HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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今日は久しぶりに
2020/05/11

今日の夕方は久しぶりに歌舞伎町の入口を歩いた。
以前の賑わいは無い。
しかし、入り口付近にハードルを2つ、3つ置き、「こちら新宿区役所です、緊急措置で外出を自粛していただいております」とマイクで叫んでいる。
さすがに緊張感がみなぎっている。

人の集中する歌舞伎町ならではの状況であった。
まだまだ先は長いと思わせる。
ちょっと怖かった。

コロナ騒動で
2020/05/10

コロナ騒動の中、一番儲かった会社や人など、いったい誰だろう?
まず、ほとんどの企業や個人は儲かる人などいないかもしれないと考えていて、それでも一部の製薬会社なども良かったかもしれないし、マスクの製造に乗り出し人気急上昇のシャープなども少し儲かってくれれば良いなあと思ってしまうのだが、大した事は無さそうだ。

個人で言えばテレビの解説に出ている岡田晴恵さんかもしれない。
毎日見るもんね。
キツイ感じではないのだが正論ってのが良いよね。
見るのが楽しみだ。


創立20周年
2020/05/09

コロナ感染騒動で忘れていたのだが、ふと気が付いた。
わがショップは創立して満20年たった。

ちょうど20年前の4月30日から20年。
その日が来たらパーティーをしようか、どうしようかと考えていたものだが、一切忘れていた。
しかし、こんな先の事も不安な感染症の恐怖の中で創立記念を迎えていたとは。

なんとも、いやはや。

NATHAN DAVIS “THE HIP WALK”
2020/05/08

NATHAN DAVIS “THE HIP WALK” SABA 15063 (GERMANY)

SABA=MPS、の良い頃の作品。
録音した1965年は彼の油の乗っていた年でもある。
何しろ、1月31日Happy Girl(SABA)、5月7日はフランスに戻り(Peace Treaty) を録音、その後9月1日にドイツで 当The Hip Walk(SABA)と傑作ばかり 三レンチャン。

どれもそれほどメンツが違うわけでは無いが、トランペットがWOODY SHAWかどうかでちょっと雰囲気は異なってくる。或いは、ドイツのヨアヒム・ベーレントの好みが影響するのか?
当時、私がネイサンの音楽に接したのは、フランス盤のPeace Treatyであって、その黒いサウンドに度肝を抜かれてしまったのであるが、その後で MPS(SABA)系を聴いたわけである。
フランスからは、やや雰囲気は大人しくなるが品と上手さ格上である。
作品全体をうまく作ってある気持ち良く聴ける傑作である。

当時、我が国の雑誌などにもネイサンの紹介は一切なくほぼ無名であった。
噂があって、戦争でヨーロッパに渡り、そのままジャズをやる為に残ったと言われていたのだが、その後徐々に明るみになった事は、1937年生まれなので、第二次大戦の終戦後に兵役でヨーロッパに渡り、そのまま居残ったものであり、なんとERIC DOLPHYの最後の方には共演もしている。
ジャズメンとして幸せであったに違いない。

その後、ヨーロッパで傑作をいくつも残し、結局本国アメリカに戻る。
戻ったあとは、インテリだったので幾つか大学で教えたり、ジャズの布教に努めたりしていた。
その後はParis reunion bandを結成し、品のある良いジャズの演奏をいくつか残していて聴いて欲しい作品ばかりである。

この人の面白い事は、リスナーの趣味により好みが全く違う所である。私のようなジャズ・ファンは上記のような3枚に同じレーベルでのSOUL EYESなどであるが、ブラック系のマニアになるとIFなどになるのが面白い。
まあ「蓼食う虫も好き好き」というところか。

そうそう、もう一つ、この頃のドイツのジャケットの造りの事。印刷の文字の所がへこんでいる趣のある印刷で、触った瞬間、所有欲がそそられるのだ。
という事で、長くなってしまうのでこの辺りで。
では、また。

BENNY BAILEY ”SOUL EYES”
2020/05/07

BENNY BAILEY ”SOUL EYES” SABA 15158 (GERMANY)

聴いていて本当に良いジャズのレコードだと思う。
メンバーが良い。
Benny Bailey(tp) Nathan Davis(ts) Mal Waldron(p) Jimmy Woode(b) Makaya Ntshoko(ds)それにコンガのCharly Campbell.。

私はこのアルバムの話をする時に、よく欧州と米国の混ざった力作などと言っているのだが、見れば全員黒人のメンツであり、Benny Bailey はアメリカで活躍していたのをヨーロッパに移した、Natha Davisも60年代にヨーロッパに移った、Mal Waldronもまた65年くらいからヨーロッパに移った、おまけにJimmy Woodeなどエリントン楽団にいたのだが、やっぱり60年頃ヨーロッパに移った。
Makaya Ntshoko(マカヤ ンチョコ)は南アフリカ出身でダラー・ブランドと演っていたが、60年すぎてヨーロッパに活躍の場を移した、と言う事は全員移住者たちによる、成功者ならばコンキスタドールとも言えるメンバーである。
それがヨーロッパの観客を相手にして来て、その好みの雰囲気を掴んだ結果のジャズとも言える。ジャズがアメリカから徐々にヨーロッパの趣向が反映してきた頃の音楽で、しかも、アメリカが踏みとどまっている音楽とでもしたい。ヨーロッパとアメリカの混ざった力作というところである。

1968年1月、正月気分の明けやらぬ11日ミュンヘンのドミシールにてのライブの模様なのである。
司会者のメンバー紹介も、熱気を孕んでいる演奏を期待させるに十分である。
不思議な事に、良い演奏のライブ・アルバムはなぜか司会からイケている感じがするなあ。
とにかく皆それぞれに個性が出ていて、それが一つの音になって流れ出てくると、黒い音楽のエネルギーになって溢れ出ている。

ベイリーのピーいと上がる音色もベイリーここにありという感じで実に痛快である。
マルのちょっと暗そうなノリ、いや深い音色と言うべきか、いかにも黒人ジャズこそ彼の仕事という感じで、これもまた良い味。
ネイサンのサックスもそうだがフルートを吹いたってそうだ、ジャズはこれだと言わんばかりの、西海岸ジャズとは全く異質のノリがある。いや全員そうなのだ。
チャーリーキャンベルのコンガも又彼がいなければこうはならなかった。

良いジャズを65年に聴けた人達は羨ましい。
何とも言えないジャズのテイストが聴ける、稀に見る良いアルバムである。

昔のドラマ
2020/05/05

休みも多いので、ここの所CSなどで昔のドラマも見るでし、テレビの懐かしのドラマも見る。
まず「JIN 仁」、2011年のタイムスリップの江戸時代と現代のドラマなんだけど、綾瀬はるかの可愛い事。
結局綾瀬はるか見たさに、全部見てしまったんだ。
と言っても録画して見た。そうでもしないとコマーシャルが、ドラマの時間とほぼ同じくらいの長さだから早送りしないとどうにもならない。
坂本竜馬だのグラバーだのちょっと話が長すぎて疲れた感はある、しかし、皇女和宮の脚気の話など、歴史上の医学の小さな話題も出て来てなかなか面白い。
そう言えば、真面目な話、増上寺にあった皇女和宮の墓を発掘した話があって、身長148センチ、出っ歯で左手が無かったという話がある。
以前、箱根の温泉に行ったとき、和宮が留まったという温泉で、和宮が脚気で湯治に来ていたという話やら夫婦仲の良かった話を聞いて、なんだか好きになってしまって以来、興味を持って文献をちょっと読んだりしたのだ。モトエ

今日は、CSには飽きて、YOUTUBEを探して「夏子の酒」。
こちらは和久井映見の可愛い事。
95年のドラマだったんだ。当時、日本酒好きの親父の間でも密かな、いや大の人気だった。
日本酒ブームの一翼を担った。
私も「亀の尾」の酒が好きだから、
感動してしまった。
おまけにあの頃のテレビドラマは、今ほどCMが長く無いのが良いなあ。

しかし、可愛い女優はドラマには大切だなあ。
大人しそうで芯のあるしっかりした感じの、それであどけなさそうな可愛い女優が。


今日の弁当
2020/05/04

ここの所、もうひと月にもなろうか。
お昼は外食と言う訳にも行かず、家内が弁当を持たせてくれる。
今朝は、隣の台所でなにやら作っているので、ふと見ると鶏そぼろと炒り卵がある。
なるほど、これは私の弁当かと思っていたところ、なぜか家内の叫ぶ声。
「ご飯があると思ったのに!」
なんでも、御釜にご飯が残っていると思い込んでいたらしいのだ。
そのあと、「じゃ、これはあたしのお昼ということで」。

なにやらごそごそしていたのだが、出かける時にサンドウイッチを渡された。
仕事場に来て開けて見たら、キウリ・サンド。
なかなかイギリス風の弁当であった。
家内の話によると、もっともイギリス風のサンドウイッチと言うのがキウリのサンドなのだそうだ。
へー。

キウリだけのサンドウイッチも、また美味しからずや!

緊急速報メール
2020/05/03

一昨日の朝、突然スマホの緊急速報の通知がけたたましい音で鳴り響いた。
これは大地震かと、大急ぎで見れば、なんという事はなくて神奈川県知事からの外出自粛要請だった。

ビービーと大音量で鳴らさなくても良かったんじゃない?
知事の目立ちたがり屋の心を満足させるために、市民を巻き込まないで下さい。

心臓が止まる程ビックリしたよ。

WES MONTGOMERY “ROAD SONG” A&M/CTI
2020/05/02

WES MONTGOMERY “ROAD SONG” A&M/CTI SP 3012 (USA)

珍しいプロモ盤(Promotional-copy)で、ラベルも白いラベルに印刷した物である。
1967年のA Day In The Lifeから始まったCTI3部作、第2弾のDown Here On The Groundにもモノ盤があるが、この第3弾Road Songは1968年、時代も時代なのでモノラルはないのであろう。いや、ひょっとしてラジオ・ステーション用にモノラルが存在する可能性はあるのが私は見たことがない。
当アルバムはもちろんVan Gelderの刻印はある。もちろん良い音質である。
ジャケット写真もなかなかの芸術作品である。
この作品が彼のラスト・アルバムとなった。
CTIの3作、いやVERVE後期の66年California Dreamingあたりから、マニアにはウエスはポップに落ちただの、商業主義に走ったと非常に不評であったが、今になって聴けば、立派なジャズ作品である。
レコード自体、レコード会社の意思による商業なのだから何をかいわんや。
若いころの作品も良いが、後期の作品も捨てがたい魅力あるアルバムばかりである。

思わずしんみりと聞き入ってしまった。
タイトル曲のRoad Songについては、アイラ・ギトラーのライナーにこんな事が。
「すべてのジャズのミュージシャンはRoadをわかっている。成功した者達は最もよく知っている。多くの聴衆を満足させるために、たくさん旅行しなければならない...」。
ウエスはそういう大物の一人になった証拠である。
そしてこの作品が彼の最後の作品とは...。

最後まで聴いてしまった私であるが、B面2曲目の「Grren leaves of summer」を聴くと、胸が騒ぐ。
1960年のジョン・ウエイン主演の映画「アラモ」の主題歌で、当時は日本の映画音楽ブームにも便乗し大変なヒットとなりなぜか作曲者のディミトリ・ティオムキンという無名だっが人の名前まで広く知られてしまった。
ラジオのリクエスト番組でも常に人気の上位で、それは大したものであった。
A time to be reaping
A time to be sowing…………。
と、命を捧げる兵士が故郷に思いを馳せる歌で、荘厳な気持ちにさせる歌である。
彼もまた銃を持たないまでも、音楽を通して国に身を捧げたのである。

ところで、高校生の私なども学校をサボって見に行った。アメリカ兵の命をも国に捧げた正義に甚く感動したものであるが、GHQのアメリカ賞賛戦略に踊らされていた少年の一人であった事が、今となっては悔やまれる。
今更それはどうでも良い事だ、と思っていたのだが....
アメリカの中にあっても、比較的冷静なはずの報道がコロナ騒ぎで「リメンバー・パール・ハーバー」を持ち出すのだから、これからはこちらも負けてはいられないな。

(売れてしまいました)

ちょっと前のニュース、ニューヨークから
2020/05/01

ニューヨークの友人から

今朝8時にスーパーマーケットに行った。、
コロナウイルスの関係なのかレジまでは長い長い行列だった。
いくらアメリカと言えど、まさか「ピーナツバター」の買い占めなんてありえないと思っていたら、隣の白人のお兄ちゃん、しっかり買い込んでおりました。さすがアメリカ。
という話である。


ところ変われば人変わるという通り、さすがアメリカである。
感心した。

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