HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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本「サイコパス」
2017/06/20

友人が面白かったからとくれた本「サイコパス」(文芸春秋)

最近になってようやく、人間の性格というか精神病というか、ちょっと困った性格の人間たちの研究が進み、残虐な犯罪や性的にも奔放でしかも反省のない人達の事は分かって来た。
従来ちょっと変わった人という見方をされていたり、反対に魅力的な人と見られていた性格の人なのだが、

人間は魅力的で、大舞台でも堂々として、冷酷で無慈悲、お世辞や嘘が上手い、エゴイズム・他者への共感性が低い、常識的でないなど。
かつては変人とされていた特徴が実はサイコパスであると。
典型的なのは「高い知能を持ちながら、冷酷な殺人を次々と犯す人」。
今まで犯罪者、あるいは英雄と崇められていた人がサイコパスだったとは、非常に面白いというか驚いたというか。
犯罪を犯しても罪の意識は全く持ち合させておらず、怒られると、次はもっと成功するようにしようと考える。
浮気などもすれば配偶者や相手の家族が破壊される事など眼中になく、目の前に現れた相手をどうすれば手に入れるられるかの方が優先するような思考回路の人々。何度も浮気を繰り返す人である。

その人たちとは、連続殺人者などは典型だが、例えば権力者やエグゼクティグに多くみられ「織田信長」、「毛沢東」、アップルの「スティーブ・ジョブズ」、意外な所では「マザーテレサ」などが典型例だという。
そう思って人となりを調べてみると確かにそうかと思われる節はある。

よく新しい旦那を見つけ保険金を掛けて次々旦那が死んでゆくと言った、後妻業の女も、こういう人達なのだそうだ。女の詐欺犯罪は弱い者のふりをするので余計に厄介だという。
一般の社会でも100人に1人はいるようで、虚言癖、詐欺、浮気などの犯罪に犯罪意識が無い人達だが、一方、危険やリスクを伴う仕事に向いていると言う側面もある。

会田雄次の本だったかうろ覚えなのだが、「戦争で中尉などリーダーがいても、実際戦闘が始まったりした場合、リーダーシップを取るのは意外な人が取ったりする、しかし、戦争が終わった後は、その人はまったくリーダーシップを発揮する事はなかった」そういう危険に立ち向かった時に実力を発揮するのも、きっとそういう人なのだろうと思った。
一度犯罪を犯して怒られると、反省する事なく次はどうやって成功させるかと考えてしまう人。浮気など止まらなくて、家庭の中で病気だと思われている人もそういう人達でもある。

何とも厄介な人達だが、それでも社会の一員で、使いようだと。
最近の研究は凄い。
なんともいやはや。

生活費
2017/06/19

NHK朝の連ドラ。ウエイトレスを始めた主人公のみね子の給料。
1万円だと。ただし2食のまかない付。
家賃が4、000円。
家への仕送りが5、000円
電気代 100円
小遣いは、残りの900円だと。
それにしても仕送りは立派である。

私の場合は、おお!、忘れもしない。
家が倒産した後にもかかわらず、子供のために頑張るからと毎月15、000円仕送りしてくれた。
家賃 5、500円、風呂なし、トイレ・台所共同のアパートは松原荘といった。いや今更ながらアパートの名前が出てきて、自分でもびっくりした。吉祥寺のね、そのうちに当時の女子の話も、いやモトエ
それで、3食は自分持ちだから、みね子とあまり変わらないが、仕送りしなくても良いので、5千円は小遣いということになるが、都会に出てきたからには、たまには友達と喫茶店くらいは行きたい。ジャズ喫茶だって300円。
いつも貧乏でピーピーだった。
常備食としてインスタントコーヒー1瓶、食パン1斤、マーガリン一つ。

バイトは欠かせない日常だった。
 
当時は国鉄の初乗り10円、学食のラーメン40円。エビフライが一つ乗ったランチが70円。
なんとか、やっていた。
貨幣価値からいうと、今は大体10倍であろうか。
しかし、主人公のみね子はそれなのに、家への仕送りが5000円とは恐れ入る。
爪に火を灯すというのは、まさに このこと。
学校に行けた私はまだ幸せだったのだが、貧乏だった事には変わりはない。

だが不思議に、貧しかったが心まで貧しくなかった。
希望は満ち溢れるほどではないが、あった。
小さかったけれど確かにあった。

考えてみると、今も私の心の中はそのまま、何の希望かわからないが、まだ希望を持っている。
きっと、そういう性格なのだろう。

かつての仕事仲間
2017/06/18

昨日の事、かつての後輩の女子二人と食事をした。
今は無き東急観光という旅行会社で海外のホテルなど飛行機以外の仕事で、専門用語でランド(land)手配をしていた。
彼女達二人は、シングルマザーという言葉が無かった頃、一人の女性の妊娠をめぐって攻撃が始まった時に、絶対支持しますと、堂々と女性を守る発言をし、その後周囲が認める事になった、素晴らしく、かつ強い二人であった。

今朝、二人からメールが来た。
一人は通称「石垣いちご」という。入社してきて「超」とか「激」とかいう単語を連発していて、それにうつった私が軽い奴だと社内で顰蹙を買った事もある。
彼女は結婚してもまだ旅行関係の仕事をしているらしい。楽しそうである。
「気がついたら12時近くになっていてびっくり(*_*)しました。
あっという間でした。楽しかったです。
思いついて池田さんのお店に寄り、わかめちゃんにメールして良かったです。これからも元気に頑張ります。
またね(^_^)v」

もう一人は通称「磯野わかめ」という。
仕事も熱心、勉強も熱心で最初からバリバリ働いた。
現在の企業でもバリバリ働いて最近取締役になったらしい。大した女性だが、あまり強くならないで欲しいと、私はちょっとだけ思っている。
「土曜日は久しぶりに30年前のランドチームに戻ったみたいでした。変わらないようにも見えるけど、各自の30年は山あり谷ありでしたね!
初めての職場が、池田さんのおかげで自由な雰囲気でしたので、転職後の職業生活を堅苦しく考えずに泳いで来れたような気がしました。改めて感謝!
みんなが元気だから再会出来たのだと思います。次に会うまでみんな健康でね!」

次回って、もう私も死んでいるはずだ。
しかし私は、先輩として一体、何をしてあげたのだろう。
考え込んでしまった。
本当に申し訳ない気持ちで一杯である。

CURTIS FULLER “NEW TROMBONE"
2017/06/17

先月の事、
CURTIS FULLER “NEW TROMBONE” PRESTIGE 7107 が入荷したので、ジャケットの事も取り上げた。
その時に、写真を撮った場所はどこかと気になっていた。

それで、ニューヨークに住んでいる友人に訊ねた所、なんとあっさりと返事が来た。
「そこはSpuyten Duyvil (スピュトン・ダイビル)という駅だよ」という事であった。
線はMetro-North Railroad(メトロノース鉄道)、Hudson Line(ハドソンライン)の駅で、彼の説明によると
マンハッタンの北側の対岸のブロンクスにある駅である。
マンハッタンのグランドセントラル駅からそれ程遠くはなく、ハドソン川が見える景色のいいところである。
という事であった。

調べて見たら、ヴァン・ゲルダー・スタジオがあったハッケンサックからそれほど離れている訳では無い。
景色の良い駅なので、きっとそこまで行き、ホームに彼を立たせ、カメラマンは反対側のホームから撮影したのであろう。

ニューヨークの友人からは「こちらに来られる際はご案内します」という事であった。
カーティスフラーがいた場所に私が立って、楽器ケースを下げて、写真に納まれば良いのだ。
ウチの情報力も大したものだなあ。
ウン。

行きたいなあ。
行ってみたいなあ。

夜、スーパーに行くと
2017/06/16

夜11時頃、スーパーに行くと「蛍の光」が流れて来た。
いつも2時過ぎまでやっているはずなので、レジのおばさんに訊くと、労働基準監督署から通達で、11時閉店しないといけない事になったと。
他のお客様も大騒ぎでレジに向かった。

11時に閉めると言う事は売上が減少するという事に他ならない。
近くに大型スーパーチェーンが進出して来たので、経営がきつく、夜遅くまで営業する事にしていたのだ。
この事態は、ついに先も見えたと言う事である。
それも労働基準監督署のお蔭で倒産するかもしれない。
労基署と言うのは、中小企業つぶしの為に、大企業の手先となって良い働きをしているといっても過言では無い。
正義の御旗を振りかざしての所業は、江戸時代の岡っ引きの弱いものいじめと何ら変わりはない。

ところで、当店に入ってくる外人の多くはパスポートを取り出して見せる。
何故かと言うと、免税にしろという事である。
デパート、大手の薬局チェーン店など殆どは免税店の申請をしており、消費税を免税扱いにして販売している。
要は、海外の基準で言えば免税店でもない大手が、免税を出来ない中小企業を圧迫して、潰しに掛かっている図式である。
外国にはそんな免税店などない。
免税店の権利を得るのは大変なの事である、それがなぜか日本は簡単らしい。

日本は自由競争という明るい社会という事になっている。
しかし、実態は値引き合戦となって大手しか勝つことが出来ない、大企業の為の社会だという事ができる。

ドイツでヘンケルの包丁を買おうと思って見ていたら、店のオバサンが「他の店に行っても値段は一緒よ、ドイツはフェアな国だから」と言った。
定価を守らないのが卑怯なのだと。
日本は安売りが正しいという、そうなると中小は潰れるしかない。
それが正義だというから不思議なものである。

役人も自民党も、マトモな考えが出来ないらしい。

ファッション
2017/06/15

この前、洋服にお洒落な知り合いが来た。
しかし、歳を取るとおしゃれは難しい。
なによりお金が掛かる。
歳を取って年金ももらうようになった人間が、洋服代を捻出するのも難しい。
かと言ってむかし買った服ばかりきていても面白くない。
なんともいやはやである。

そういえば思い出したが、むかしファッション雑誌でメンズクラブというのがあった。
あるとき学校に行ったら後輩が「兄やん、メンズクラブに載っていたよ」と教えてくれた。
本屋に行き買って見たら、本当に載っていた。
そんなことが次にもあったが、それは付き合っていた女の子と一緒に写っていたものであった。
その後、その女から連絡あってよりを戻したいのかと思ったら、その時の本が欲しいからくれという話だった。仕方がないので差し上げた。
取っておけば、今見たら楽しかろうと思うのだが惜しかった。

よく新宿でぶらぶらしていたので、その時に撮られたもので、当時は時々カメラマンが時々現れて勝手に通行人を写し、勝手に掲載していたのだ。

会社に入ったら、ある時つかつかと同期がやって来て、「僕はメンクラに3回載った事があるけど、池ちゃんもあるだろう?」と聞くから「あるよ」と答えた。その後何となく仲良くなった。
彼はなかなかのアイビーだった。
その時、金があるやつにはかなわないと思った。

話が長いなあ。
要は歳を取るとファッションもままならないという話だった。
だって、どうしようもないじゃん。
歳を取ったら色は明るくしよう。それと靴はしゃきっと。
せめて清潔にな! 

朝の連ドラ、主人公の谷田部みね子
2017/06/14

朝の連ドラ、主人公の「谷田部みね子」
茨城で谷田部という名前が良いよね、昔茨城にあった谷田部サーキットのようで、私は嬉しい。
苗字がこの字かどうか知らないけれど。

その、みね子がレストランで働く事になった。レストランが舞台で昭和40年頃と言えば、実は私もアルバイトながらコックの仕事をしていた。
ほぼ大学など行かず、朝から晩まで週5日は働いて、一日だけ外せない授業や卒論があるので学校に行くと言う生活。
キャベツ切り、ジャガイモの皮抜きの仕事は新人の決まりごと、どのくらい早く終わらせるが能力なので、必死にやった。
キャベツは一日に10個ほどは切ったであろうか。
よく左の中指の関節部分をちょっとづつ自分で切落してしまい、その都度バンドエイドを巻いて仕事を続けた。
その傷跡が10年程も消えなかった。
ジャガイモの皮むきなど、結構自分でも早くなったと思っていると、突然先輩が「よしオレもやろうかな」などと競争を仕掛けてくる、そうするとやっぱり先輩に負けて、ガッカリした。
早く上に行きたくて、家に帰ったらフライパンに米を入れて振る練習も怠らなかった。

だから、私は大学生ではなくて、20歳から職人だった。

テレビの中は厨房とフロアが仲良さそうにやっているが、私の頃は、仲が悪いのが当たりまえであった。
外からは「○○はまだなの?30分待ってますよ」ときつく言われ、中からは「うるせー、今やってんだろう!」と喧嘩になった。
なにしろ「ボーイ百までもらい乞食」と馬鹿にすると、あっちからは「コック50で野垂れ死」と言い合うのであった。
コックはヤクザから逃げて来た人間などもいて、確かにその通りであった。

卒業する2年間、家も金が無いし私も貧乏だったので、生活の為によく働いた。
仕事が終わってアパートに帰るとぐったりしていた。
それでも2年間いたら最後の方は給料が4万円になった。
だが苛めも嫌だし、コックなどやるものかと、社長の誘いを振り切ってサラリーマンになった。
給料が30,000円、色々引かれて25,000円、やって行けなくなった。
サラリーマンっていったい何だろうと思った。

掛り付けの先生
2017/06/13

日曜日に具合が悪くて新宿区の休日診療センターに行った。
そうしたら、担当が近所の内科の掛り付けの先生だった。

先生はいつも、私たちに「働きすぎですよ。休みなさい」
と言ってくださる。

だが、何だかんだと仕事をし、休日も働いているのはのその本人。
結局、本人が一番の働き者。

実際、世の中 人の倍働かないと成功はしない。
そういう事だなあ。

西日
2017/06/12

昨日の夕方、家でレコードを聴いていた。
すると西日が部屋の中に差し込み、パッと明るくなった。
壁に、コーヒーでも淹れようかと思ってお湯を沸かしていたヤカンの影が差した。

いや中々素敵な影絵であった。

しかし、西日は侘しいなあ。
落日の光か。
今の私を照らすものは落日の光だけ?
それも光はあっという間に消え去る。
自分の今の姿のような....


まあ、いいか
上手く写っているかな?

忖度
2017/06/11

忖度って言葉を国会で使っていて、民進党がさかんに安倍内閣を攻撃している。
今がチャンスであろう、サヨクマスコミが後押ししてくれれば、こんなに心強い事も無い。

しかし、誰だって上役の言った事には忖度するのは当たり前。

会社だって忖度無くして、社員の存在価値は無い。
サラリーマンこそ忖度100%の社会に生きている。
世の中全てそうである。
そうで無ければ日本は成り立たない。

その忖度を否定した民進党、貴方の党の中に忖度は無いのか? 
しかしだ、かつては民主党か、それはもっと凄い忖度があった。
記憶にないだろうか?

それは中国のシュウキンペイが来た時、小沢一郎が時間の都合も付かないのにも関わらず、天皇がシュウに挨拶しろと、無理やりねじ込んだ事件。
その事で非難された小沢は、堂々と、天皇は私と同じを事を考えていてくれたはずだと、「逆忖度」を持ち出した事件。
民進党はお忘れか?

学校ぐらい良いではないか。
作ってあげないと今治市は破産するぞ。

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