HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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JOHNNY RICHARDS “WIDE RANGE”
2021/08/03

JOHNNY RICHARDS “WIDE RANGE” CAPITOL T885 (USA)

昨日、ビル・ホールマンのアルバムの事を書いたのだが、それで他のビッグバンドの良いアルバムは無かったかと思って探してみた。
探すとケントン楽団が思い浮かぶ、幾多の優秀なバンドがあるのに、なぜかケントン楽団ばかり頭に浮かぶのだろうと不思議な気持ちになったのだが、やっぱりケントン楽団は優秀だったなあ。
あのバンドで良い働きをした人は他にも沢山いたはず、と思浮かべてみたらちょうど目の前に一枚のアルバムが!お、これじゃ。

なんとも気持ちの良いビッグバンド・アルバムである。
メンバーには、ジーン・クイル、フランク・ソコロー、ハンク・ジョーンズ、ジミー・クリーブランド、等錚々たるジャズメンが揃っている。
50年代の長い期間スタン・ケントン楽団でアレンジャーとして幾多の仕事をこなした。
またも書くが、あの仕事のキツイ事で有名なブラック企業楽団のケントン楽団に本当に長い期間いたのは、余程大切にされたか、根性があったのか?
いずれにして大した男である。

ジャズメンは功成り名遂げると自分のビッグバンドを持ちたくなると言うけれど、正にこの人もそんな感じであった。
やりたい事をやったのであろうか。
実力者だけに、アレンジも中々凝っていて、サウンドは煌びやかである。
洗練された立派な演奏なのである。
是非、聴いて頂きたい。

彼は50代で病で亡くなってしまった、もうちょっと生きたら、もっと沢山の作品を残しただろう。
人間、長生きが良いとは言わないが、もうちょっとだけでも生きたら良かったのに。

BILL HOLMAN “IN A JAZZ ORBIT!”
2021/08/02

BILL HOLMAN “IN A JAZZ ORBIT!” ANDEX A 3004 (USA)

ビッグバンド・ジャズの傑作アルバムの入荷。素晴らしいアルバムである。
世の中にビックバンドは数あれど、感心するほどの作品はそうそうあるものでは無い。
まして、日本のジャズ・ファンはビッグバンド嫌いが多いので、余計に目立つことがない。
しかし、良く聴いて頂きたい、ビッグバンドの面白さ、楽しさ、迫力は言うまでもない。
だが、日本の家庭環境においては大きな編成の音楽、弦楽器主体のクラシックならまだしも、金管楽器主体のジャズともなれば音量も大きく、中々聴く事が出来ないのは良く分かる。
悲しいなあ。

と、どうでも良い話をしても仕方がない。
彼はウディ・ハーマンのために働き、また長年スタン・ケントン楽団で働いた。あの働き過ぎのケントンと一緒にいたのは相当なブラック企業とも思える環境であったろう。しかし、演奏もし、曲も提供し、と相当の活躍であった。
ケントンの作品群にその成果を見ることが出来る。
その後、己の楽団を持ったときのこの作品である。Jazz Orbitとは「ジャズの軌道」というのか?大きなスケールのタイトル名でジャケ写が宇宙の写真とは大きく出たものである、よほどの野心作であったか。
ちょっと考えすぎではあるが、1957年ソ連のスプートニク衛星の打ち上げ成功とアメリカのバンガード計画の失敗で、国内はソ連に負けるなと言う世論が渦巻いていた時である、それなら私のジャズの軌道はこれだという気持ちがあったのであろう。いいんじゃない!モトエ。

メンバーが凄い。
本人のテナーはじめ、マリアーノ、ハーブ・ゲラー、リッチー・カムーカ、ジャック・シェルドン、コンテ・カンドリ、フランク・ロソニーノ、ヴィクター・フェルドマン、メル・ルイス等々揃いも揃った。ズートシムスの兄弟のレイ・シムスもいる。

演奏は柔硬併せ持ち、強く弱く、静かに朗らかに、時々観客をぎゅっとつかむようなサウンドも見事である。
実に楽しくスリリングな演奏が繰り広げられるのである。
また、それぞれのミュージシャンの演奏もじっくり聴かせてくれる演奏である。何度でも角度を変えて聴いて頂きたい。
マリアーノのサウンドも良い音色であり、本人ビルのテナーの音質も素敵である。

いや、聴き応えのある作品であった。

AZYMUTH “LIGHT AS A FEATHER”
2021/08/01

AZYMUTH “LIGHT AS A FEATHER” MILESTONE M 9089 (USA)

おや、これは珍しい。
NHK・FMの深夜音楽番組「クロス・オーバー・イレブン」のテーマ曲が収録されているアルバムである。
すでに番組は終了しているものの、結構な人気番組だった。

AZYMUTHはブラジリアン・フュージョンのグループであるが、ECMレーベルにも同名のグループがいて何枚かリリースし上品な音楽を聴かせているのだが、そちらは異なる人達である。
私などかつては ECMに馴染があったので、同じバンドかと思っていたのである。爽やかサウンドでもあったし。
なんとも面倒な事である。

さて、こちらブラジルのバンドの方は、かなりヒットし多くのアルバムを売り出した。
FM放送のテーマ曲に使われたのは「フライ・オーバー・ザ・ホライズン」と言い、これまた結構なヒット作なのである。
聴いていると、テーマ曲に使われる曲というのは、成程と思わせるような独特の個性があるものだ。

自動車保険の事
2021/07/31

今まで私は損保ジャパンの自動車保険に加入していたのだが、どうも保険料が高すぎるような気がして、他の保険会社はどうかと考えてしまった。
テレビでも盛んに安価な保険を宣伝しているので2・3社、見積して見た。
もっとも安かったのが「おとなの保険」というCMでお馴染みの会社。
私のシルビアは車検証が「S15改」。
改造車ではなく立派なメーカー車なのである。
疑問点をクルマ屋に聞いたところ販売台数が1000台のみで、日産も面倒で「改」で済ませてしまったらしい。

さて申込の段、ネット画面にはS15しか出てこず、申込み後の保険証書にも「S15」となっている。しかし胸騒ぎがして、その事を保険会社に電話で問い合わせてみたところ。
「よくぞ言ってくれました。当社は改と付くクルマはいっさい受けていません!」だと。
私が、「自分で改造したものではありません。立派な通常車です」といくら説明しても「受けられません」ときっぱり。それで大人の保険を、保険会社のお薦めに従って取消。

損保ジャパンの担当者に聞いたら、「当社などは、社用車、営業車、通勤車などが多く、どうしても事故の確率が高い、それで若干保険料が高くなります。その点、新規ネット系・外国系の保険は、殆ど走る事の無い車、仕事に使わないクルマを狙い撃ちにし、安価な価格で客を釣り上げているので、どうしても価格で負けてしまう」との事だった。

本来、保険と言うのは相互扶助の原則だが、新規のネット保険というのは、なるほど、隙間を縫った商売なんだね。
CMのキャッチではないが私は、大人の階段を上り損ねたようだな?!
驚いた。

卓球で思う事
2021/07/30

そう言えば卓球は、そもそも日本のお家芸だった。
代表選手の名前は荻村さん。
日中友好のために指導者として招かれ、其の後の中国の基盤を築いた。もっとも既に中国は強豪国ではあったのだが。

 スポーツなどまだ良い。
現在の中国や韓国の家電や自動車産業の栄光を見ると、かつて日本が技術指導という名の下に、定年間近の技術を持った親父たちが送り込まれ、持てる技術の全てを教えつくした結果でもある。
 かつて私が自転車ロードバイクをオーダーで作った時の親父はゼブラという会社の技術役員だったが、台湾のメーカー・ジャイアントに行き、自分の技術のみならず、自分が試したかった技術も含め全て研究と指導として伝えたそうだ。
その結果は、現在のGAINTを見れば納得出来るものがある。

 日本人は真面目で教育という名に弱い。
何でもかんでも教えてしまう。
今も農業指導という名の下に、秘密も教えてしまうらしい。

 技術はお金より価値があるのである。日本は職人を馬鹿にして大切に扱って来なかった。
技術は農業だって、先端半導体技術だって、簡単に国外に持ち出してはならない、簡単に他人に教えるものでは無い。
お金を上げた方がましである。

柔道
2021/07/29

オリンピックの競技が始まってから、文句を言っていたのも忘れ競技に見入ってしまう。
卓球で中国に一泡吹かせたのも痛快。
ソフトボールの活躍も感動。
しかし、女子柔道の濱田さんの柔道には感動した。
柔道って、そもそもあのようなものではなかったか?
昨今、指導者からして、立って一本ばかり連呼している気もするが、あのような柔道こそ日本の柔道ではなかったか.
今まで、名勝負という動画を沢山見せられて来たが、男女合わせてもこれが最も名勝負。
失ったものを見せられたような気がした。

それも30歳、女子の初出場。
マスコミが作り上げた人気選手ばかりに注目が行っていたのだが、何とこれほどの優秀な選手がいたのか?!!

驚いた。
今回のオリンピックの一番の収穫であった。
まだ、終わっていないけど。

人気番組プロジェクト X
2021/07/28

20日のNHK・BSでかつての人気番組PROJECT−Xの再放送あり、SONYの成長の苦労話。
画面の中にウォークマンを持ったアメリカ人の親父が出て来て、これがないと生活が始まらないようなことを言っていた。
いや、考えてしまった。今やSONYはじめ日本企業などは小さなオーディオ機器の世界においては蚊帳の外。
全てアップルによって世界はリードされている。
今更SONYの頑張りを放送して何の意味があるのか?それとも日本企業はこれほど落ちぶれたと言いたかったのか。いやいや意地悪は言うまい!

私は、店を開いて以来、毎月のように海外にレコードを仕入れに行っていた。
元々は旅行会社にいたので、各地の空港など見るのも楽しみの一つであり、空港内のショップも廻るのも楽しかった。
かつては、必ずと言って良いほど、どの空港にもオーディオ・ショップがあり、そこにはSONY、AIWA、PANASONIC、などなどウォークマン等日本企業の類似品がびっしりとならび、実に盛況であった。
ある日、いつものように歩いていると、アップルの小さなiPadだったか、店内ズラーッと展示。今まであった日本製は片付けられていたのを目の当たりにした。

日本製がこういう分野で世界から落ちた瞬間を見てしまったのである。
SONYが一夜にして、アップルに負けるのを目撃するとは、なんという悲しい出来事であったろう。
私が出張中に目撃した、忘れられない出来事であった。

ああ、栄枯盛衰。
驕れる者も久しからず、ホント....

セミ
2021/07/27

黒猫ブルが日に何度も外に出たいと言うので、私はせっせとお供をしなければならない。

昨夜も、玄関にでて水を汲んであげたりしていたのだが、ふと目の前にセミが羽化していた。
白い身体が殻にしがみついている。
しばらくして 夕食を摂ってから家内と見に行くと、若干色が付いて来ていた。
何時間も掛かって、なんとも大変な事である。

身体の色が薄い内は写真に撮ろうとしても、なぜかピントが合わずにボケてしまったのだが、色が付いて来たせいか、写真に納まった。

しかし、ウチはそれほど田舎ではないんだけどなあ.....

カエル
2021/07/26

どうも以前から、玄関前の鉢植えを並べてある辺りに、ガサガサ音がすると思っていたら、なんと今日は鉢植えの中にカエルが二匹。
ツガイでいたんだね。
水場が無いのにどうしているのか?

我が家に居ついて数カ月にもなろうか。
可愛いものだが、ウチはそれほど田舎ではないんだけど....

サーバー不具合によるオーダーフォーム不備のお知らせ
2021/07/25


サーバーの不具合により今朝(7/25)にオーダー頂いたものが
確認できない状態にあります。
お手数ではありますが 注文確認メール(お問い合わせメール)をこちら
( fzr00574@nifty.com )に転送頂くか
再度オーダー手続きをとって頂ければ直ぐに返信いたします。
ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありません。何卒よろしくお願い致します。

                              店主

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