HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
映画 おとうと | - 2021/05/26
- YOUTUBEで、映画「おとうと」が見つかった。
ちょうど見始めた時に、仕事が入り一旦止め、私のお気に入りに入れておいた。 さて、翌日続きを見るぞー!、と勇んで画面を開けると「動画を再生できません」だと、消されてしまったんだね。 ああ、昨日の内に見ておけばよかった。 これだからYOUTUBEは嫌だ。
映画「おとうと」を見たかった。 幸田文の小説を映画化したもので、今までに3回ほども映画化された名作。 特に最初の岸惠子と川口浩と田中絹代が出ていたのは、昔々に一度見ただけなので、記憶も曖昧になってしまっているので、是非見たかった。
ま、只で見ようとしている訳だから文句は言えない、仕方がない。
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ジャズには煙草が良く似合う | - 2021/05/22
- 最近は増々、タバコが嫌われているようで、ここのビルでも遂にある住民から建物内いっさい禁煙を理事会の議題にしてくれという要望があった。
私は、今は煙草を吸わなくなったのだが何故か煙草の煙が好きで、つい吸う人を援護したくなる。 なにより、ジャズには煙草の匂いが良く似合う。 煙草無くして何がジャズか? という雰囲気を強く感じてしまうのである。
であるから、我が店の目の前には煙草吸引コーナーが設置してあるのだ。 レコードを購入後はゆっくり吸って行かれて下され。
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コロナのワクチン | - 2021/05/20
- 私ももうすぐ75歳になってしまうので、コロナのワクチン接種が近い。
だが、本当は若い人から打ってもらった方が良いと思うのは私だけ? 電車で通勤している若者とか、盛り場で飲み歩いている若者とか... 新宿の歌舞伎町には接種カーなるものを出動させ、ふらふらしている不良外人やら若者を掴まえて、ハイ接種よ!とチクッとやると良いんじゃないか?
だいたい、年寄りは家でじっとしている人が多いのだから、後で良いんじゃないか?
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コロナウイルスのワクチン | - 2021/05/19
- ニュースで盛んにコロナ・ワクチンの裏口接種がケシカランと大騒ぎ。
やれ町長が先に打ってしまったとか、どこかの社長が市民より先に打ったとか、 フェアではないと大騒ぎ。
私は大いに良いと思うのだが、市長や町長が先に打った方が良いんじゃないか。 経営者も会社の経営責任があるのだから先に打ってもらっても良いんじゃない?
余らせて破棄するより良いんじゃない? そうだ、本日のキャンセル待ちというのも作ったらどうかね。
もう一つ、金を払っても打ちたい人優先とか、100万円とか10万とか設定したらどうかね。 国も沢山払ったお金を回収しないと....
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HOWARD McGHEE “DUSTY BLUE” | - 2021/05/17
- HOWARD McGHEE “DUSTY BLUE” BETHLEHEM BCP/BS-6055 (USA)
今回はステレオ盤であるが、言って見れば非常に出会いの少ないアルバムであり、しかも音質も上々なので決して、ひるむ必要はない、ステレオ盤はなぜか録音も上等なのである。 ジャケットの番号はモノと同様BCPとなっているのだが上部にSTEREOと記載されている、ラベルの方はBSと変えてあり青ラベルである。 当時は、ステレオとモノの扱い方が各社ちょっとづつ異なっているのが興味深い。 例えば最も過激な例ではContemporary社のようにわざわざStereo Recordsという別レーベルを立上げた所もある。モトエ
作品のこと。 この作品ほど、心にす−っと溶け込んでくるアルバムも他にあるまい。 彼のトランペットの音色は聴き易いのです−っと入ってくる、だが、聴き易い音楽は他にいくらでもある。 しかし彼のように、この人は人間も良い人だなあと、身体の中に点滴のように落ちて来て、心休まる音楽はそうそうない。しかも、ミュートを付けた時のサウンドも、ミュートを付けたぞ!という感じを抑えて聴こえるのも素敵である。 もっとも、最初からミュートを付けたかのような優しい音なのだが。
このジャケットを眺めていると、ちょっとジャズのジャケットらしくもないと思えないわけではない。 お洒落なのが珍しい、と言えば珍しい。 髪の毛は伸ばすようにキチっと整えている。 お洒落はヘアスタイルからという通りであり、きっとグリスのビンが5・6個も家にあったのではないか。 彼が如何にヒップなジャズメンであったか良く分かる。 スーツはやや細身で深い紺系、ネクタイも青い色のやや地味目できちっと結んでいる。 なるほどタイトル通り「ダスティー・ブルー」という渋い色合いなのだ。 「くすんだ青」という色合いをイメージにしたサウンドの風情が言いようのない素晴らしさ。
ハワード・マギーは昔からジャズ・ツウには人気のミュージシャン。 ジャズ初心者から聴き込んで行き、ようやく突き当たるジャズだった。 当然、原盤の出番という所であった。
どの作品を聴いても引き込まれてしまう良いアルバムだが、ここでも、心が休まるような名人芸が聴ける。 演奏はしつこくなく、サラっとした淡泊な味わいで、人生を達観したような感じが伝わる名人芸が嬉しい。 端的に言えば、ムーディーな夜の音楽としても、これは超一流の出来である。
(売れてしまいました。)
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映画 東大全共闘と三島由紀夫 | - 2021/05/16
- 最近の新しい映画なのに、たまたまテレビを付けたら、NHK-BSで映画をやっていた。
まさか こんな話が映画になるとは、歴史の中に埋もれてしまった方が良いような話なのに、こんな話で今の世の中の人は面白がるような映画なのか、と感心しながらみた。 当時、体制しかもその中心に最も近い学生たちに一体何が不満があるのか理解するのが困難な彼らの学生運動であった。私などバカらしくて気が抜けたのであった。
個人的には、映画の中に芥正彦さんが出て来たので大変うれしかった。 彼は途中で「退屈だから、オレ帰るわ。ごめんね」と帰ってしまい、三島も笑って送っている人である。 しかし、その後、三島からなんどか誘われて、お前が一番面白かったと、よく一緒に飲んだりしたらしい。
かつてちょっと知合いだったので、よく顔を合わせて話などした。 しかし、映画の中で73歳になったというが、今の方が若々しく彫が深く素敵な顔立ちに、何だかびっくりした。 元気でいたんだという感慨深いものがあった。 合う事もないでしょうが、お互い元気でいましょう!
そうそう映画、解説は要らないね。 当事者だけの話だったら面白かったのに。
それより芥さんが、ピースを二箱持っていき、三島が4箱持っていったけど、相手のものまで吸ってしまったと、そう言えば二人共、しきりと煙草を吸っているのが面白かった。
壇上でも、画面の中でも たくさん煙草を吸っていられて良い時代だった。
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電話回線 | - 2021/05/12
- 先日、ここ新宿周辺で電話が掛からないと大騒ぎになった。
特に携帯電話からの通話がほぼ掛からない、たまたま苦情の電話が掛かってきた時だけ通じて、色々、話を聴くとAUからが駄目のようだと。 それでAUに電話をした所、コロナの予防接種の予約の電話が殺到して回線のパンクが予想されたので、恐れたNTT側が回線の制限をしているのだと言う。
それがドコモだと結構掛かる、ソフトバンクも掛かる、AUだけが不調だと。 AUいじめだと商店主が怒っておった。
まあ、仕方のない筋書きだ。
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DOROTHY ASHBY “THE FANTASTIC JAZZ HARP OF DOROTHY ASHBY” | - 2021/05/10
- DOROTHY ASHBY “THE FANTASTIC JAZZ HARP OF DOROTHY ASHBY” ATLANTIC 1447 (USA)
ジャズにおいては珍しい楽器の部門になるハープ奏者のアルバムである。 これが中々どうして良い味わいで、冒頭に針を下ろしてから、なんだかんだと最後まで聴き入ってしまった。 彼女の心意気が弾き出されたというか、導き出された良いジャズだなあ。 不思議な魂のようなものが心にすっと入って来るサウンドで、しかもブルースのフィーリングが残る。
ハープ奏者としては、その後アリス・コルトレーンが有名になったので、ジョン・コルトレーン人気もあり一気に日本でも人気も上がった。 A-4 I will follow youなどDJにも人気という。 今ではスピチァル・ジャズとしてエキゾティック、グルーヴィー等と美辞麗句が用いられる結構な人気アルバムになったらしい。良かった。 私が頑張って営業する必要も無かったという所である。
ここで終わっても良いのだが、ちょっと気になった事があった。 最終学歴は州立大学になっていたのだが、もっと大きい扱いが高校で、裏の英文ライナーに書かれているのは、デトロイトのCass Technical High Schoolとなっている、キャス工業高校という所なのである。なんで工業高校が?と思いネットを見てみると何とこれが凄いの何のって。 約80%以上の生徒が黒人・アフリカ系アメリカ人であるのだが、かなりの優秀な生徒ばかりで、科目は製造、工業、マーケティング、経営それに芸術・音楽があり、音楽にはハープ科もあるようだ。 卒業生はワーデル・グレー、J Cハード、メジャー・ホリー、ハワード・マギー、アル・マッキボン、ビリー・ミッチェル、ラッキー・トンプソン、ダグ・ワトキンス、ケニー・バレル、ドナルド・バード、ロン・カーター、ポール・チェンバース、ヒュー・ロウソン、フランク・ロソリーノ、ジェラルド・ウィルソン、デラ・リース、おまけにアリス・コルトレーンという錚々たるジャズに貢献した面々。 デトロイトはジャズメンの出身地として有名なのだが、それにしてもオール・アメリカンとも呼べるようなジャズメンをこれほど沢山排出した高校とは一体? 伝統という一言で片付けてはいけないような恐ろしさ。 いやはや驚き桃ノ木山椒の木。恐れ入谷の鬼子母神! おじさん久しぶりに興奮シマクラチヨコであった。
ドロシーは1932年生まれ、一方のアリスは1937年生まれであるから高校で一緒になる事は無かったであろう、しかし、同じような教育を受けていたのだと思われる。
ウーム!
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ALICE BABS “MUSIC WITH A JAZZ FLAVOUR” | - 2021/05/09
- ALICE BABS “MUSIC WITH A JAZZ FLAVOUR” SWEDISH SOCIETY DISCOFIL SLT 33223 (SWEDEN)
大変立派はボーカル・アルバムである。 しかし、我々オールドスクールのようなジャズファンが聴いて楽しいかどうかは不明である、なぜならジャズ・ボーカルばかりとは言えないような所も無い訳ではないから。 しかし、バックは一流なジャズメンばかりであり、なぜか時代が変わり、当アルバムが欧州から日本のクラブ・シーンにおいて多大な貢献をした事も事実である。 と言うより、このアルバムに収められたたった一曲によってクラブ・ミュージックのトップクラスに持ち上がってしまったのである。 その曲はA−3のBeen to canaan キャロル・キングの曲なのであるが、非常に上手くやったと思われる大ホームランで、私も大好きな演奏である。 まず、Red Mirchell(レッド・ミッチェル)のベースから始まると、コンガがチャカポコ、すぐにRune Gustafsson(ルネ・グスタフソン)のギターと3者のイントロから彼女の歌が始まり、そのまま歌は続く。 やがてNils Lindberg(ニルス・リンドベルグ)のピアノ、Jan Allen(ヤン・アレン)のトランペット、Arne Domnerus(アルネ・ドムネラス)などの管楽器も綺麗なアンサンブルを聴かせると言うわけ。 ジャズ・ボッサのリズムの実にうまい演奏に聴いていてあっけに取られてしまう。 ジャズ・ボッサにのった声楽家の歌が、これほどうまく行くとは思いもよらない結果であった。
他にB-3 How about a bluesは、前者と同じような楽器構成と同じような進行で進む、ジャズ・ボッサではないが、すばらしい演奏で彼女の高音の魅力たっぷり。 A-4、Flow Gently,Sweet Aftonという有名な古いアメリカ民謡は、教会の音楽に厳かな雰囲気に続く名唱。 BラスのA hundred years from todaysは時々聴くこともある古いアメリカのヒット曲。なかなか素敵で聴かせる。
彼女の歌い方は正統的な声楽で、バックを支えるのはスエーデンの一流ジャズメンが集まって良い作品に仕上げようとしたことが良く伝わる、言って見れば日本で美空ひばりのアルバムを作ったような感じであろうか? ひばりちゃんは演歌風、アリスは声楽、という違いであろうか。だが、スエーデンのクラシック界を牽引する国の頂点に君臨するレーベル(Swedish Society Discofil)で作られたアルバムというだけでも聴く意味もあろうと言うもの。
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東京オリンピック | - 2021/05/08
- 今日の夜のニュースでも、東京の感染者1000人を超えたと。
あさもありなん。 東京オリンピックの開催中止にでもすれば、皆がんばってみる気にもなるであろうが、都民に我慢をしいておいて、オリンピックは開催だと。 開催ともなれば これから一体、何千、何万という人達が世界中から入って来る、その人達からの感染が起こりうる事態も予測しないで、都民を守る事もそっちのけで、都民に我慢を押し付けるのか。
もう、都民も愛想が尽きたという所かな。 オリンピックは止めて欲しい。 中止にするか、または今度の開催地に向け、世界中で順繰りに先送りは出来ない物か?
私はオリンピックなどテレビなども絶対見ないぞ! 私は昔は開催に賛成だったのだが、コロナまん延の中では開催は望まない。 日本人のため、世界の人のために!
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