HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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当店の看板
2017/08/21

家が手狭になり、片付けをしていたら写真が出て来た。

これは、当店が最初に四谷で開店する一週間前の事。
看板を取付、あと一週間で開店という時に、下の階から火が出て、火災に遭ったもの。
まさか写真に撮ってあると思わなかった。
息子など、なんという事か万歳と手を上げて写っている。

この看板は某画家に頼んでベニヤ板2枚分の大きさであった。
左側が人の顔だが、右側はサキソフォンコロサスのジャケットのイメージが書かれていたのだが、右側半分は焼け落ちてしまった。

半分だけでも取って置けば良かったと思うのだが、きっと建物を壊した時に一緒に持っていってしまったのだろう。

よく見るとなかなか良い絵であった。

満員電車
2017/08/20

電車通勤で思うのだが、よくもここまで満員で人を運んで、電鉄会社はなんとも思わないのか?
むかし、小田急線の事をあまりに混むので、よく家畜車といって小馬鹿にしていたものだが、その小田急線が複々線化で相当解消したのに、田園都市線はさらに上を行き、明らかに人間扱いではない。
先日も痴漢騒ぎでいきなり線路に逃げた男が死んでしまった事件があった。
電車痴漢の犯罪は日本だけ多いのは、混み過ぎに他ならない。
乗客個人に責任を押し付ける前に、電鉄会社の責任を追及するべきなのだ。

戦後の混乱以来、運べば良いと考え、人間の尊厳など欠片もない時代から全く変わっていない。
昔、あと何十年後には電車の満員は解消されるとテレビでも言われていたが、一向に収まる様子も無い。
田園都市線など益々混み合って体の弱い人はもう乗れないと話している。私の近所の若者たちも青葉台からは通う気が無いと、都心にマンションを買ってしまった人が多い。
東急もお金があるなら、昔の西武のようにビルばかり建てていないで、混雑緩和に力を注ぐべきである。
長時間、他人と他人が互いの身体を触れあっている状況のオカシサを分かっているのか。

車内のアナウンスで乗客への注意が流れる。
「スマホ・携帯はマナーモードで、会話は禁止」だと。
これを聴いているとなんだかオカシイなる。そんな下らない事をお説教している場合か?
マナーを説くなら、その前に、降りる人が済んでから乗ろうとか、弱者に席を譲れとか、そっちがマナーとして重要じゃないのか?
マナーや思いやりがあれば、シルバーシートなどいらないのだ、そもそも。
携帯電話の使い方をくどくど説教する前に、そっちが先だろう。車掌も解ってないと怒ってしまう。
それに、なんで携帯を使っちゃいけないのか?ヨーロッパなどではみな車内で バンバン大声で使っていて誰も文句など言わない、だって、他人事だから。
しかし、東京ではそこまで頑なに禁止するかと言えば、そもそも車内が混み過ぎなんだ。
人間らしさを失った満員電車を 当たり前にしてしまった東京のJR・私鉄に責任はある。

そういえばロンドンも環状線のような感じで走っていたのだが、朝乗ろうとすると一杯で入れない、それなのに、奥の方は、結構空いている。それを誰も「もっと奥に行け」とは言わずに、次の電車を待っている。
そんな様子を、面白いなあと思って見ていたものだが、それでも何となく運行はこなしていくのだから、不思議であった。
それを見て日本って凄い国だなあと逆に感心した記憶がある。
だが、最近のロンドンは知らないけど。

今朝も電車通勤
2017/08/19

今朝も電車通勤。
渋谷の駅、階段の上で重たいカートを引いていたお婆さんがいたので下まで運んであげた。
「あなたは登って行くところなのに、わざわざ運んでくれて悪いわね」とお礼を言われた。
「いえ、全然」
感謝の言葉に嬉しいのはこちら。
一日一善だから。

電車通勤は、乗降客が降りていないのに空席を目掛けて突進する青年や、足の悪い年寄を押しのけて座る若い女など、腹の立つ事ばかりであるが、こういう事もあると電車通勤も悪くない。

ものは考えようだな?
だけど最近は電車の中でずっと立っていると膝が痛いんだな。

SWISS JAZZ QUINTET “TELL’S SHOT”
2017/08/14

SWISS JAZZ QUINTET “TELL’S SHOT” GOLD RECORDS LP11117 (SWISS)

非常に珍しい一枚で、かつジャケットが最近人気の This is a pen. という内容そのまんまという写真にいたく感心してしまった。
演奏は1980年と新しい。
リ−ダーのHEINER ALTHAUS は自身のカルテットも率いているようでもあり、スイス・ジャズ・クインテット名義でも数枚はアルバムを作っていて、一枚はチーズを鼠がかじっているジャケットの物は私もよく知っている作品である。
彼等の演奏はモード〜ハードバップのやや硬質のしっかりした演奏で、どの作品もサウンドの良いのも特徴である。
当作品もサウンドは非常に良く、曲によってはクラブ・ライクの物もあり、、あっという間に聴きとおしてしまった。
ジャケットの面白さも手伝って、すっかり気に入ってしまった。

さて、タイトルの「TELL‘S SHOT」とはウイリアム・テルの話の事か。
ウイリアム・テルは我が子の頭に乗せたリンゴを矢で射る事により、国民の英雄になり、それが遂にスイスの独立に結び付いたという、
伝説の人。
スイスの人たちは、勇敢で弓の名手であるウイリアム・テルを今でも大好きなのだ。
こうして、1980年にもジャズのアルバムのジャケットにもなるのだから。

でもどう見ても、

I have a pen
I have an apple
un!
Apple Pen!

という事で、笑ってしまう。
しかし、音楽は抜群という、実に痛快なアルバムであった。
うん、良かったなあ。

加計学園だの、議員の秘書だの
2017/08/13

最近のテレビのニュースを見ていて、加計学園だの、議員の秘書だの、芸能人の不倫だのどうも気持ちが悪い。
加計学園はそもそも、「偽造文書を民進党議員に渡した文科省の女性職員」がいたという事である。
役人とも思えない行動である。
また報道のいかがわしさは、左翼野党の政局であり、反日マスコミによる民進党の復権の後押しで、正に先の民主党の躍進の二番煎じ。
しかし、なにより気持ちが悪いのは前川氏で、元官僚トップが復讐とばかりに軽々しくペラペラと喋っているのは、本当に情けない。お前の軽率な話など聞きなかないぞ。
官僚はこれほど仕事の秘密を守る事が出来ない、つまらない普通の人間だったのかと、暗澹たる気持ちにさせられる。
私の義父は旧国鉄時代 旅客局長で国鉄総裁の下の地位だったが、仕事の事は幾ら訊いても死ぬまで話す事は無かった。下山事件のことなども「お前はしつこいなあ」と墓場まで持って行くんだと語るのみであった。
それを思うと、本当に官僚が信用出来ない。
一流大卒エリートも下らない、地位と金・金の人間にしか見えない。
まあ、そうだけど。

防衛省の話も、省内の誰かのリークらしい。
日本の公務員も終わったな。

女性議員の秘書が「このハゲ!」と怒鳴っている録音をマスコミに売り付けた事件。
問題は「隠し撮り」で録音しているわけで、会話を聞くと「今運転中なんで....」と実に卑屈である、いかにも悪い所を煽り立て、まんまと引っ掛けた様子がありありと伝わってくる。隠し撮りは卑怯である。その前に男なら堂々と正義を掲げて戦え!
普段はちょっとの事でもボカシを入れ、真実とも見えなくしているのに、今回はそれを垂れ流しているマスコミも気色悪いが、喜んでいる国民も恥ずかしい。

しかし、どうも気になるのは、日本の首相夫人の低俗さである。
飲み屋をやったり、持ち上げられて名誉校長をやったり、ファーストレディとして恥ずかしくないか?
頭の悪い嫁はもらうものでは無い。一層の事、離婚でもしたら国民が喜ぶ。でも、これはちょっと言い過ぎだなあ。

通勤
2017/08/12

電車で通勤を始めて10日あまり。
いやいや、これほど日本人のマナーが悪かったかのかとちょっとショックである。

シルバーシートに堂々と座った若者達、若いお姉さん、半ズボンの元気そうな中高生、スポーツバックを持った見るからに健康そうな運動をヤッテそうな若者、一体どうしたのかと思わず顔を見つめてしまう。
もちろん通常の席はいうに及ばず、当然年寄はシルバーシートがあるからそっちに行けとばかりに、誰がいたって構わない。
一つの席をめぐってお年寄りが歩いて行くと、若いお姉さんが走って席取り。

勿論中国人・韓国人も同様である。
マークが見えないらしい。

思えばヨーロッパや米国の空港でプライウリティーの席に座っているのは、日本人はじめアジア系有色人種の若者だけである。
私は恥ずかしいと思いながら、アジア系の座りたい症候群を実に興味深い気持ちで眺めてしまう。

更に最近 聞いた話によると、若者が就職の面接などで必ず「弱者救済」と言うらしい、弁護士での所信表明でも結構そう言うらしい。
しかし、電車に乗れば老人がいようと、妊婦がいようと、われ先が当たり前。
とすると自分がいてから、弱者があってさらに順番があるのだろう?
すると弱者ってなんだろう?

つくづく考えてしまう、今日この頃。

ソーシャル・ネットワーク
2017/08/11

もう歳なのでFACEBOOKなど最近ほとんど使う事がないし、他人の話に書込みもしない、また友達もなるべく承認しない事にしている。なぜならその後の友人関係の押し売りも嫌だ。
しかし、誰の書込みにも反応しないようにしていると、今度は私が書きこんでも誰も反応してくれなくなる。
その辺りの日本人的な人間関係がモロに出る所が面白い。

その前はMIXIに入っていた。
こちらは匿名なので、私は「アイルトン」という名前にしていた。なぜなら 仲良しに「ナイジェル」がいて、もう一人は「ミハエル」というのがいたから。
しかし、匿名の怖さと言うか、知らない人ゆえの言いたい放題は恐ろしいほどで、気に入らない時の罵倒は恐怖であった。
また意見が違ったり、また利用できると狙われると、ストーカーのように付きまとわれ、ついには脱退した人もいる。
日本人は優しい民族など言うことが、信じがたい気持ちになった。

更に以前、カービューという車関係のサイトがあった。
そこには掲示板があって、その掲示板はもう凄まじい罵倒の掲示板であった。
例えばトヨタは良い車だと誰かが書くと、ホンダ派は猛反発、そこに日産派が殴込み大騒ぎに発展し、馬鹿・阿呆は当たり前、言語暴力の凄さに、みんなから「殴合い掲示板」と呼ばれていた。
その内に消滅したのも理解できる程の暴力的サイトだった。

相手に対する尊敬の念、マナー、思いやりなど、日本人は素晴らしい等とよく言われるが、実は本質は、これほど酷い事かと我が想像を超えていて驚いた。
そういう意味では、facebookの実名は良かったのだが、日本特有のお返し作法があって面倒臭いのも事実。
日本人って面倒だなあ。

ICONIC
2017/08/10

今回の新宿から青葉台の引越しで最も重要かつ困難だと考えていたのは、例の大型スピーカーALTEC820の移動。
そもそもは新宿の部屋に入れるのが大変で、全部バラして運び込み中で何日も掛かって組み立てたものを、今回も結局バラして搬出し、また組み立てる事にしたのだ。
さて当日、アート引越センターのお兄さん二人は壁にちょうちょいと養生をして「こんなもんですか、ハイハイ」とあっという間に軽々と運び去った、あっけない引っ越しに気が抜けた。
組み立ては、友人が配線を忘れてしまったりして時間が掛かったものの、何とか組み上がった。
しかし、音は以前に比較すると問題外。
普通の木造家屋は音響的には全くダメだね。これから大変だ。

ところで、今日の話はこんな事ではない。
スピーカーをバラした時に裏蓋に貼られていたこんなシール。
凄くない?
このシールを見た時には、私は興奮シマクラチヨコ状態。
ICONIC(アイコニック)と書かれたシール。
ICONICはジェームス・バロー・ランシングがALTEC社在籍時に作った商標。
その後ジェームスさんは、ハイファイ時代の到来もあり、良質な家庭用スピーカーを作りたい一心で新たに企業を1946年に立ち上げる。
社名James.B.Lansing Sound Inc。(ジェームス・B・ランシング・インコーポレーテッド)
しかし「ICONIC」も「LANSING」もアルテック社に権利が残っており使用できず、彼は「JBL」としたのだ。
したがって、1950年より後に作られた当スピーカーにはALTECの物であるのだが、「ICONIC」と記されているのである。
その時の証拠として、今から60何年も前の事なのに、こうして紙が残っていたのだ。

オジサン感激。
こうなると音はどうでも良いから、スピーカーだけでも傍に置けば良い、という気持ち。

YOUは何しに日本へ?
2017/08/09

YOUは何しに日本へ?

全国で放送が見られた訳ではないようなので.....、
ある お客様がYOUTUBEでみられるという話であった。

これで、よいのかな?
https://www.youtube.com/watch?v=_YvEM_Aa_44

青葉台に戻る
2017/08/09

わけ有って、というか別に大した訳でも無いけど。
新宿に居場所がなくなって青葉台の家に戻った。

兎に角 戻れたのは奇跡である。
ちょうどアパートを探していた所であった。
しかし70も歳を取ると急に貸し手がいなくなる。
困っていた時である。

ちょうど新宿に出てきた別居中のカミサンと昼に行った。
おもむろに
「あなたが、いま何をしているのか興味はありません。ただ世間の常識ですが、若い女と一緒にいて楽しいかもしれません、でもね歳をとった男の誰が面倒をみなすか?放り出されるんですよ。言っておきますが、もしあなたがそうなって困っているなら、あなたが動ける内に帰って来る事。 寝たきりになって置き場所に困ったからと帰されても私も迷惑ですよ。少しでも元気でいてくれれば善処しますよ」
「??。 は、はい.....」
という話になり、兎に角行くところも無いので帰った。
ともかく戻った。

私の友人達は「お前のカミさんは凄い人だなあ、明治の女のようだと」喜んでいる。
確かに明治のバリバリの堅い父親と、片や大正生まれだが海軍大将の娘であった母親の血を受け継いでいるのか、こうして考えると 昔堅気の心を持っているらしい家内である。
私の友人達は、その辺りの事も含め面白がっているようでもある。

菊地寛の本「父帰る」の如く、15年ぶりに戻った。
菊地寛の話の方は、父親が帰った事を家族が許さず、再び家を出ていくのだが、幸いな事に、どうしようもない私であるがまだ、追い出されていない。
しかし、果たしてどうなる事か?

今日でやっと一週間。

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