HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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今朝は
2018/01/04

今朝は早く出社、新年を迎えてお掃除。
もちろん一人である。
まずエアコンのフィルター、床、トイレと2時間ばかりミッチリと。
それから久しく行っていない、歌舞伎町近くの猫に会うために散歩に出かけた。
実は、12月30日の午後もノラ猫のサキちゃんに会いに行ったのだが、会う事が出来なかった。
それで今朝は居るだろうと思ったのだが、他の3匹は会議を始めるようにちょうど集合してきて、互いの顔を見合っていた。
サキちゃんだけが姿を見せない。
残念である。
黒と白の二匹は相変わらず、べたべたでどこに行くにも くっついている。
なんだか可愛さを通り越して可笑しいほどである。


しかし、年末年始もなんだか面倒臭くなってきた。
なんだかんだとお金も掛かるし、テレビの紅白など小学生並みの芸・歌などは沢山である。
ダウンタウンのお笑いもあれが一体面白いのだろうか?悪趣味の笑いであって、衆愚政治という言葉があるけれど、あれこそ衆愚テレビの極みである。
と言ってもそれほど見ていた訳ではないのだが。

テレビ関係者も頑張らないと、テレビが終わるぞ。
テレビに殺されるぞという「ラジオスターの悲劇」という歌があったけど、あれから20数年、今度はテレビのスターの悲劇という歌が出来るかもしれない。
NHKも大手民放も心してかからないとね。
HNKはもうテレビを止めてラジオだけでいいんじゃない?
国民も金が掛からないし。







 

明けましておめでとうございます。
2018/01/03

明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い、申し上げます。

年末年始の営業案内
2017/12/30

年末年始の営業案内

  12月30日 営業 8時閉店
  12月31日 休み

   1月 1日 休み
   1月 2日 休み
   1月 3日 営業 但し19時閉店
   1月 4日 営業 (19時閉店)


よろしくお願いいたします。

年を取ると言う事は....
2017/12/29

札幌のKさん、最近は身体の具合が悪いからとレコードの注文も無かった。
そんな時に連絡するのもレコード屋として図々しいなあ、と思いご無沙汰していた所、年末に喪中のはがきが届き、7月に亡くなったと。
なんともショックで、知らない事とは言え葬儀にも行かない我が非礼を詫びた。
奥様から「これからも不安や寂しさは続くと思いますが、家族で力を合わせ乗り越えていきたい...」と気丈な、かつ美しい文字の手紙を受け取り、私はなんとも言えぬ悲しみを感じた。
私よりずっと若くまだ10代のお子様もいらっしゃる。

一方、汝窯青磁の陶芸家、島田先生も、年末なので久しぶりに電話すると奥様が出て、2年前に亡くなったと。
これも非礼を詫びると、「個展を楽しみにしていたので、先生の作品作りの環境はそのままにしてある」と言われた。深い愛情を感じ、こちらも悲しくなった
私は景気が悪いのを理由に、ご無沙汰をしてしまった。
なんとも申し訳なく、また我が不人情はどうしようもない。

しかし、周囲の人が毎年少なくなって行く。
年を取るのはいやだねえ。
さよならだけが人生か....

YOUは何しに日本へ!
2017/12/28

8月に放映された「YOUは何しに日本へ!」。
先日、なんと続編の撮影が行われた。

あの時の外人STEVEさんが、再度レコードを買いに来て、また大貫妙子のライブに行き、そこで面会を果たしたいという本人の希望が叶うかという計画であると。

前回、かれのツイッターに日本人の方々から、あの時のあのレコードをなぜ買わなかったのか?とかこれを買った方がよかったとか、色々サジェスションがあったらしく、本人もそれならばもう一度ハルズに行き、買ってなかったレコードを購入したいと、戻ってきたものである。
それも突然。

やらせの無い番組らしく、大変な撮影であった。
という事で、私も撮影に駆り出された。

しかも、例によって放映されるかどうか知らない。
放映が決まった際には、またここに掲載する。


管球王国の取材の事
2017/12/27

先日は管球王国の取材でステレオサウンド社に出かけた。
今回は、ある曲の78回転SP、同じ曲の10インチ盤、同じ曲の12インチ盤の聴き比べであった。
準備された装置に、イコライザーカーブ可変のEMTフォノイコライザーを使用させていただいた。

曲はマイルスのDear old Stockholm
同じく スタンゲッツによるDear old Stockholm
チャーリーパーカーのAu Privave
バドパウエルのTempus Fugue-it
チャーリーパーカーのLover man
など、ジャズ・マニアには有名すぎるほど有名な曲ばかりであるが、一般的にはどう映るかは私にも分からぬ。

それにしても今回のトライによって、SP、10インチのカーヴを合わせた聴くことの重要性と音の良さがはっきりと認識できた事は、大変な収穫であった。
また、往々にしてSPが最も音がいいからSP、SPと声を大きくして騒ぐ人もおられるが、そうではなくて、10インチには10インチの完成された音が、また12インチ化された時には、音楽として時代に合わせた、聴き易い音作りになっていることを認識させられた。
それなりに、その時代に合った音を作っていた事の凄さを理解した。
簡単そうで実は非常な名人芸であった。
いや、当時の仕事人は並外れたマニアだった。
分かっていたのだが、改めて評論家も交えて、試聴した事は非常に重要な事であった。

我々にも勉強になった一日であった。

ドラマ陸王
2017/12/24

テレビドラマはほとんど見ることがないが、なぜか初回を見てしまったために、ずっと見ることになってしまったドラマ「陸王」。
ちょうど家内が旅行でいなかったので、一人で夕食を食べようとテレビを付けたのがいけなかった。初回を見てしまって以来、最終編まで見るはめになった。
話の筋から何かが引っかかるところがあったからで、うちのお客様に元埼玉銀行の方がいて、ドラマの銀行員とその人がダブってしまった事、そして、更に、もう一人のお客様が行田の出身だという。
更に更に、ちょっと前に鴻巣市の友人がわざわざ届けて下さったお菓子。
これぞ、私が以前日記に書いた、あの十万石まんじゅう。

それが劇中に出てきて寺尾聡が「なんだこんな饅頭なんか」という場面。
お陰で陸王という饅頭を売り出した所、午前中で完売の大騒ぎだという。
私も美味しい饅頭を頂いた。
CMのうまい、うますぎるが県内のみ超有名で、子供が給食で「うまい」というと、必ず誰かが「うますぎる」と返す、という事になっているらしい。

それでもう、こちらも盛り上がってしまった
きっと3回ほどで終わるような気がしていたのだが、なんだかんだと、話を引っ張るものだから最後の方は、私の息も絶え絶え。
やっと本日最終回。
陸王を履いた竹内涼真じゃなくて茂木君も優勝してめでたしめでたし。
思わず応援に力が入ってしまった。


  風が語り掛けます、うまい、うますぎる、十万石饅頭。
   (https://www.youtube.com/watch?v=fMYQYO7bvrc




ユズ
2017/12/23

我が家の庭に柚子(ユズ)がたわわに実っている。
庭木なので花柚子といい小粒である。

所が、塀の外側に一つだけなぜか大粒の通常の実がなっている。
家内が、その実を冬至の22日に採ってお風呂に入ろうと計画していたが、案の定、22日の朝見たら消えていた。
通行人も、ちょうど歩いていると、手が届く場所に成っていたので、その日まで持つかなあと考えていたようなのだが、惜しかった。
まあ、人生そんなものである。
とはいえ、欲しい人がいてくれたのも幸せというものである。

小さいのを5・6個採り、冬至の一日遅れで柚子湯につかった。


  医者通い 一日遅れの 柚子湯かな

お墓の話で
2017/12/20

今朝のHNKでお墓の話をしていた。
私など死んだら野となれ山となれの心境でいるので、その辺りに捨ててもらいたい、お墓などいらないので、どうでもよいと思いながら見ていた。

面白かったのは、せっかくお墓を買ってあっても、その墓に入れない人がいるという話。
要は本人は決めたものの、亡くなってしまうとその事を誰も知っている人がいなくて、周りの人が仕方なくどこかに決めて入れてしまう。
なんの意味もなかったというケースがあるらしい。

それを見ていて、私たちの商売も似たようなものだなあ、と可笑しくなった。
生前はあるレコードショップと仲良くしていて、一緒に食事をしていたり話し合っていたとしても、亡くなってしまうと、決定権は遺族や親せきに移るわけで、どこか適当なショップに売ってしまう。
という話。

死人に口なし。
本人にとって都合の悪い事もそうだが、重要な事であっても死人に口なし。
まあ、人生はそんなものである。


ELMO HOPE “HERE’S HOPE”
2017/12/19

ELMO HOPE “HERE’S HOPE” CELEBRITY LP#209 (USA)

さても、さても レア盤である、これぞ幻の名盤。

かつて本物など一度も見た事はなかった、そんな頃アメリカの再発盤が入ってきて、大騒ぎで購入したものの、冴えない音で、大いにがっかりしてすぐに売り飛ばしてしまった。
しかし、こうして改めてオリジナル盤を聴いてみると、出来が違っていてグイグイ来る演奏に脱帽、大いに満足である。何年振りであろうか?

エルモ・ホ−プという人のアルバムもコレクターに取って大変厄介な人である。
なにしろほとんどが幻の名盤と言っても良いほどのレア盤。
まず、53年初レコーディングの NEW FACE NEW SOUND (BLUE NOTE 5029)はトリオ名盤、
続く54年同社のQUINTET(5044)は脚立のジャケでなんとヴァン・ゲルダーの愛犬が一緒に写っているのも価値は上がる。
55年のMEDITATION(7010)はPrestigeに移動して、非常に珍盤で水色の上品なジャケである。
同じく55年HOPE MEETS FOSTER(7021)は、かつてセカンドのジャケットであっても大変な高額盤
次の56年INFORMAL JAZZ(7043)は、収録の「ポルカ・ドット・ムーンビームス」などはこの曲の大傑作の呼び声高く、めったに出ない上に大変な相場である。
と、ここまでデビュー作から順に並べただけで、とんでもない金額である。
というマニア垂涎、幻の名盤のジャズメン代表でもある。
初心者には縁のない、マニアのための作品群なのである。
という話は置いといて、この作品。
61年の録音というのだが日にちは不明で、同じ時にもう一枚作っていてこちらはBEACON(401)というレーベルから出されている、しかし、社名の書き方が違っているだけで、ジャケットの体裁はほぼ同じで、かつてはどちらが再発だのどうのと大いにコレクターを迷わせた。
さて、作品はメリハリあるコロコロとした音の運びで、また実にパリっとした良い音で、名盤・廃盤としていささかも落ちる事はない。
面白い事に演奏時間が短い。10インチにでもしようと思ったかのような、或いは一つのアルバムにしようとしていたのを、お金を出した人が二人いて、途中喧嘩別れになり、2枚になってしまったのであろうか?
興味深いところである。
さて3・4分の曲が片面3曲づつなのであるが、その内容たるや、聴けば大好きになってしまう高水準の出来である。
まあ、演奏時間が短いという事はミゾの間隔が広い訳で、音の良いのも頷ける。
再発盤とは違って、コーティングもあり、渋さもあり、いかにも廃盤然としていて、私も欲しくなってしまった。


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