。
その若者こそBarney Wilen(バルネ・ウイラン)である。
良い演奏者は良い出会いを持っているものである。音楽だけに限らぬ。
バルネだけではない、もちろんRene Urtreger(ルネ・ウルトルジュ)にせよ、Pierre Michelot(ピエール・ミシェロット)にせよ、当時のフランスのトップクラスの優秀なジャズメンは最高の場面に遭遇したのである。

マイルスはこの映画の場面を見ながら、演奏をしたという。
その実力の凄さは、映画最後の方の、写真の現像をしている時に、証拠となる画像がすーっと浮かび上がって来る場面に、同時に音楽も又すーっと浮かび上がってくるようで、これ以上ないと思わせる絶妙のマイルのトランペットなのである。
映像と音楽の何のズレも感じさせない、妙な同一感の見事さは、私は映画を見る度に、いやレコードを何度聞いても、聴く度に、あの場面が頭の中に出て来るのである。

マイルスは凄かったねえー。


スピーカー・ケーブル交換
2022/07/30

スピーカーケーブルは ごく普通というか、ベルデンの白黒の物を使用していた。
知合いからウエスタンのケーブルがあるけど、どうかという話になり、せっかくなので、ウエスタン(16G)に取り換えた。
色はグレイの物である。
16だから太さはケーブルとしては中間くらいか?

凄く変わったわけではないが、少しはっきりした音になった。
悪くはない。

ベルデンのケーブルが悪いとは言わない、だけど「ベルデンだから、まあこんな物だよなあ」という思いで半分諦めの心境であったが、ウエスタンになると「一応これで良し!」という満足な感じになるから不思議である。
ウエスタンのブランドに弱い、昔のマニアであった。

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