HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
HAROLD LAND “WEST COAST BLUES”と木馬の話 | - 2025/01/03
- HAROLD LAND “WEST COAST BLUES” JAZZLAND 20 (USA)
ハロルド・ランドはそれほどバリバリのハードバッパーではない。 どちらかと言うとサッパリした方のテナー・プレイヤーに入る、だが、ブルース感はあって、中々玄人好みである。 タイトル通り、なるほどという作品になっている。 特に冒頭の本人のオリジナル曲Ursulaは、良い感じである。 60年録音のナイス・アルバムである。
ところで、このレコードのラベルを見ていたら、なんと「木馬」のスタンプが。 ジャケットをひっくり返して見れば、裏に「MOKUBA」とスタンプが押されていた。
木馬は、ジャズ喫茶奔りの時代からの店で、ここ新宿の靖国通りにあった。 かつて都電通りと言われていた時代で、私はその、都電通りにあった店に行った事がある最後の世代になろうか。 60年代の終わりと共に、都電通りから、歌舞伎町の中に引っ越して、表から消えた。 70年と共に音楽もいっぱしのジャズ喫茶から、ソフト路線のジャズが掛かっている喫茶店になった。 それ以来、私は行く事が無くなった。 時々ネットのブログに80年代に木馬に行きました等と書かれているのを見ると、まさか、そんなに続いたのかと驚く、当時は最早ジャズマニアからは忘れられた存在であった。 最初の店はなかなか気合が入っていた店で、最初、6つ年上の姉に連れて行ってもらった。 モンクの曲が掛かっていて、すっかりモンクが好きになった。 コーヒーは不味かったが気に入った記憶がある。 とにかくこういう店があったおかげで、商売人はジャズは儲かるという話が広まったようで、その後、ジャズ喫茶が次々と産まれたのである。
こういう往年のスタンプ(記録)があるレコード盤が出て来ると本当に嬉しくなる。 今日は、作品の話でもなくなったなあ。
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あてまして、おめでとうございます | - 2025/01/02
- 明けまして、おめでとうござます。
良い年になりますように、お祈りしております。
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本年もお世話になりました。 | - 2024/12/31
- 本年もお世話になりました。
私は、風邪を引き、更に風邪をこじらせ、しばらく休んでしまったりと、後悔ばかりの一年でした。
それでも、ご愛好賜り誠にありがとうございます。 感謝の念に堪えません。
ありがとうございます 店主
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我が家の餅騒動 | - 2024/12/30
- 正月を迎えるに当たって、忘れていた事。
鏡餅を飾る事。 切り餅が手に入ったので、すっかり安心しきっていた。
軽く考えていたので、慌てて、近くのスーパーに行ったら売り切れです、と。 夕方、東急、成城石井、富士スーパーと行くも、プラスチックの入れ物で作った鏡餅さえ売り切れだと。 何年か前だったら、元旦になっても売れ残っていたのに、最近は在庫管理が進んで、きっちり売れる数しか仕入れをしなくなったようだ。
考え込んでしまった、さて、どうしたもんか。
良し!かくなる上は明日の朝、自分で作るぞ、と。
モチ米の1sの袋が店頭にあったので、購入。 臼と杵はさすがにないが、餅つき機は何年か前に長男の嫁からもらったものがある。 いよいよ、餅つきが我が家で行われる。見たら説明書がない。 しかし、やるしかない、そうすれば、本物の鏡餅を飾る事が出来る。
ここからは12月31日の話です... 朝から興奮。 使用方法はネットに有るはずと、スマホで探し出し、良く分からない説明と格闘しながら、家内と喧嘩しながら、餅つき開始。 やっとの事で、いびつな鏡餅は出来上がった。 ドタバタと我が家の年の瀬は暮れて行ったのである.....。
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高速道路渋滞 | - 2024/12/29
- 長期休暇は高速道路が渋滞する。
運転手は居眠りと追突事故に注意して下さい。
運転はなぜ疲れるかというと、無呼吸運動に近いからである。 ブレーキとアクセルの際に一瞬息を止める。一瞬緊張があるからで無意識に行われる。 その連続により疲労が増す。
以前のF1で、アイルトン・セナの時代には、彼らは2時間走行の後は、一人で歩けないほど疲労していた。 シューマッハの時代からは一人もそういうドライバーはいなくなった。 解説者はトレーニングの結果だと言っていたが、それより呼吸法の確立があるのではないかと、思われる。
一瞬の呼吸停止を無くすことにより、疲労の無い運転が可能になる。 それはアマチュアも同じ事。 通常呼吸をきちんと連続して行う訓練をすると良いと思う。 むつかしいけど。
きっと、こんな事を言う人はいないだろう。でも本当だよ。
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正月準備 | - 2024/12/28
- インフルエンザから体調崩し、ずるずる休んでいたのだが、ここに来て少し回復傾向にあるので、
早速、正月準備でまず洗車ワックスにいつものスタンドに出掛けて行ったら、予約ありますか?と聞かれた。 年末は予約も入らないという、近くのスタンドに行っても同じ答えが返ってきた。機械洗車も6台待ち。 人は誰も同じ時期に同じ事を考えるようだ。 友人に電話したら「じゃあ一緒にやろう」と早速、洗車セットを持参してくれ、ものの30分ほどで洗車ワックス完了。綺麗なクルマで正月を迎えられそう。友人もクルマ・マニアだけど、見事な腕前、助かった。感謝。
それで、次に羽毛布団の洗濯。今はコインランドリーのマシンで洗えると家内が調べ、クルマに二枚積んで出かける。洗っている間に、喫茶店でも行こうと歩いて5分ほどの店でサンドイッチとコーヒー。時間を計って行動していたのに、帰ってきたら、次の親父が勝手にウチの布団を引っ張り出していた。不潔だからと腹が立ったが、口には出さず、もう一度乾燥機に掛けた。
それから花屋に行って、松飾と正月の花を購入。 門に松を取り付けた。
餅はなんと仲良しが、特別な注文品だと下さった。
今年も無事に正月が迎えられそう。
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ギャンブル大国 | - 2024/12/27
- テレビでは、有名人を使った競艇のCMがこれでもかと流れる。
競馬、競輪など公営ギャンブルのCMもたくさん流れる、パチンコ番組も盛んである。 そして宝くじ。 日本ほど、テレビにギャンブルの宣伝がある国家も珍しい。 世界に類を見ないのではなかろうか。 それで良いのか?
それでいながらカジノの話になると、目くじらを立てて市民反対運動が起きる。 外国人向けのカジノはそんなに悪いとも言えないし、ギャンブルに厳しい国でも外人向けに存在している。 反対運動はパチンコ業界の差し金という噂もあながち見当違いとも思えない。 北朝鮮・韓国系の資金源を断たれてたまるものかという戦略に、左翼団体が絡んだ、面倒な運動か。
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選挙 | - 2024/12/26
- 東京都知事、兵庫県知事の選挙以来、ちょっと政治を巡る状況が変わったような気がする。
まず、石丸氏、立花氏、と言った、話術の卓越した人が現われ、ネットの情報と悪質も取れる活用と合わせ、人々に訴える、あるいは煙に巻く手法が出来上がった事。 橋下徹氏も話術の上手さでテレビ視聴者を虜にする事では同類である。
ネットの政治選挙利用は、普段ネットに依存している人たちが、その手法にハマってしまい、もっともらしいレアな情報ほど飛びつく。情報元などネットには元来あいまいな世界。 その結果、全く政治に関心のない若者含む人々が、突如、宗教の信者になった如くに、政治に目覚め、政治運動家になり、政治運動の快感に浸ってしまった事。 まさに、怪物が出現しそうな感じである。
一方、自民党など、103万の数字も一向に改める様子はない。人の心の分からない自民と言われたそのままの姿に国民はあっけに取られるのみ。まあ、財務省の言いなりの自民の姿である。その姿は毎日テレビで何度も流されるのに、自民は何も感じていない。
言って見れば、独裁者ヒトラーの出現を待っているような状況である。
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新入荷リスト | - 2024/12/24
- お世話になっております。明日の十二月二十五日に年内最後の通販リストを更新予定です。よろしくお願い致します。メリークリスマス。
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考え事をしていたら、急に思い出した | - 2024/12/21
- もう25年以上も前の事。
忘れようにも忘れられない思い出。
旅行会社の東急観光を辞めてから失業保険も切れ、やる仕事もまだ決まってない頃、盛岡支店の知合いから電話が来た。 「暇なら手伝ってよ、金は払えないけど宿泊は用意する」という話であった。
仕事というのは高校生インターハイの宿泊、弁当、交通等、その管理システムが上手く動かないので手伝えと言うことだった。 どうせ暇だし、運営に興味があったので引き受ける事にして、ひと月ばかりホテル住まいをして手伝った。
そもそも。元々は私一人が大型イベントのコンピュータ管理システムを担当していたのだが、更に大きなイベントであるインターハイの管理をやりたくて、受注チームを結成、数年がかりで作戦を立てて、何度も盛岡に出張し受注にこぎつけた仕事で、私が手がけていたデータベース・システムがどの程度の物かと言う興味があったのである。
その時の事を思い出すと......、 受注して喜んでいたら、部内の上司などから厄介な仕事を取って迷惑という意見やら、調子に乗っている、等色々批判があった。 大型イベントは膨大な利益が見込まれるのに。 大型イベントの仕事はそのほとんどをJTB一社に行く、しかし、私もたった一人で善戦していたと思うのだが、赤字続きの会社を立て直すことなど誰も考えていないのだと、良く分かった事件でもあった。 仕事が進行中に、会社のリストラの話があり私は退社したのである。データベース管理業務は私の下請けに引き継いだ。 担当社内にシステム担当不在という最悪の状況であった。
さて、それでも方向性は決まっているので、仕事は進行していた。 元社員の私と、下請けの担当とで、なんとかこなしていた。 いよいよイベントの開会が近づいて来ると、宿泊確認書やら食事クーポン等の膨大の量の発送業務が控えていて、その直前の入力も終わらず、15人以上いるアルバイトのお姉さんも毎日遅くまで働いた。 そしてリミットが残り数日となっても、終わりそうも無い。 そんな緊急事態を見かねた、その支店の社員が自主的に2・3人手伝いに来た。
夜9時か10時頃だったろうか、突然、会社の労働組合の役員が来た。 お手伝いかと思いきや、彼は「社員はこれ以上の労働をしてはいけないので、すぐ帰るように」。 社員は驚いたようだったが、緊急だからと反論したが、組合員の強い口調に負け、言う事を聞いてすぐに帰った。 警察官のような組合役員に「自分達の会社の仕事なのに、それでも何とも思わないのか?」と聞くと、「会社が考えるべき問題で、自分達には関係ない」とあっさり。会社の不祥事を待っているような感じ。 代わりに組合の人が働くのかと訊くと、どうも仕事はしないらしい。 そんな会社はすぐに駄目になる、と言おうと思ったが、黙って仕事した。
残ったのは会社に関係ないバイトや下請けと私だけ。 こんな大事な時になんで社員がいないの?」と陰で怒るバイトもいたが、皆必至に仕事をこなした。 結局、終わった時は朝の5時だった。 少しでも家に帰って休むなりシャワーを浴びるなりして来い、と言う事になったが、タクシー代も勿体無いというので、私が車で、遠方の4・5人ばかりを乗せて、近い順番に自宅まで送り届けた。 近隣の農家の娘さんが多く、緑の美しい田園風景の中に大きな造りの家ばかりで、そんな農家を廻る素晴らしい景色のドライブで、運転好きの私には大変な満足であった。その風景というと、黒澤明の映画の最後にみんなが楽しそうにしている、田園風景という美しさ。(説明が不足だな)
ある母親が、玄関の前で待っているので娘が「いつから待っていたの?」と聞くと「身を案じて寝ないで待ってた」と。 一晩中、外で待っていた母親の気持ちに思わずもらい泣きしてしまった。 母親は、「ウチの子が結婚相手を連れて朝帰りをしたのかと、構えていたよ」 と言うので、慌てて打ち消して、大笑いになったものの、責任を感じて困ってしまった。
全員送り届けて事務所に帰ってから「俺達もちょっと寝ようか」等と話していると、もう全員9時に出勤して来て、次の仕事に取り掛かるのだった。 そんなバイトの彼女たちの働きぶりが忘れられない。 この人達を全員、東京に連れて帰って会社を作ったら絶対、成功すると思ったほど、立派で素敵な人達だった。 今でもその時の人たちの顔を思い出す。
社員と労働組合の思想・対応の件には、腹が立って、余計に組合と左翼嫌いになった。 それよりも私にとって「金にならなくても仕事って良いなあ」と思った唯一の経験だった。 身体は疲れたが、気持ちは無茶苦茶楽しかった。
でも、その時、社員であったなら、きっと胃が痛くなったに違いない。
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