HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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NHK、ノモンハン事変
2018/08/27

先日、15日にNHKでやったノモンハン事件の責任なき戦い。
多くの知り合いが見ておられたようで、みな一様に、その無責任さに憤りを隠せない様子であった。
私も見ていてその無責任ぶりに怒った。
当時の辻少佐という声の大きい人、しかも、やる気のある人間が出てくると、当時の堅固な陸軍と言えど組織が全く機能しなくなる事が良く分かった。

昭和12年あたりから続いていた日中戦争。
日本の約3倍の地域で国民党や共産党の組織およびその軍隊200万人、それに対し日本側60万の兵を当たらせながら、年に2万から4万の死者とその倍の負傷者を出していた中にあって、ノモンハンにおいて昭和14年ソ連との軍事衝突は起きた。
空軍・機甲部隊など参加の3個師団(4万5千人)という主力部隊を投入した大衝突であった。
日本軍は次第に押され、一コ師団は全滅、砲兵部隊・機甲部隊の半数が失われ、死傷者2万人である。

しかも、その失敗は隠され、また責任を都合のよい人に押し付け、敗北の教訓は生かされず、さらなる戦争へと突き進むのである。
日本陸軍の思い上がり、無謀、無能、無知、無責任は言うまでもなく、命の軽視は思えば切ない。
更にひたすら戦争に向かう戦争屋を止める手段も頭から無いという無駄な組織。
そんな組織は責任も無ければ反省もなく、なにより失敗の研究もない。

事変の責任者である辻少佐は、他者に責任転嫁し自決させ、しかも、何と戦後戦争責任から逃れただけでなく、国会議員となり衆議院議員4期・参議院1期を歴任しているのは、いかにも解せない。
選んだ国民も国民である。
しかも、その少佐の次男が出てきて、辻少佐は一少佐であり組織の歯車に過ぎず責任はないという発言に呆れた。
さすが図々しいものであった。

辻という恐ろしい人物・大詐欺師の出現が、日本の歴史の汚点を作ったのである。

しかし流石に物量豊かなNHKというか、良い番組であった。

同窓会
2018/08/26

先日、息子の嫁に高校の同窓会はないのか?と聞くと「高校はすでに無く、それどころではなく中学も消滅、小学校すら存在していない」という。
出身は北海道の岩見沢だが、人口減で学校の統廃合が進み、近くにはもう学校がないという。
「あれまあ、寂しいね」と言いながら、実は私も高校が無くなっている。
かつての高校の名前は随分前から存在せず、近隣の3校が合併したものである。

という話の続きでもないが、今日は高校の同窓会に行った。
前回も合同の同窓会であるため知り合いも無く、ちょっと寂しかったが、今回は同期が一人おり、また同席の先輩方も親しく話をして下さり、病気自慢の話もありながらも楽しいひと時であった。
なにより後輩にあたる相撲の「御嶽海」が名古屋場所で優勝し、それが卒業生の誇りにもなっていて場が盛り上がった。

しかし、人口減少と出生率の減少による過疎化の波は避けられず、このままでは、1時間強の距離にある高校も合併になるであろうと、学校関係者の寂しい話になってしまった。
考えてみれば、新宿区でさえ、小学校が一つ廃校になったのだから、言うに及ばず。




働き者
2018/08/25

2・3日前のこと、店に東京都の職員という人が来て、従業員の勤務状況の確認だと種類を提出させられた。
そういえば、社会保険庁も勤務時間がどうとか、賃金だの、ボーナスの金額だの支給日だの色々提出書類が多い。
テレビでも、ちょっと残業が多かったから働き過ぎだのブラック企業だの、まるで残業が犯罪のような扱いである。
いつから日本人は働くことを毛嫌いするようになったのだろう。
CSの時代劇チャンネルを見ていると、よく「働き者」という褒め言葉が出てくる。
それを聞くと私などホッとした気持ちになる。
しかし、今や「働き者」など死語である。
これで今後、日本の景気後退はあっても、金持ちになることはなく、増々貧富の格差がつくことは間違いない。

思えば、平成という時代は日本人らしさを失った時代であった気がする。

時代劇で...
2018/08/24

朝、テレビも時代劇チャンネルで大岡越前を見ていたら、薬屋が「病気はどんな薬でも治りませんよ。まず本人の治そうという気持ち、そして、やさしい看病...」というシーンがあった。
家内に、その話をすると「あらそう、まだご不満なんですか?これだけ面倒を見ているのに」と凄まれてしまった。
「いえ、十分でございます。これ以上は望みませぬ」
と引き下がる。
いやいや、危なかったなあ。ヒヤヒヤ。

そういえば、必殺仕置き人の「ムコ殿!」の台詞で売った、菅井きんさんが亡くなったそうだ。
面白い人だったなあ。
「顔のシワひとつでこれで仕事だ、白髪一本でこれが仕事だ」と思ってやってきたという所がこの俳優の面白いところである。

ところで最初から、お婆さん役と言えば、北林谷栄さんと東山千恵子、その後に続く菅井きんさんに止めを刺す。
そういえば、お爺ちゃん役は笠智衆が思い出される。

昔は映画全盛だった、映画の世界でもそうだったけれど、どんな世界においても全盛期には名人が出現する。
そういうものだな。





ホームページ・リスト
2018/08/24

次回更新は八月二十七(月)の予定です。
何卒宜しくお願い致します。

町田のジャズ喫茶
2018/08/23

少しは行動をしないと頭がボケるから町田に行く。
町田にはNICA‘Sというジャズの店があるというのを聞いて、出かけたのだが、バーになっているらしく昼は閉まっていた。それで、スマホで検索すると、「ノイズ」という店が出てきたので伺ってみた。

駅の近くのJORNAの4階。
ノイズというからフリージャズやノイズが掛かっているいるのかと思ったが、普通のジャズが普通に掛かっていた。
3時頃だったが、客入りもよく、みなさんランチを召し上がっておられた。
私は食事がすんできたのでコーヒーとケーキを注文。
店内の写真を撮ってよいかと聞くと、笑顔でどうぞだって。
Weather Reportのジャケ写を壁画にしてあって感心。
BGMがジャズというには珍しく、明るくおおらかな感じの店である。
嬉しくなって帰ってきた。

暑い中にも...
2018/08/22

お盆を過ぎれば、涼しい日もある。
炎天の日々の中にも季節はちゃんと動き、蝉の鳴き声にも季節感が出てきて、つくつく法師が鳴くこともある。
蝉の死骸が庭のあちこちに落ちている。


  落ち蝉に 逃げられ老猫 地を見つめ

  法師蝉 訴えること 多々ありて

  法師蝉 生きるまで生きよ 明瞭に

   

暑くて....
2018/08/21

暑い日が続き、なんだかぐったりしてしまった。
日記も進まず、テレビ鑑賞の毎日で、これではいかんと、たまに近くのカフェに寄って、美人を眺めるくらいである。


  アイスコーヒー 手に美人OL すっと立ち

  ふくよかな 美しき夏よ 胸ゆたか

  美女通る 見とれる夏の 尻の位置

  過ぎし日よ アイスコーヒー かき混ぜる

コーヒーを かきまぜ忘れる 夏の夢

営業のご案内
2018/08/12

お盆中も通常通り営業しております。
ご来店お待ちしております。

季節外れの台風で
2018/08/10

季節外れの台風が来た、幸い東京地方は大した事はなかったものの、強い雨が降った。
庭に出ると、百日紅の花がたくさん散っていて、掃除も大変。
蜘蛛の巣もあたりにせっせと張り直している。

掃除がひと段落したところで、暇だからと、オーディオ仲間が来てレコードを聴く、別れ際に「いちご白書をもう一度」EPを聴く。

なんだか昔を思い出す。




    「大風に 低く張りしは 蜘蛛の網」

      
       「ポスターの はがれた跡や 大南風」

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