HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
外国人観光客 | - 2023/10/01
- ここのところ、外国人観光客が増加している。
だが、中国人の行動に変化が見られる。 それはコロナ前の爆買いの光景が見られなくなった事。
ドラックストアーのカウンターで、山のように荷物を持っていた中国人観光客は減った。 また、デパートの1階のヨーロッパ高級ブランド・ショップにいた、お金の有りそうな中国人の数も減った事は間違いない。
その代わりに、ラーメン屋の前には行列が出来ている。
あっという間に、世界の情勢は変わるんだね。
|
|
雪印MBP | - 2023/09/30
- 最近盛んにネットで宣伝されている骨密度アップの効果ありとされる雪印メグミルクMBPというドリンク商品。
一応試してみた。 4か月試して、整形外科で骨密度を測定してもらったら、なんと、希望に反してというか、やっぱりというか、下がっていた。 前回72%の骨密度が、今回66%に下っていた。
一言で、宣伝に踊らされてはいけない。 所詮食品なのであって、薬品ではない。
そんなに効果的に上がったら病院でも大騒ぎするはずだ。 毎日、必死に飲んでいたのに。 残念!
|
|
JASS STACY “PIANO SOLOS” | - 2023/09/29
- JASS STACY “PIANO SOLOS” BRUNSWICK BL 58029 (USA)
10 inch LP
こんな珍しいレコードが入って来た。 Brunswickから1951年に発売された、ジャス・ステイシーのピアノ・ソロ・アルバムである。 ジェス・ステイシーは、30年代に大活躍した人なので、スイング時代のジャズメンに入れられる。 当アルバムでも良い感じのスイング・スタイルのピアノ演奏を聴く事が出来る。 I cant get started、Iwant to be happy,やStars fell on Alabamaなど達者なピアノである。
しかしだ、私は彼のジャズに果たした役割は偉大な物があって、それは、それは計り知れないものであると思っている。
その一番は、1938年のベニー・グッドマンのカーネギーホールにおける、「Sing, Sing, Sing(シング・シング・シング)」の曲が今も残るジャズ史に残る大傑作の名曲・名演奏を作り出した人なのである。
グッドマンが曲を終わらせようとして、一旦クラリネットを離し、マイクに向かって挨拶をしようとした瞬間、ステイシーが元気なピアノを弾き始めた、その瞬間、団員たちも乗って、再び曲が頂点に向って進行したのである。 その結果が、歴史に残る「シング・シング・シング」の代表的演奏が産まれたのである。 そのレコードもしばらくは発売もされなかったのだが、50年代に入ってから、偶然からグッドマンの自宅からテープが見つかり、いやテープでは無くてアセテート盤だったかな、それがやっと発売に至ったと言う。 芸術には卓越した演奏家と偶然が必要なのである。 今となっては、曰くつきのレア盤になってしまったのである。
また彼は30年代後半グッドマンと行動を共にし、多くの名作を残した。
兎に角、シング・シング・シングたった1曲の成功でも、彼はジャズの歴史に燦然と輝くピアニストなのである。
その後、あの大歌手のリー・ワイリーと44年から4年間、仲睦まじい結婚していたようで、wikiには「物干し竿にぶら下がった二匹の猫のようだ」と言われたらしい。しかし芸能界の悲しさ、ちょうどリー・ワイリーの録音や出演の仕事が減ってしまった事なので感情の起伏が激しくなり、夫も堪え切れず遂に離婚。 それでも、彼女は私たちの離婚は良くないと夫に訴えたらしいが、芸人は離婚してしまうんだね。 まあ、奥さんが大物過ぎたのかもしれないなあ。
|
|
青葉台の明治屋 | - 2023/09/26
- 青葉台にある高級スーパー明治屋、遂に撤退。
関東の3大スーパーと言えば、紀伊國屋、明治屋、成城石井の3つ。 その中の二つ明治屋と石井が青葉台にあって、結構青葉台住民のプライドにもなっており、高級スーパ-の存在は街の実力でもあると、意気に感じて支えている人もいたのだが、残念ながら撤退と相成った。 かつては明治屋進出の前には紀伊國屋がいた事もある。
明治屋はコロナ流行で他店に比較し閉店時間も早いし、やる気がないね等と噂されていたのだが、その通りになった。 青葉台も威張ったところで結局は、普通の私鉄沿線の駅の一つだという所か。
|
|
西武百貨店ストライキ | - 2023/09/25
- 池袋西武の従業員ストがあった。
その話で、友達と盛り上がっていたのだが、なんと百貨店のストは70年ぶりだという。
しかし、三越。 日本一の三越もストがあったんだ。 その時に垂れ幕があって、 「三越にはストライキもございます」 というものだったそうだ。 天下のデパート三越には何でもあるが、ストライキだってございます、という所が、言葉使いと共に、うまく掛けた所が余裕を感じさせる。
ネットに当時の週刊誌の記事の写真が出て来るのだが、なぜかコピー禁止らしく、いやコピーは出来るが、修正が出来ないようでサイズが縮まらず、わが日記にはアップできなかった。残念
|
|
通販リスト更新 | - 2023/09/25
- 本日、通販リスト更新いたしました。
|
|
CHET BAKER “SINGS” | - 2023/09/24
- CHET BAKER “SINGS” PACIFIC JAZZ 1222 (USA)
今日は一週間ぶりの休みの日であった。テレビ画面で映画を見た後、夕方チェットのレコードを聴いた。 アルバム「Sings」が夏の終わりの涼しい夕暮れ時に、とても合いそうな気がして。
チェットのトランペットはジャズという音楽にあって、どちらかと言えば弱い方に入る。しかし、風情はピカ一、これほどの男はいない。 それに歌が良いよね。 哀愁があるのにキリっとしている。暗さがあると思えば希望に満ちた明るさも持ち合わせている。弱い音と思えばしっかりした心も感じさせる。 哀愁のトランペットのイメージそのままで歌える人は珍しい。
私は、いまから55年ほど前にジャズに接した、モンク、アートブレイキー等から聴き始め、少ししてコルトレーン、マイルス等に感化され、学生運動の時期と重なりとにかくコルトレーン一辺倒になりやがてフリージャズばかり聴いていた。チェットベーカーなど聴いていてはいけない、と無視していた。 しかし徐々に年を取って行くに従い、会社にいれば人生の哀愁を味わう事が多々ある。 そんな時は、チェットのトランペットがしっくり来るようになり、更に会社に居場所も感じ無くなれば、チェットの歌に慰められるようになった。 息災人にはきっと理解してもらう事は不可能であろう。 人生の下り坂にはチェットの歌が良く似合う。チェットの方が私たちを解ってくれる。
A−1のThat Old Feelingはトランペットの始まりから素敵。 この歌は、私はフランク・シナトラの「Nice n easy」の中の歌い方もぐーっと迫るのが好きだ、いわゆる男性ボーカルのクルーナーという歌い方。いいよねー。ゆったりしたスピードだし。 でもチェットのはスピードも速いし、明るく入って行くのに、なぜか、不思議に辛い気持ちに寄り添ってくれる、ちょっと女性的な感じもある。それがいいんだなー。
こんな事を考えながらレコードを聴いていると、私の人生、キリがない。
|
|
TOMMY FLANAGN “OVERSEAS” | - 2023/09/23
- TOMMY FLANAGN “OVERSEAS” TOP RANK RANK7006/MJ 7010 (Japan)
ジャケットはスエーデンのEPのものを使用していて、レコード番号から言えば、3枚の内の最後のジャケットである。 発売は1960年というところか? それはこの年にビクターレコードにおいて、モダン・ジャズ名盤蒐集選定会の名で順次、発売されていた訳で、これがもし60年でなければ61年という事になろうが、細かい事は分からない。 ジャケットには当時の契約の関係上TOP RANKと印刷されていて、PRESTIGEでもスエーデンのMETROPOMEでもない。 しかし、裏ジャケにはメトロノーム原盤と書かれている。 それで盤のスタンパーをよく見れば、PR 7134 と刻印がある。 メトロノームはプレステージに発売を認めなかったというし、当時の日本との契約はトップランクであったという事で、不思議なレコードである。
当OVERSEASはかなりレア物であり、70年代でもあまり我々は見かける事は無かったが、もちろん現在はほとんど見る事はない。 ちょっと珍しいので、日記にしたためて見た。 残念ながらジャケはちょっと傷んでいる。
|
|
CAROL SLOANE “SOPHISTICATED LADY” | - 2023/09/22
- CAROL SLOANE “SOPHISTICATED LADY” Audiofile AP-195 (USA)
これは米国のオーディオファイル・レコードから発売されたもので、原盤は日本のトリオから発売された毛皮のジャケットである。 しかし個人的に言えば、こちらの肖像画のジャケの方が、味わいがある絵で、明るい人間性が伝わって来そうな感じがして好きだ。 ジャケットの肖像画はReg Stagmaierというデザイナーで、Teddi Kingのアルバム等、このレーベルではほとんどがこの人の作品である。余程会社に気に入られていたのであろう。
歌はDuke Ellingtonナンバーで〆ている。 エリントン・ナンバーは彼女の得意曲でもあり、なかなか雰囲気造りも上手く、聴かせ所も多く楽しめる。 Mood Indigoなど実に気持ち良い。 この辺りの時期のアルバム同様、買って損の無いアルバムである。
ところで、キャロル・スローンはほとんど無名のヴォーカリストであったのだが、日本と言う国はジャズの発掘に関しては、実に偉いと思うのであるが、70年代終わりにトリオ・レコード゙が2・3枚発売した。 それはそこそこ売れたらしいのだが、80年代に入って彼女が自費で出したサブウェイ・トークンが輸入されるや、ジャズ・マニアの間で高評価となり、アッという間に名が知れ渡った。 かく言う私もSubway Tokensで彼女の歌が好きになった。
再び、ところで彼女はなぜか、レコード毎に話題が尽きないのだが、今回は彼女が歌を歌いながらも、オフィスで働いていた時の話。 彼女は秘書として非常に有能であって、タイプは80ワード、速記は120ワードに及んだという。 これは秘書として超一流の仕事であって、言って見れば、大企業の秘書クラスという事になる。 私、凄いんです!
私、失敗しないんで、と言いそうな感じであろうか。
|
|
ジャズを聴く会 | - 2023/09/20
- 友人が区民センターで毎月一回「ジャズを聴く会」なる催しを始めてから既に7年経った、と言っていた。
ジャズを聴く会はあちこちで催しがあって、それぞれ頑張っているようであるが、主催者が頑張る会ほど継続しないと聞く。 それは、視聴者側の知識と主催者側の熱意の温度差があって、会を重ねる度に差が開いて行くものらしい。 あまりに熱く語られても、困ると言う話も聞く。 そんな物であろうか。
友人の場合は、それぞれの視聴者のリクエストも訊き、ポップスなども入れていて、万人受けするように気を配っているらしい。
しかし主催する仕事は大変で、毎回クルマでスピーカー、アンプ、プレイヤーとそれなりに高品質でかつ重い機材の、搬入搬出と苦労が絶えないようである。 客の中には、機材の重量など分かっていないようで、こんな程度のオーディオなのかとケチを付ける方もいるらしい。
だが、近所のジジババが楽しみに集まってくれるのも生きがいだという。 ジャズが好きなだけではなく、幅広く音楽が好きでなければ務まらない趣味である。確かに友人は音楽の好みの幅が広く、クラシックからジャズから歌謡曲まで詳しい。 素晴らしい趣味の域を超えた、むしろ仕事とも言えるのであるが、それが、お金をもらえない仕事のようである。
|
|
  
|