HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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CURTIS FULLER “NEW TROMBONE"
2017/06/17

先月の事、
CURTIS FULLER “NEW TROMBONE” PRESTIGE 7107 が入荷したので、ジャケットの事も取り上げた。
その時に、写真を撮った場所はどこかと気になっていた。

それで、ニューヨークに住んでいる友人に訊ねた所、なんとあっさりと返事が来た。
「そこはSpuyten Duyvil (スピュトン・ダイビル)という駅だよ」という事であった。
線はMetro-North Railroad(メトロノース鉄道)、Hudson Line(ハドソンライン)の駅で、彼の説明によると
マンハッタンの北側の対岸のブロンクスにある駅である。
マンハッタンのグランドセントラル駅からそれ程遠くはなく、ハドソン川が見える景色のいいところである。
という事であった。

調べて見たら、ヴァン・ゲルダー・スタジオがあったハッケンサックからそれほど離れている訳では無い。
景色の良い駅なので、きっとそこまで行き、ホームに彼を立たせ、カメラマンは反対側のホームから撮影したのであろう。

ニューヨークの友人からは「こちらに来られる際はご案内します」という事であった。
カーティスフラーがいた場所に私が立って、楽器ケースを下げて、写真に納まれば良いのだ。
ウチの情報力も大したものだなあ。
ウン。

行きたいなあ。
行ってみたいなあ。

夜、スーパーに行くと
2017/06/16

夜11時頃、スーパーに行くと「蛍の光」が流れて来た。
いつも2時過ぎまでやっているはずなので、レジのおばさんに訊くと、労働基準監督署から通達で、11時閉店しないといけない事になったと。
他のお客様も大騒ぎでレジに向かった。

11時に閉めると言う事は売上が減少するという事に他ならない。
近くに大型スーパーチェーンが進出して来たので、経営がきつく、夜遅くまで営業する事にしていたのだ。
この事態は、ついに先も見えたと言う事である。
それも労働基準監督署のお蔭で倒産するかもしれない。
労基署と言うのは、中小企業つぶしの為に、大企業の手先となって良い働きをしているといっても過言では無い。
正義の御旗を振りかざしての所業は、江戸時代の岡っ引きの弱いものいじめと何ら変わりはない。

ところで、当店に入ってくる外人の多くはパスポートを取り出して見せる。
何故かと言うと、免税にしろという事である。
デパート、大手の薬局チェーン店など殆どは免税店の申請をしており、消費税を免税扱いにして販売している。
要は、海外の基準で言えば免税店でもない大手が、免税を出来ない中小企業を圧迫して、潰しに掛かっている図式である。
外国にはそんな免税店などない。
免税店の権利を得るのは大変なの事である、それがなぜか日本は簡単らしい。

日本は自由競争という明るい社会という事になっている。
しかし、実態は値引き合戦となって大手しか勝つことが出来ない、大企業の為の社会だという事ができる。

ドイツでヘンケルの包丁を買おうと思って見ていたら、店のオバサンが「他の店に行っても値段は一緒よ、ドイツはフェアな国だから」と言った。
定価を守らないのが卑怯なのだと。
日本は安売りが正しいという、そうなると中小は潰れるしかない。
それが正義だというから不思議なものである。

役人も自民党も、マトモな考えが出来ないらしい。

ファッション
2017/06/15

この前、洋服にお洒落な知り合いが来た。
しかし、歳を取るとおしゃれは難しい。
なによりお金が掛かる。
歳を取って年金ももらうようになった人間が、洋服代を捻出するのも難しい。
かと言ってむかし買った服ばかりきていても面白くない。
なんともいやはやである。

そういえば思い出したが、むかしファッション雑誌でメンズクラブというのがあった。
あるとき学校に行ったら後輩が「兄やん、メンズクラブに載っていたよ」と教えてくれた。
本屋に行き買って見たら、本当に載っていた。
そんなことが次にもあったが、それは付き合っていた女の子と一緒に写っていたものであった。
その後、その女から連絡あってよりを戻したいのかと思ったら、その時の本が欲しいからくれという話だった。仕方がないので差し上げた。
取っておけば、今見たら楽しかろうと思うのだが惜しかった。

よく新宿でぶらぶらしていたので、その時に撮られたもので、当時は時々カメラマンが時々現れて勝手に通行人を写し、勝手に掲載していたのだ。

会社に入ったら、ある時つかつかと同期がやって来て、「僕はメンクラに3回載った事があるけど、池ちゃんもあるだろう?」と聞くから「あるよ」と答えた。その後何となく仲良くなった。
彼はなかなかのアイビーだった。
その時、金があるやつにはかなわないと思った。

話が長いなあ。
要は歳を取るとファッションもままならないという話だった。
だって、どうしようもないじゃん。
歳を取ったら色は明るくしよう。それと靴はしゃきっと。
せめて清潔にな! 

朝の連ドラ、主人公の谷田部みね子
2017/06/14

朝の連ドラ、主人公の「谷田部みね子」
茨城で谷田部という名前が良いよね、昔茨城にあった谷田部サーキットのようで、私は嬉しい。
苗字がこの字かどうか知らないけれど。

その、みね子がレストランで働く事になった。レストランが舞台で昭和40年頃と言えば、実は私もアルバイトながらコックの仕事をしていた。
ほぼ大学など行かず、朝から晩まで週5日は働いて、一日だけ外せない授業や卒論があるので学校に行くと言う生活。
キャベツ切り、ジャガイモの皮抜きの仕事は新人の決まりごと、どのくらい早く終わらせるが能力なので、必死にやった。
キャベツは一日に10個ほどは切ったであろうか。
よく左の中指の関節部分をちょっとづつ自分で切落してしまい、その都度バンドエイドを巻いて仕事を続けた。
その傷跡が10年程も消えなかった。
ジャガイモの皮むきなど、結構自分でも早くなったと思っていると、突然先輩が「よしオレもやろうかな」などと競争を仕掛けてくる、そうするとやっぱり先輩に負けて、ガッカリした。
早く上に行きたくて、家に帰ったらフライパンに米を入れて振る練習も怠らなかった。

だから、私は大学生ではなくて、20歳から職人だった。

テレビの中は厨房とフロアが仲良さそうにやっているが、私の頃は、仲が悪いのが当たりまえであった。
外からは「○○はまだなの?30分待ってますよ」ときつく言われ、中からは「うるせー、今やってんだろう!」と喧嘩になった。
なにしろ「ボーイ百までもらい乞食」と馬鹿にすると、あっちからは「コック50で野垂れ死」と言い合うのであった。
コックはヤクザから逃げて来た人間などもいて、確かにその通りであった。

卒業する2年間、家も金が無いし私も貧乏だったので、生活の為によく働いた。
仕事が終わってアパートに帰るとぐったりしていた。
それでも2年間いたら最後の方は給料が4万円になった。
だが苛めも嫌だし、コックなどやるものかと、社長の誘いを振り切ってサラリーマンになった。
給料が30,000円、色々引かれて25,000円、やって行けなくなった。
サラリーマンっていったい何だろうと思った。

掛り付けの先生
2017/06/13

日曜日に具合が悪くて新宿区の休日診療センターに行った。
そうしたら、担当が近所の内科の掛り付けの先生だった。

先生はいつも、私たちに「働きすぎですよ。休みなさい」
と言ってくださる。

だが、何だかんだと仕事をし、休日も働いているのはのその本人。
結局、本人が一番の働き者。

実際、世の中 人の倍働かないと成功はしない。
そういう事だなあ。

西日
2017/06/12

昨日の夕方、家でレコードを聴いていた。
すると西日が部屋の中に差し込み、パッと明るくなった。
壁に、コーヒーでも淹れようかと思ってお湯を沸かしていたヤカンの影が差した。

いや中々素敵な影絵であった。

しかし、西日は侘しいなあ。
落日の光か。
今の私を照らすものは落日の光だけ?
それも光はあっという間に消え去る。
自分の今の姿のような....


まあ、いいか
上手く写っているかな?

忖度
2017/06/11

忖度って言葉を国会で使っていて、民進党がさかんに安倍内閣を攻撃している。
今がチャンスであろう、サヨクマスコミが後押ししてくれれば、こんなに心強い事も無い。

しかし、誰だって上役の言った事には忖度するのは当たり前。

会社だって忖度無くして、社員の存在価値は無い。
サラリーマンこそ忖度100%の社会に生きている。
世の中全てそうである。
そうで無ければ日本は成り立たない。

その忖度を否定した民進党、貴方の党の中に忖度は無いのか? 
しかしだ、かつては民主党か、それはもっと凄い忖度があった。
記憶にないだろうか?

それは中国のシュウキンペイが来た時、小沢一郎が時間の都合も付かないのにも関わらず、天皇がシュウに挨拶しろと、無理やりねじ込んだ事件。
その事で非難された小沢は、堂々と、天皇は私と同じを事を考えていてくれたはずだと、「逆忖度」を持ち出した事件。
民進党はお忘れか?

学校ぐらい良いではないか。
作ってあげないと今治市は破産するぞ。

ビートルスの写真
2017/06/09

私の手元に、ビートルズ来日時の誰でも知っている写真があった。
宝物であった。

それは当時、撮影を担当したカメラマンが死に際して親友に託した物で、それを持っていた人がもう歳だからこれ以上は自分は持っていらないと私に託したものだ。

久し振りに見ようと思って箱を開けると、なんと消えていた。
店の者に訊いても知らないという。
なんど訊いてもしらないと。
それで、勘違いかと思い、家探しをしたが結局出てこない。

私は友人になんとお詫びをしたらよいのか、見当も付かない。
自分は歳だからと私に託したという事は信頼してくれたからである。
にもかかわらず無くしてしまったでは済まない。
死に際に人に託し、それをまた次の信頼する友人に渡した。
売買されずに、人の手を渡って来た物は、それぞれの思いがこもっている。
ある意味、命より大切なものである。

彼が私の所に持ってきた時「私は買う」と言った、しかし彼は「いや、はした金で売ったら悔しい、だから金はいらん」と。

最近、親父の物忘れじゃないのと言われると、そうかもしれないと思ったり、どうした物かと毎日毎日常に考えいる。
何だか自分で無くしたかもしれないと思うと余計に切ない。
思い余った友人に謝ったら、「忘れろ、気にするな」と一言いわれた。
だが私に気を使った言い方であった。
そう言われると余計に申し訳ない。
コレクターだからとか、そういうことではない。
カメラマンのすごい仕事を簡単に無くしてしまった。

店も続ける気持ちも薄れた。
だれか店を買ってくれる人がいたら売っても良いと思うようになった。

死んでくれと言われれば死ぬつもりではある。

ガラード
2017/06/08

私のレコードプレイヤー。

ガラード 301

ハンマートーンだから初期のものであろうか。
今はステレオ用にしていてSMEのアームを付けているが、いつかモノラル用のロングアームを付けたいと思っている。
しかし、家に合うように小さな箱に移し替えたばかりなので、そう簡単にも行かない。

使い勝手が良いし、デザイン的にも気に入っている。
音が良いからイコール入手する、という直接的な考えもあるが、男の遊びはそれだけではない。
オーディオの楽しさは、音だけでもなく、道具を楽しむ事も一つある。
道具に惚れると言うのも男の趣味だよね。
わかるかなあ〜、車もそうだよね。

昔、金持ちで何千万と金をつぎ込み、何台も有名スポーツカーを持っていた人がいた。彼の口癖は、F1のドライバーはクルマのメカをいじらないというものだった。成程だと思った。
しかし、私はレースもやったが、出来るだけ自分でいじりたい。
できるだけ自分でやって、出来ない所はやっているのを観ていたかった。
そうすると道具も面白いし、車もポルシェだけが一番ではないと思うようになり、日産のシルビアにハマった時もあるし、それに古い物にも目が行くようになった。
こちらの趣味が広がれば、楽しみも広がる。

スティングのコンサート
2017/06/07

スティングのコンサートで武道館に行った。
入口の手前のお堀の美しいこと。
日本人で良かった。

それで、中の事。
私の席は上の方で相当、急勾配であった。
階段を上がってくる人たちがみんな躓いていて、20人まで数えたが途中で止めた。
一人は完璧に転び、二人は手を着いた。
一人は行って戻って、二度躓いた、という人もいた。

気を付けよう。
って、どうでもいい話だった。

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