HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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政治家とは
2017/12/07

時々、国会中継をみるのだが、相変わらず左翼の質問は、加計、森友の土地問題である。
思えば、ずいぶん前から同じような質疑応答が繰り返されて、サヨクテレビというかヤジウマのマスコミも便乗して、この話はまだまだ延々と続きそうだ。
一体国会とは何かと考えてみるに、もはや国家を運営する目的から遠のき、こうなれば議員の定数も半分で良いのではないか?
国会はもう機能していないし、議員は不要であるとつくづく嫌気が差す。

しかし関連して思うに、さて政治家などの潔癖さはどの程度必要なのか?

過去の政治家、要は最近の若者は知らないだろうが、潔癖と言えば社会党に市川房江という人がいた。
この方は「市民に近い政治家には潔癖性が求められている」と言って最高得票で当選したこともあったような記憶がある。
確かに潔白な政治家として主婦・サラリーマンの層を中心に素人に多大な人気があった。
しかし、政治の実績となると、あまりパッとした実績の記憶はない。

逆に失敗した方はたくさんいるが、バブルの頃だっかと思うが、内閣総理大臣であった宇野宗佑の女性問題で失脚した事は面白い。
神楽坂の芸者に愛人になれと指3本を出した。エッチだね。
女は300万だと思ったらたったの30万だったという話を、週刊誌にすっぱ抜きこれがスキャンダルに発展、大いに男を下げた。のみならず失脚した。
指3本は一体いくらになるかは知らないが、場合によっては3千万でもよいし、以前の東京都議の塩村などは妊娠のカラ騒ぎで1500万取った事を考えると、男の遊び代としても一国のリーダーが30万は安い。しかし、女の方も守秘能力に欠けるとんでもない芸者だと非難もあったが、実は芸者でもなかったらしく、ならば寝ころび芸者かとひんしゅくを買った。
という話は置いといて、モトエ。

クリントン大統領がホワイトハウス実習生のモニカ・ルインスキーとのセックス・スキャンダル。
場所が場所でホワイトハウスでもあり、当初否定したため偽証罪も責めら立てられたが、議会において無罪の評決。
クリントンは大統領首の皮一枚でつながった。

しかしサヨクの方も、民進党の山尾議員はどうするのか?

本来は夫婦・家庭内の問題であったり、また関係者間のスキャンダルに対して、疑惑のみで退陣まで追い込もうとする日本と、本人が認めた場合であっても罪に問わず大統領の職を全うさせた米国の価値観は大きく異なる。

まあ、金を使いまくった大統領夫妻のジンバブエの例もあるが、奥方はグッチに使いまくったと、フィリピンの奥方は靴だったとか、大概は浪費がやり玉に挙げられるのだが、その中にあっても、学校を作って責められるのは日本だけの話であろう。
もはや日本は管理社会に入ったわけで、これ以上の経済成長はありえない事の証明でもある。


吉田 ヨウヘイ
2017/12/04

吉田ヨウヘイGROUPの新譜が出来上がって、店に持ってきてくれた。
タイトルが「AR」という。

歌も良い感じに仕上がった。
今回の新譜はみんなにお勧めしたい出来である。

そんな話をして家で試聴してしていたら、なんと息子がスピッツのライブに吉田ヨウヘイが参加するからという事で、招待されたという。
その息子というのがウチの仕入部長かと思っていたら、なんと美容師の方の息子だという。
なんでも二人の招待枠をいただいたからという事で一人は奥様、もう一人はその奥様とも親しくて、一緒にいられる人と言う事で、そうなったらしい。

家の中でもなんでお前がと、ずるいではないかと喧々諤々。
だが、その息子の方が実は、吉田の音楽がスタートした本当の最初の頃から吉田のライブに通い、応援していたので、よかった よかったという所。

では、みんなでチケットを買っていこうという話になったら、既に完売だそうで、がっくり。
やっぱりなあ。

BRASIL '65 - WANDA de SAH
2017/12/03

BRASIL '65 - WANDA de SAH CAPITOL T2294 (USA)

モノラルのレコードは珍しい。

このアルバムはセルジオ・メンデスがリーダーで有ることは間違いない。
しかし、長年聴いてきて、どうしてもワンダ・デ・サーの名前にしたくなるし、またその方が良いように思ってしまう。全曲歌っているわけでもないが。

彼女は20歳、セルジオ・メンデスに誘われて参加したアルバムがこのBRASIL65。
このアルバムが好評で、A&Mからさらに洗練されたBRASIL66のリリースに至り、彼女も同キャピトルにもう一枚歌のアルバムも作ることになる。
アメリカでの活躍が上手くいった時期でもある。
最初のアルバムWanda Vagamenteがあってこその成功であるが、とにかくずっとかわいい声で、ややアマチュア・ライクな感じがボサノバらしくて良い。
それほど、彼女の可愛らしい声が魅力である。
さらっとした歌が良い。
アストラッド・ジルベルトもそうだったけれど、いかにもアマチュアという感じがボサノバにはなぜか合う不思議な音楽なのである。

聴いていると良い感じのサックスやフルートが入る、みればバド。シャンク。
なるほどね。

というわけで、ジャケットを眺めていると、凄い事が書かれている。
 The greatest new south America arrival since coffee!
「コーヒー以来のブラジルからの最高の贈り物!」

これは良いよね。良いキャッチだね。

当時を振り返ると、世界のヒットから2年遅れくらいでも日本では大評判で、ブラジル66も毎日聴いていたせいか、いまでも無条件に反応してしまう。
嬉しくなって、また聴いてしまった。


JOHNNY HODGES “COLLATES”1集と2集
2017/12/02

JOHNNY HODGES “COLLATES”(10インチ) MERCURY MGC-111
JOHNNY HODGES “COLLATES NO.2” (10インチ)MERCURY MGC-128

今回は珍しい事に、10インチ盤が2枚同時に入荷した。
オリジナル盤が2枚同時に入荷するのは珍しい。

このホッジスのCOLLATESはウサギのジャケットの方はまだ時々は見かけるが、2集の方はまた珍しい。
それもマーキュリー・レーベルの物は珍しい。
個人的にはCLEFであろうとMERCURYであろうと、もう良いんじゃないかと思わないわけでもないが、うるさい人がいる以上、そうなるしかない。

一集のウサギのジャケットは、これはもうデビット・ストーン・マーティンの最高傑作ではないかと思う出来。
ウサギをモチーフにした、まるで鳥獣戯画である。
相撲を取っているウサギはいないが、逆立ちをしたり、ニンジンを食べたり、躍っていたり、中にはベースを二匹で運んでいるのもいる。楽しくて見ているだけでも飽きない。
もちろんホッジスのあだ名は「ラビット」であるから、ウサギをたくさん書いたのもうなずける。

二集の方は、不思議な事に雨のジャケットである。
雨が降ってきて、風も強いようで大騒ぎという様子。
看板を支えている人、傘がおちょこになっている人がいると思えば、右下にはインディアンの酋長もいる、それを眺めている人もいるという抽象的な雰囲気もある。
面白い事に、ここにもベースを運んでいる人もいて顔は見えないがジャズメン本人であろうか。
また、傘がおちょこになった辺りからウサギが飛び出してきて、その一軍が走り出していて、なるほどラビットの絵柄を外していないのである。

音楽的にいうと、いつものホッジス・サウンドで、後ろの簡単に書かれたライナーを見ると、可愛らしいバラードのみならず、ここという時のスイングした刺激的でエキサイティングな演奏が聴くことが出来る、となっている通り、私は何も付け加えるところがない。
随所に出てくるトロンボーンのローレンス・ブラウンの活躍ぶりも嬉しい。
まさに 低音から高音へうねる様に上がり、また身をくねらすように下がって行く様は、他の追随を許さない見事さ。ホッジスの後にホッジスなし、

これらのアルバムは、その後の「Castle Rock」や「In a tender mood」などでも聴くことが出来る。
いずれにせよ1950年初頭の見事なジャズが展開される。

こっちのジャズも良いよね〜

東急田園都市線が白い杖を..
2017/11/30

ニュースで田園都市線において、盲人の白い杖を挟んだまま電車を発進させたという。
東急が国土交通省からおしかりを受けるという話である。

だが、ニュースの中の状況説明なので迂闊な事は言えないが、どうも、東急ではなく、周囲の人たちは一体どうしていたのかと?
私はその方が引っかかる。

盲人が来て、この電車は各駅か?と尋ねた所、尋ねられた乗客ははっきりと答えなかった。
それで一度引いたのがまず事件。

なぜ、声を掛けられた乗客は、きちんと対応をしないのか?
いや、声を掛けられなくてもなぜ、自分から手を差し伸べないのか?
これがきちんと出来ていれば問題は起きなかったのだ。

このニュースを見ていた家内も、同様に白い杖を突いた人から尋ねられた乗客がスマホを見ながら、面倒くさそうに「行くんじゃないですか〜」と答えたというのを見て、訊いた方が困っていたらしく、なぜきちんと対応が出来ないのかと、怒っていた。

もっと言うと、これは盲人とかそういう話もでない。
今の日本人のほとんどが、訊かれると、小さな声で面倒くさそうに答える。
私も先日、大宮に行くのかと若者二人にちょっと訊いたら、面倒くさそうに行きますよ、あっちを向いて答え、後でニヤニヤ笑っている。
こっち向いて話せよと怒りたいほど、訊いて後悔した。
はなはだ不親切でもあり、失礼でもある。

私は新宿にいて、駅周辺には多くの視聴覚のにならず、障害者、老人が歩いているのだが、ちょっと困った様子であっても殆どの通行人は、我関せずの態度である。まず声を掛けるのを見ない。
そんなとき、私は暗澹たる気持ちになる。
新宿もこんな人間ばかりである。

ヨーロッパ旅行100回以上の私が言いたいのは、こういう国は日本だけである。
その癖に、若者は就職の時には弱者救済と言い、テレビのコメンテーターも必ず弱者救済が旗印。
なんだろうね。
国のせいでもなければ、企業のせいでもない、一人ひとり問題なのだ。


通勤
2017/11/29

私は自宅のある青葉台からここ新宿までほぼ毎日通って来る。
それで東急電鉄の田園都市線であるが、実に乗客に冷たいというか、ひどい電車というか、行きはよいよいであるが、帰りが渋谷駅から始発が無いので座ることが出来ない。
例えば小田急線ならば新宿駅が始発なので、一本待てば、なんとか座ることはできる。
しかし田園都市線は地下鉄直通ゆえにすでに満員、自分の客を大切にしない、足の悪い人や老人には誠にひどい電車なのである。
それで、ついクルマで通勤してみれば、昼間は良いが、帰りの夜道は目の悪い年寄りにはちょっとキツイ。
どっちもうまくない。

つぎに考えたのは、平行して走っている小田急線で通ってみたらどうかと。
ちょうど青葉台の駅の近くは鶴川駅、渋谷から青葉台の所要時間と新宿から鶴川の所要時間はほぼ同じ、それで仕事帰りには家内に鶴川駅までクルマで迎えに来てもらうという話がついた。

悪くなさそう。

今日の事故
2017/11/28

家内と車で青葉台の駅前を通りかかった。
ちょっと信号で小さな渋滞があったのだが、ちょうど駐車場から出てくる車があって、私たちの前のクルマが車間を開け始めたので、思わず。
「ここで譲ってはだめだ」と思わず、声が出てしまった。
その瞬間、自転車が突っ走ってきて、出ようとしたクルマに接触。
ガチャーンと音がした。
幸い、はっきりとは見えなかったが自転車は転がったようでもなく、路肩に寄せ、クルマの方も停車して、話が始まった。
それでその譲ったクルマの方はどうするのかなあと思って見ていたらスーッと何事もないように発進していった。

まあ、当事者同士の話をしていたので、他人の意見は無用だと思い帰ってきた。

で、話の本筋。
その時 家内が「あなたといると、本当に色々な事件が起きるのね、まったくあなたという人は疫病神」と怒られる、とばっちりがあった。

そういえば一度 私の日記を見た人が「マスターの日記は本当にそんな色々な出来事があるのか?普通はないですよ」と、日記のかなりの部分がやらせではないかと指摘された事がある。
そう言われる通り、私も不思議なのであるが、私は他の人よりも はるかに沢山の出来事が起きている方だという事は認識している。
なんでだろうね。
社会の疫病神なのかね。

ウチの猫
2017/11/27

お客様からのメールで

猫の話は好きですよ。楽しみにしています。
というメッセージを頂いた。
なんともうれしい気持ちでいっぱいである。
しかし新宿遊歩道の猫に会いに行く散歩もしなくなり、その後の状況もわからない。

そうこうする内に、我が家の猫が骨折をし、猫の世話で大変になってしまい、どうなる事かと心配するも、なんと最近は階段を駆け下りるし、家の敷地の周りを2周に渡って走り回るは、怪我の事も忘れさせるほどになった。
それでも歩く時は後ろ脚を引き摺りとても不自由そうに歩くので、ならば走る時や階段など駆け下りられるのかと、一体猫の身体はどういう構造をしているのかと不思議でならない。

という事で、相当回復を見せたが、なぜか甘え癖は治らないようだ。
いつもぐったりとして寝ていると、可哀そうで可哀そうでつい甘やかす。
猫の方が我々の情を見切っていて、演技が上手いのか、人間よりは遥かに上手である。


岡田 ”森は生きている” 拓郎
2017/11/26

ちょっと前まで「森は生きている」というバンド名で活躍した岡田拓郎。
吉田拓郎ではなくて、岡田拓郎。

店に来てくれ「こんにちは!これ、新譜です」って、CDを持ってきてくれた。
ジャケット写真も素敵で、内ジャケの写真も素敵、聴けば岡田自身による写真だと。
さらにそこに、文字のちりばめ方もセンスあるなあ。

バンド名ではなく、個人名でのファースト・アルバム。
タイトルが「ノスタルジア」
確かに聴いていると、私の好きなPOPSな雰囲気もちゃんとあって、ヨーロッパ的な音楽の色合いもなんだか持っていて、恐ろしく日本的な風景にまとめ上げるという、不思議さを感じさせる。
スゲーよ。

自身の伝統である「森は生きている」の時の音楽と近いものはある。

私のようなオジサンが聴いてもすっと入れるから、タイトル通りにノスタルジアなのかなあ。
音楽好きが好きになれそうな、これはいいねえ。

感心しちゃった。

逆さ馬
2017/11/25

今朝、車の中でTBSラジオを聞いていたら「逆さ馬」の事を話していた。
番組の中でもどういう意味か分からないとか、リスナーからも縁起がいいからとか、そんな反応であった。
坂田三吉の話が出るかなと思っていたが、ついぞないまま終わった。
だが坂田三吉のは逆さ馬とは言わず、「左馬」という。
なんだかラジオの事といえ、もうちょっと突っ込んで欲しいなあ。

私が知っている話。
坂田三吉は丁稚奉公から始まったような、明治の初期の人だから字は書けない。
それが将棋が強くなるにしたがって己の名前は書けるようになったが、その他は馬の字くらいではなかったかと言われている。

ある時、客に色紙を頼まれた坂田は、筆を取っておもむろに書き自慢げに渡した。
それが左馬だったというわけ。
というわけで人々は、字も書けないと馬鹿にしたらしい。
という話。

しかし、私はその話を坂田の自伝か何かの本で読んだときに、思った。
ああ、やっぱり頭の良い人だったんだなあ、と。
数学的な地頭(あたま)の良さがあってこそ、鏡文字の逆向きの字が書ける。
それは子供が幼い頃、頭が柔軟な時には無意識に可能だが、大人になっては無理な話。
それが可能にしたのは、己からの方向と相手側の方向が同時に脳に書き込まれる、将棋でも一流である頭の良さがなせる業であろう。
と思ったのである。

数学の先生に確認したいなあ。



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