HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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2020/03/28

今週の週末(土日)は休業といたします。
 

PRESTIGE ALL STARS “EARTHY”
2020/03/23

PRESTIGE ALL STARS(ART FARMER-KENNY BURRELL) “EARTHY” PRESTIGE 7102

私が若いころから好きなアルバム。
私がこのアルバムを買ったのは、1975年頃であろうか。
まずお気に入りのART FARMERが参加していたから。ファーマーはプレステイジの多くのアルバムに参加していて、強すぎず、弱すぎずの上品さのある音色が気に入っていた。
内容も分からないまま多分傑作に違いないと思い米国のメール・オーダーのオークションで頑張って買った。
届いたレコードはとても綺麗で、毎日聴いていた。
ジャケットがコーティングで光っていて、黄色のラベルのNYCのラベルが嬉しかった。

その後、友人が家に遊びに来た時、これをかけて「これ良いでしょう」というと、しばらく沈黙して聴いていた友人がぼそっと言った。
「池田さんこのレコードが良いのはね、HAL McKUSICKが入っているからだと思うよ」と。
なるほどと調べると、曲も提供して、なんだか良さそう。
という話になって、また最初から友人と聴き直し、お互いに「素人受けはしないだろうけど良い作品だ」となったのだった。
それで次に購入したのが、TRIPLE EXPOSURE(7135)となったのは当然の成り行きである。

このアルバムの良い所は、まずアーシーというタイトルである。
アーシーと言うだけあって、ジャケットが石ころと土の写真である所。
世の中にジャズのジャケットは数あれど、何と言う事であろうか、まさか石ころの写真をそのままジャケットにしたのは少なかろう。
揃ったように丸い石、そこに砂を掛け、その写真の上の方に「EARTHY」と白抜きしてある。
考えれば考えるほど地味な写真である。
だが、アーシーとは写真の土なのであるが、オレのジャズもアーシーだぜ!と。
確かに50年代のハードバップのアーシーさが出ている。
A-1「EARTHY」はMALの曲、ブルージーで暗い曲調がいかにも彼らしいが、メロディーがカッコ良く、このアルバム一番のキャッチの曲である。
「I WOULDN’T」と「THE FRONT LINE」はHAL McKUSICKの曲で、ライナーによると、MINOR LAMENTと書かれているからマイナー調の哀歌か。なるほど哀愁を感じさせるハードバップの名演奏である。
あの頃の好きだった曲をもう一度聴くとサウンドはやや暗さがあるが、しかも元気があるという、不思議な曲調であった。
若さに暗さを引きずる当時の私のような若者には丁度よかったのだろう。
ここでのKENNY BURRELLもブルージーな雰囲気を盛り上げる。
そういえば、HAL McKUSICKのレコードは殆ど室内楽調だが、ここでも曲はそういう感じがあるものの、演奏となるとしっかりハードバップになっている。
これはやっぱりVan Gelderの録音に依るものは大きい、プレステイジの所以であろうか。
ジャズのレコードは面白い。
こんなテイストのレコードは、作ろうと思っても、もう作る事はできまい。

高速道路開通
2020/03/22

今日は、早上がりだったので、思いついて池上線のジャズ喫茶「スローボート」に行った。

帰りに車に乗り込んだ時、ふと思い出した。
3月22日 第三京浜の港北インターから東名の青葉インターが開通した事を。

せっかくのチャンスである、混んでいてもいいや、と走って見た。
第三京浜をちょっと走り、港北インターから青葉インターに向かう入口が、いったん料金所をでてから、また料金所を潜るので、ちょっと分かりにくいというか不安であった。

新しい道を走るのは良いものである。
路面もつるつるで 新しい舗装が綺麗で、まるでサーキットを走るような、走りがいがある道路であった。

猫と散歩
2020/03/20

今朝は暖かいので、黒猫のブルと散歩。
50メートルほどの距離の公園から歩いて帰り着き、さて玄関ドアを開け家に入ろうとすると、ドアの前にいたトカゲがなぜか家の中に入る・
ブルもトカゲの姿を認めちらっと見るも、何事も無いように、私と猫とトカゲが3人並んで家の中に入ってしまった。
ブルは若い時はトカゲでも見つけようものなら咥えて来て散々いたぶったものだが、歳を取ったせいか気にもしないところが可笑しい。

私は大慌てでそうはさせじと、トカゲを追い出そうとするが、なかなか戻るつもつもりもないらしく小さいながら堂々としている。
しかしそういう訳にも行かず、お前は外にいるものだ、やっとの事で玄関の外に追い出す。その間ブルは黙って見ていた。

テレビのニュースでもう桜も咲いたという、トカゲも冬眠から覚めて、暖かい春が来たんだなあ。

キリタンポ
2020/03/19

店の近くにきりたんぽの美味しい店がある。
特注のきりたんぽ、比内地鶏、セリ、とどれも秋田から契約先から取り寄せている。
私も好きで冬場は月に2度ほどは食べに行く。
比内鶏の濃い味わいはもちろん、煮崩れしないきりたんぽも美味しく、最後に比内鶏で取ったの残りの出汁でたべるラーメンもなかなかのものである。

昨夜、店の帰りによると私たち夫婦しか客がいなかった。
鍋をつつきながら、今日の商売はどうだった?と聞くと、あんたたちが初めての客だよ、って。

コロナ騒ぎで、予約客のほとんどがキャンセルになったそうだ。
それに常連さんも半分くらいしか来ていないらしい。

いっそうの事、日本中で一斉に2・3週間外出禁止令でも出ないものか。
そうすれば、ちょっと先取りの夏休みのように休む気持ちになればよいのだが。
そのあとは一斉に行動できるのに。
その方が、ずるずる右下がりに落ちてゆく経済状況よりましだな。

公園で
2020/03/17

今日は仕事が休み。
家の近くの公園を通ったら、子供たちでいっぱい。
元気な声が響く。

そういえば、子供たちの声が街の中に響くなど、都会ではまずお目にかからない。
なんだか、嬉しくなってしまった。
これもコロナ感染防止対策で学校が閉鎖になったお蔭。

子供たちが外で元気に遊ぶ姿を見て、とても安心したのであった。

ストレス
2020/03/15

考えてみると、ここのところテレビのニュースのみならず、ワイドショーもコロナウイルスの話題ばかりである。
そういうニュースばかりを見ていると、徐々にこちらの精神も侵されて行く。

そうするとストレスが増してくるのがわかる。
特に胃の調子が悪くなる。

そうだ、病院でもストレスは万病の元だと言われたばかり。
もう少し、リラックスをして明るく生きないと。

しっかり清潔と予防を心掛けながら、しかも、明るく前向きに生活しないとなあ。
それから去年病気をして思った事で有るが、生活している中で気を付けないといけない事。

顔を毎日石鹸で洗い、手を綺麗に保つ事。
歯間ブラシ、うがいなど 歯磨きなど毎食事の後にする事。
顔を触らない事。
 どうしても人間、鼻をほじったり、目をこすったり、頭を掻いたりしてしまう。
それから皮膚を引っ掻かない事。
 これが相当に困難なのだが、もっとも重要でもある、我慢しないと。

これだけでも、多くの病気を防ぐことが出来るものだと思った。


最強ウイルス 
2020/03/11

youtubeで出て来た。
以前、NHKでやっていた新型ウイルス汚染の物語。
その時は、鳥インフルエンザの流行を恐れていたので、H5NI型ではある。

しかし、人間が初めて接するウイルスに対していかに無力か。
官僚たちの法律にないから出来ないと言う保身に走る情けなさ、目に見えないものに対する恐怖、更に現在の経済第一主義の社会に取って、いかにお金が優先され、空しく汚染が広まって行くか、現在のコロナのケースとそっくりな状況に 大いに参考になる。


  NHKスペシャル シリーズ最強ウイルス 
  (前半)
  https://www.youtube.com/watch?v=Y7i45YGNhWI
  
  (後半)
  https://www.youtube.com/watch?v=jmvYVSyUNk4

周辺の薬局
2020/03/10

こんな状況では、という事は中国人の団体客が来なくなった状況を指すのだが、ここの大ガード交差点近くにあるWELSIAという薬局もここから消えてしまうのではないかと心配する声もある。
しかし、この辺りの薬局の歴史は、私がここに根を下ろした20年前からかなりの変遷を辿っていて、薬局も色々あったなあと思い出した。

まず、龍生堂という新宿に根を下ろしたちょっと大きめの薬屋があったのだが撤退した。
その後、マクドナルドの跡地に、激しい場所取り合戦があって、噂によるとオークションのような事態があり、家賃の高騰の波の中勝ち残ったコクミン薬局が入った。
喜ぶのもつかの間、そこのとなりにココカラファインが開店。
あっという間にコクミン薬局撤退。
今度は、大ガード際に1・2階を借り行った大型ドラックストアのウエルシアが開店。
近所の人たちは、ココカラファインが撤退するのではないかと噂をしている。
かと言って、別に同情もしている訳でもない。

なぜなら、近隣においても互いに「殺し合う」ような店舗展開をしてきている事を皆よく解っているからである。
そこまで、しないと薬局は生きて行けないのかね?
そこまで過当な競争をしなくともいいようなクスリを社長達に付けて上げたいものである。

命(イノチ)の暗号
2020/03/06

最近読んだ本「命の暗号(Something Great)」。
筆者は村上和雄という高血圧の黒幕である酵素を見つけた科学者。
30年以上も前に書かれたものだが、面白い事が書かれていた。

「人間は大便を排泄し、小便を排泄し、汗を排泄し、耳からも花からも口からも排泄する。また髪の毛を切り爪を切る。排泄、分泌しなければ一日たりとも生きて行く事はできない。
気が付けばそれらは、どれも排泄されたとたん汚物となる。体にあるうちはだれも汚いものを想っていない。しかし排泄されたとたん汚物と化し誰も近寄ろうとはしない。
そうした中でただ一つの例外と言っていい排泄物、それが「涙」。
涙を嫌がる人はなく、汚物とみる人もいない、また、この体液はしばしば人の心を打つ、涙の輝きがしばしば人感動を誘うものである。
ハイネは「人の涙にはなんと詩があることか」といった。
涙にはなにか聖なるものが宿っているようで、感動の涙はサムシング・グレートが私たちくれたご褒美の一つなのかもしれない。」


本の中で、それも遺伝子の働きとして述べているのであるが、甚く感心したのである。

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