HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
| 昔中国にいた人と | - 2017/09/19
- 昔、中国にいた人と話をしていて、日本人ばかりで固まって住んでいた人はほとんどが中国語を話す事がなかったと。
そう言えば外国に住んでいた人もそんなような気がする。
ところが、子供のころから外国に住んでいた人の多くは、日本語を話せなくなった人がかなりの割合でいる。 中国の残留孤児の引き上げがあった時も日本語が話さない人が多かったように、記憶している。
ところが、ユダヤ人などはほとんどの人が4000年前のヘブライ語を話す事ができるという事を聞いて、オジサン考えてしまった。 中国人なども3世になっても必ず母国語を話せると。 日本人は一世でも忘れかかって、また2世などほとんど日本語を知らない。 ハワイなど多くの日本人が入植したのに、2世になると日本語ができる人がほとんどいない事に驚いたものだ。
きっと我々の脳は、新しい事に常に積極的で、新しいことに夢中になり、「古い」ことを捨てるようにできているのか。 まるで、それが我々に課せられた使命のように、。 テレビの討論なども見ていると、評論家 特に女性に多いが、相手をやっつける時に必ず、あなたは「古い」というフレーズが出てくる。
きっと日本人の脳の構造がちょっと前の何メガ程度のパソコンのように「書き換え」で「古い事柄」を消さないと容量が追い付かないのであろう。 するとユダヤ人とか中国人はまだハードディスクの空き領域がたくさんあるということかも知れないなあ。
我々が新しい言語をなかなか覚えないのも、今の言語を書き換えないための自衛手段なのかもしれない。
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| 柳 宗悦の本 | - 2017/09/17
- 本棚を少し空けないことには本が収まらない。
それで、少しずつ整理をしている。 ところがまた一冊手に取ると、面白そう。 柳 宗悦の本 「蒐集物語」 私の骨董狂いの父が本人に会ったとかで買っておいたもので、昭和30年の本。
私もコレクターだけに思わず、読みふけってしまう。 その中のコレクションの出会いの話。 一度目は韓国の骨董屋で見つけた物を取り置きをし、受け取りに行ったら店の親父がほかの客に売ってしまった後だった。 その物を友人の家で見てしまう。 それがまた今度は、アメリカの留学先の骨董店で見つけ、ついに入手する。 という話などは面白く、われわれと同じような、物との運命的な出会い等共感できるところが沢山ある。
しかしだ、蒐集の行為についての、自分はミュージアムを持っているから許されるが、素人がただ欲しくて集めるのは感心しないというあたりは、ちょっとがっかり。 何を言っているんだこの人は、そもそもミュージアムは収集の果てにあるものであって、最初は、欲しいから集めたのだ。 そこを否定したら博物館だって否定したって良いんだよ。
自分は金があったか、金づるを掴んだかして博物館を作りマスコミに取り上げられ、良い落としどころに収まった。 だから素人は金にあかして物を買ってはイカンと。
そもそも物は欲しいから買う! どこが悪い、なんでも買えるものなのだから 買ってどこが悪い! 俺は「自分の博物館」を家に作っているんだ、と思っている人とどこが違う? 物は物!
下らない理論武装なんかしやがって、いい加減にしろ! と怒って見たものの、どうと言う事はなかった。
ちょっと面白いことに、父のメモがあって「むねよし」と読むと書かれていた。 本人に会った時、間違えたらいけないと読み方を気にしていたのかしらん。
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| 燃費 | - 2017/09/15
- ポルシェで出勤したら、そんな日に限って、大渋滞。
渋滞が続くと、私の車はGT3だからというわけでもないが、水温があっという間に100度近くに行ってしまう。 ハラハラして、ついに真夏に最高温度の暖房を入れることになる。 なんだかなあ。
今日は計器類のところに燃費を表示するところがあったのを思い出して、見てみたら、なんと、リッターあたり6.9kmだった。 これではイカンな。
スズキのスイフトにMTミッションがあったから、それを購入しようか考え中。 燃費がいいからと、ハイブリットはちょっとソソられないし。
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| 芸能人の不倫 | - 2017/09/13
- 芸能人の不倫など、勝手にしたら良かろう。当人の問題で、愛情にちょっかいを出すヤツは昔から「人の恋路を邪魔するヤツは犬に食われて死んじまえ」という通りである。
「無粋」とはこのことである。 「愛」に正義や規則を振りかざすヤツはつまらない。 マスコミもうちょっと何とかならんのかな? 週間文春もね、他人の恋愛を追っかけているような記者もそんな仕事が空しくないか? 記事など作っていて恥ずかしくないのか? 自分の子供に、芸能人の浮気を追っかけて記事にしている等と言えるか?ま、そういう人間は言えるんだろうなあ。
法律などの味気ない規則より、人間の感情が優先するのだろう、フランスなどは大統領の女性問題でも取り上げない。 アメリカなどは大統領の性愛にまで国を挙げて大騒ぎしたこともあるから、あまり賢くもないし粋でもない。 しかし、日本のマスコミは、人にとって愛よりも戸籍が優先していてそれが正義だと。 性の解放などと言いながら実は、法律に縛られた家庭がいかに優先しているのが面白い。 いや、性の解放といったが、女のセックスがやり放題といっているわけではないので、間違わないように。 しかし、国民の考え方の違いって面白いね。
しかしだ、最近の日本の中年女性の考え方なのだが。 聞いた話だが、女性の実業家のグループがあって、そこの合言葉が「右手に金、左手に男」というのだそうだ、成功して金が手に入ったら、次は外に男を作るのだと。アジアで男を買っているのも日本の女ばかりだそうだ。
アラフォーと呼ばれ出した世代かららしいが、恋愛症候群は治らないんだね。 オジサン、聞いていて気持ちが悪くなってしまった。
それを思えば、最近浮気で有名になった女性議員たちもそんな意識なのかね。
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| 車で仕事に | - 2017/09/12
- 電車通勤は疲れてしまうので、車で通勤してみた。
なんと燃費の悪い事かとおどろいた。 往復で2メモリも減ってしまう。 私の運転の仕方が悪いのかと、反省して、高速道路も80キロで走る。 一般道もアクセルを踏まないように、なるべく惰性で走ることにした。
燃費の悪い走り方をしていたとは、今までいかに、急アクセル、急ブレーキの悪い運転をしてきたか、よくわかる。 しかし、性格上左側を多くの車に抜かれながら走るということの経験がなかっただけに、最初は怒りを感じたものだが、最近は 我関せずでゆっくり走る。 幾分燃費が良くなったようだ。
これからも気を付けよう。というより燃費向上が趣味になった。
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| 本棚の整理で | - 2017/09/11
- 昨日まで店を休みにして、何をしていたかというと、基本的に片付けである。
大型のスピーカーを持ち込んでしまったばかりに、従来部屋にあったソファはじめ多くの物が置けなくなり捨てた。 捨てれば不便で、また購入することになる。 ま、その前に片付けることである。 本棚の整理は最優先である、今日は「岩崎千明」の「オーディオ彷徨」が出てきた。 その中で、オーディオ評論家としての仕事が、「選択と説得技術」ということになると言っていた、そこまで、きちんと考えて、己を追いこんで」やっている先生は一体どれほどいるのだろうかと、考えてしまった。 簡単な言い方だけど奥は深い。 ジャズ評論家もしかりである。
流行や金目当ての便乗評論はいかんよ。
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| 民進党の山尾議員 | - 2017/09/10
- 山尾志桜里議員が一躍有名になったのは保育所が少ないから「日本 死ね」というツイッターをどこからか見つけてきて、これで国会の場に持ち込み人気になったという、ポピュリズムによる政治を行った人である。
それはまさに衆愚政治であるのだが、それがなぜか、党内で「待機児童問題での功績」と評価され、民進党においては「看板」となった。 たった2期の議員がついに幹事長の役職も目の前に。
しかし、イケメン弁護士との不倫疑惑報道により、地位を棒に振り離党届を提出。 なにしろ、浮気相手の倉持弁護士は蓮舫の二重国籍問題の弁護士だったというから、なにをかいわんや。 厄介な人と浮気せんでもよかったのに。
やっと開いた記者会見でも、男女の関係はないと強調し、それも記者の質問は一切無視。別にそれでよいと私は思うのだが、ちょっと引っかかるのは、普段は民進党は微に入り細に入り、安倍政権には、「説明責任を果たせ!」と言っている。 ならば、己もそうしないとね。 それだけの事。 あんたの浮気などどうでも良い。 ただ、「日本死ね」と国会で言ったからには、己もどうするのかと?
しかしながら、どうでもいいけど女性政治家の男関係も、芸能人出身の議員に続いてニュースでも騒がれる通り、何のために議員になったのか? 国民の税金だのなんだの、そんなことは私はどうでも良い。 それより仕事として、あるいは人生のやりがいとして、どう考えていたのか? そこを問いたいのだ。
結局有名病で議員になったものの、一番好きなものは男だったのか?。 本当にだめだな、「心」がなっとらん。
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| 子供の夏休みの登校日のような | - 2017/09/08
- 夏休みの登校日のような様子になってしまい、仕事ができたので出勤。
電車に座ったら、隣の女子高生がなにやらおかしいので、よう見たら厚化粧。 おじさん、びっくりしてしまった。 せっかくの小麦色の肌なのに、人を食ったような真っ赤な口紅。 おばさんが仕事で女子高の制服を着ているのは新宿にいれば時々見かけるが、本当の 高校生の厚化粧 は初めてみた。 お前さん、それほど男に飢えているのかい?と思わず聞くところだった。 びっくりしたなあ、もう。
帰りにもちょうど浴衣を着た清純そうな女子大生が二人、渋谷を過ぎたあたりから横に座ってきた。 ちゃんとした清潔そうな女の子だったのだが、なぜか話しが男の話題。 しまいには友人のボーイフレンドの批判までし出した。 私が下りる駅まで延々と30分は続いていた。 興味は男だけかい? まあ、われわれも20歳のころは女やセックスのことばかり考えていたから。 だけど、おじさん、他人の話だけど聞いていて飽きちゃったよ。
人生、男だけかい? そういえば聞いた話だけど、今の学生の新人歓迎会など、先輩の女子学生がお持ち帰りの新人の男を捕まえるためのコンパだと聞いたが、そんな感じかな? すごい時代だな。
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| 今日も本棚から | - 2017/09/07
- また読みだしてしまったのだが、今日は、山本健吉「遊びといのち」
その中の一節。
作品を批評するのは、作品を制作することじゃない。 批評は人間のやりがいのある仕事だと、小林秀雄にも教わって、じゃ、わたしもやろうじゃないかと出発したわけだけれど、小林さんはどう言っているかというと、人の作品をだしにして自分を語ることであり、自分を語ることはクリエイティブな仕事だ、創造的な仕事なんだと。 だけどそんなにだれもが批評をだしにして自分ばっかり語られちゃ、たまったものじゃない。 第一にそういう連中は語るべき自分を持っているのかということだ.....。
といいながら、小林さんも結局は作品をだしにして自分を語ったってどうなるものかと。 自分を語ったとしたら結果であって、意図じゃない。
結局「私」じゃないんだと。 今はみんなが私、私だと大騒ぎしているけど、と。
これも凄いなあ。 われわれ、ジャズを聴こうとすると、どうしても批評家の本から逃れられない。そんな時に、かつて、油井正一、間章、清水俊彦など興奮するジャズ批評家はいたけれど、現在は流行に便乗した人ばかりで本当に面白くなくなった。 それも時代なのかなあ?
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| 孤独 | - 2017/09/06
- 家の本棚を20年ぶりに整理していたら、小林秀雄関連が出てきて読んでしまった。
「わが毒」の中にこんな一節が。
「若いときには人間は孤独ではない。自分のうちに世の中が棲んでいるのだ。だが、年を取ってくると、僕らの思想も感情も、はや僕らの孤独を満たすに足りなくなってくる。そしてその後に、死の感情によって、生を磨くことだ」
凄いなあと興奮してしまった。 あっちの本、こっちの本と、読んでばかりで一日終わる。
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