HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
EDDIE HIGGINS “THE ED HIGGINS TRIO” | - 2022/11/02
- EDDIE HIGGINS “THE ED HIGGINS TRIO” REPRICA 1009 (USA)
エディ・ヒギンズの珍しいアルバムである。 1957年の彼のデビュー作である。25歳であろうか。 ジャケットの彼は端正な顔立ちの青年である。
今や日本においては相当有名な彼なので、さぞ作品も多かろうと思えば、次の作品の発表は60年のVEEJAY盤まで待たなければならない。 それで、超有名ジャズマンである、彼の初期の作品がとにかく少ない。
そうだ彼は日本のスタンダード曲専門レーベルと呼び名も高いビーナスから沢山発売していたので、つい膨大な作品数があると思ってしまうのだが、それなりに活動していたものだが、初期の作品は少ない。
そういう意味では、彼も遅咲きの人だった。 遅咲きというより晩年になって売れたというべきか。
当盤を聴いていて思うのだが、ビーナス盤で聴かれるスタンダード曲のおっとりした、綺麗な演奏、エヴァンス風をもう少しポピュラリティーを増した所が、既にこの時に現れていたのだ。 思えば、若き日の彼の余裕ある演奏が聴けて、とても嬉しい発見であった。
良いピアノトリオ作品である。 これぞピアノトリオ。 また、幻の名盤!
|
|
広島県の福山 | - 2022/11/01
- 福山って、駅からお城が見える、素敵な街なんだよね。
行ったのは、知り合いのオーディオを聴きに行ったのだ。
何故かと言うと、ウーファーがALTECの416だから。 予想通り、しっかり、柔らか、迫力ありとバランスの取れた良い音であった。 感心して帰って来た。
これも、結局人生70歳近くまで、センスを磨き、ショップに頼らず、己の耳を信じて、学習と時間とそれなりの費用が掛かったという事である。
同じオーディオと言っても、王道のオーディオは大変だ。 更に家族の理解がなければどうにもならない。
|
|
急激な寒さ | - 2022/10/28
- まだ10月というのに、この寒さはどうだ。
夏が長いと思っているうちに、突然寒くなった。 冷たい水が美味しかったのに、今や水など触るのもいやだ。 夏の次はいきなり冬か?
水道の 滴下寂し 秋の暮れ
|
|
金子光晴 | - 2022/10/26
- たまたま、朝食中にNHKの朝の連ドラがついていて、ふと画面を見たら、だれかが詩集というものを鞄から取り出したシーン。
その詩人が金子光晴。 今時、金子光晴の名前を見るとは驚いた。 私は大好きなんだけど。 店内の本棚を見たら4冊も出てきた。
今人気なの?そういうもの?
|
|
骨粗鬆症 | - 2022/10/24
- そう言えば、私は病院で骨粗鬆症と言われているんだよね。
男はなりにくいと言われているんだけどなあ。
骨粗鬆症 人生見透かす レントゲン
|
|
スノボで | - 2022/10/23
- テレビで、スノボのニュースを見ていたうちのカミさん。
ウチだって、孫と私で1080(テンエイティ)。
|
|
ELMO HOPE “HOPE MEETS FOSTER” | - 2022/10/20
- ELMO HOPE “HOPE MEETS FOSTER” PRESTIGE 7021 (USA)
ホープ・ミーツ・フォスター、そのタイトル通り、ジャケットはある邂逅を示した、また南軍と北軍が和解したような雰囲気をも醸し出したような絵柄である。
かつて70年代、私のコレクター時代の話をしたい。 コレクター仲間の一人が「アメリカからこんなジャケットのレコードが届いたんだけど」という話をしながらカバンから取り出した。それで、その場にいた皆は「これは再発だ」と言った。 何故なら当時、我々が知っているこのアルバムのジャケットは赤と黒に白い矢印の物しか知らなかったから。 すると「某氏が、ちょっと岩浪さんに見せてみるよ」と言った。 その数日後、岩浪先生は「こちらが間違いなくオリジナルである」とお墨付きを下されたのである。 兎に角、こちらの方がオリジナルかとみな驚いた。 それほど珍しいアルバムなのであった。 今となっては、これも、また二度目のジャケットの方も、どちらも珍しいアルバムになった。
裏のライナーにアイラ・ギトラーの言葉が書かれている。 「このLPの音楽はBOPである。 BOPは死んではいない。」 アイラ・ギトラーがこのアルバムのライナーを頼まれたのは1956年だと思われる。 ビバップの誕生からまだ10年経つか経たない頃なのに、まだ死んではいないと言わなければならない、当時の音楽の流行の速さがいかばかりであったであろうか。 いや、いつだってポピュラー音楽の流行の進みは速い。 音楽家の苦労が偲ばれる。 以前何かの本で読んだのだが、Hopeは若い時に警察に撃たれたのだが、命は助かったらしい。その後の人生はジャズとクスリのみであった。 そして、わずか43年の人生の中で、一生懸命にジャズの演奏をした。
それでも、Hopeは生涯で10枚ほどのアルバムを残していて、その中でもPrestigeの作品は、メディテーションなどと共に、最も堂々とした作品では無かろうかと思うのである。
共演のフランク・フォスターは、かなりのアルバムも残したが、長い間ベイシー楽団に在籍していただけあって、音楽性は確かなものがある。 その二人の共演は聴き応えがある。 といって、うっとりさせるバラードが続く訳では無い。作品は玄人好みであり、非常に注意深く聴く必要がある。 フォスターのサックスはブルージーで、ゴリゴリ感がある中々のバッパーぶりを示す。 Hopeのピアノは、スリリングで意表を突くメロディはパウエルを乗り越え、モンクに近いながらも、非常に独自性を感じさせ、ここも、ここもと感心して聴いてしまった。 非常に高い芸術性を持ったアルバムである。 かといって、別に初心者に聴きぐるしい事は一切ない。
|
|
家族経営 | - 2022/10/15
- 考えたら、当店は家族経営であった。
家族経営 船頭三人 社員無し
|
|
秋刀魚 | - 2022/10/12
- スーパーでも、デパートでも、秋刀魚が小ぶりな物しかない。
そういえば、去年も同じことを言っていた。
今年も、小さな秋刀魚しか見ない。 残念じゃのお。
|
|
今日のニュースで | - 2022/10/11
- 新聞を見ていたら、全国霊感商法対策弁護士会が、旧統一教会の解散請求を行った。
しかし、解散したとて、状況は変わるものでもない事は明白。また次が現れる。オームを見ればよくわかる。
法律家が伝家の宝刀「法律」を盾に、宗教を取り締まろうとする事がそもそも、無意味なんじゃないかと私は思うのである。 法律家がいくら上目線で争おうとも、信心の下には、全く意味を成すものではない。 個々にとって、宗教の教えは「法律の上」を行くのである。
以前、イランに行ったことがある。 イランはまだパーレビ国王が治めていた国で、そこで観光に行くとなると、かつてのペルシャ遺跡ペルセポリス関連が主で、それ以外はモスクなどの宗教施設だけしかなかった。 それでモスクの周辺を歩き、現地の人々の様子や、子供たちが働いて家を支えている様子なども見て、色々質問していてふと気が付いたのは、国の法律より、宗教の教えのほうが上位にあって人々の行動を律しているという事であった。 宗教とは、そこまで強かったのかと、改めて思ったのである。
かつての日本もそういう事柄は多々あった。 明治から天皇制神道を押し付けられ、法律と愛国精神と宗教で絡めて管理されていたのが、戦後、制度の崩壊と共にほぼ無宗教となった日本人には法律が全てとなったが、実は人間の中には頑なな宗教心というものがあって、それは何かのきっかけで簡単に猛烈な信者と成り得るものなのだ。
宗教を罰するものは、宗教のみ。 かといって、どうする? 私には分からないから、だれか戦え!
|
|
  
|