HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
GENE AMMONS “MY WAY” | - 2017/02/19
- GENE AMMONS “MY WAY” PRESTIGE PR10022 (USA)
今回は久しぶりにジーン・アモンズ。 ジーンちゃんは74年に亡くなった。わずか50年の人生であった。 その人生は、山あり谷あり、正に地獄ありの壮絶人生だった。なにしろ刑務所に2回も入っていた。 1958−60年、62−69年と。 1925年生まれであるから、人生の最も良い時期を約10年間ムショにいたわけで、音楽人生の絶頂期をムショで浪費したという壮絶な人生は 思うとなんとも切ない。 罪は麻薬とされるが、彼自身もまた喧嘩っ早かったようだ。しかし2度目の7年はいくらなんでもクスリにしては長い。 もっとやりきれないのは、彼が雑草のような人生でなく、アルバート・アモンズの息子という実にジャズのエリートであり、別に苦労もしなくて済んだであろう最高の血筋なのである。 ああ、それなのに、それなのに。 日本だったら連日、テレビで麻薬漬けのジーンちゃんとしてバッシングを受けたに違いない。
しかし、才能があるという事は素晴らしい事で、世の中捨てる神あれば拾う神ありという通り、ムショ帰りの男でも、放っておくはずはなくPRESTIGEに戻り、10数枚の作品連発する事になった。 買う側の当方としては一体何を買って良いやら分からず、はっきりいうと食傷気味でもあった。 だがアメリカの音楽産業においては売れていたという事でもある。 それらを今改めて聴いてみると、この作品は71・2年だが、このあと2年後には亡くなる訳で、やっぱり人生の終点に差しかかっていたのだ。
そう思うと40歳も過ぎ中年になった彼は 彼なりに苦しみがあったはずで、このマイウェイにはそんな心情が溢れ出て居るように私は思う。 歌詞ではないが、 「どんな道も避けずに通った。 それが僕の生きる道だった」 そういう事なのだ。
ジーンちゃんは歌ってはいないけれど、そうサックスがうたっている。 私にはそう聴こえる。
子供の頃から受験勉強に勤しみ、高学歴を掲げ人生逃げ切りを図る人たちが多い中、大して勉強はしなかったけれど、その後人生で人の倍、頑張って生きている人たちもいる。 そんな人たちへの励みとなる歌である。
安っぽい、って? うるせー !
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今朝の新宿 | - 2017/02/18
- 昨日は暖かく強烈な春一番が吹き荒れた。
従って、猫たちは一匹も姿を現す事はなかった。 大変だったのだ。
今朝は、例のノラ君は室外機の上に陣取っていた。 エライ張切っている様子なのでよく見れば餌を沢山頂いたようで、それを守っていたのだ。
頑張りどころである。 だから今日は目つきが鋭いのだ。
人生 一度くらいは頑張らないといけないね。 人間もね。
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ちょっと不思議だったけど | - 2017/02/17
- 昨日の金正男の暗殺。
犯人の女が捕まったって。
なんかオカシくない? 北朝鮮の工作員って、すぐに自殺するように訓練されいなかったのかしらね。 またホテルの従業員の話によると、おびえていた様子が伺えたって。 北の工作員が、そんな事でおびえたりしないはず。
工作員ではなくて、アジア系の殺し屋がやっただけなのか? それとも、北の工作員も質が落ちたのか? テレビで言っていたのだが、VXというサリン以上の劇薬を使ったそうで、どのように持ち込み、取扱ったのか?不思議だよね。
そういえば、かつてオウム真理教も作っていたらしいのだが、そんなものをどうやって持っていたのか、やっぱりあれは国家転覆罪を適用するべきだったよね。 日本って甘いなあ。
まあいいや、他国の事だから。
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今朝は | - 2017/02/16
- ここの所、通販のための仕事が忙しくて、中々日記を書くのも進まない。
ということで、今朝も早うから朝8時に出社。
まだ野良猫は来ていないだろうと通りかかったら、なんと、既にエアコンの室外機の上で爆睡中。余りの可愛さに写真を撮ろうと、スマホを手にした所、充電が切れていて画面が真っ暗。 残念ながら撮影中止。 誠に惜しいシャッターチャンスを逃したものだ。って、だれがそう思うのだろう、いやオレがだ。
しかし今朝からテレビの大騒ぎはまたもや朝鮮半島のニュースで、北の長男が弟に暗殺されたという話。 どこのテレビ局も「現地メディアが伝えています」というテレビ局から借りたニュースばかり。 おまえら野球の人気選手の時は、何十人規模で追っかけているくせに、肝心の政治ニュースは外国のメディアのニュースを借りて垂れ流しか。 どこか間違っているなあ。
北の朝鮮は、まだ日本の鎌倉時代の政権の奪い合いとあまり変わらない。 しかし、暗殺は日本では起こらないと思っているようだが、意外にそうでもなくて、石井紘基暗殺事件、自民党中川昭一の酩酊事件から不審死も、そうだと噂はある。 また歴代首相も意外に突然死が多く、米国の指示によるものではないかと噂されて言るのも、調べて見ると突然死が多すぎる。 米国は、米国に都合の悪い世界中の指導者の殺生与奪の権利を持っていると言っても間違いない、悪い国家でもある。 政敵を殺してしまったロシアも同じである。
こうして考えてみると、どこを見ても、民主主義とは名ばかりの政治の世界である事は間違いない。 人間はローマの時代から何も変わっていない。
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今朝の新宿 | - 2017/02/14
- 今朝は天気も良く、太陽の光が朝から差していたので、猫たちは皆元気であろうと思い出掛けたが、いつものお気に入り君はいなかった。
そのかわりに最近仲良しの2匹は今日も仲良さそうに寝ていた。 野良猫だがきっと兄弟かなにかのだろう。 道路の横でくっ付いて寝ている猫を見ながら通勤の人たちが笑っている。 中には、あれっ?などと言いながらブログ用の写真でも撮っている。 微笑ましいひと時である。
だが、この二匹がいると、私のお気に入り君は苛められるのか、怖いのか?ここに来れなくなってしまうらしい。
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GIL MELLE “PATTERNS IN JAZZ” | - 2017/02/13
- GIL MELLE “PATTERNS IN JAZZ” BLUE NOTE 1517 (USA)
久々の入荷。 こういうアルバムが入って来ると私は嬉しい。 なぜなら、ジャケットのデザインとして、いや、商品のデザインとして極めて優れたデザインであると思うから。 白地にただ灰色の絵具を左上から順繰りにひねって押し付けて、色を淡々と落として行ったら、こうなったという配置。 それがなんと素敵なのだろう。
いつだったか、もう40年以上も前の事になる。 あのミスタードーナツ、略してミスドが、葉書大のカードにポイントを切り取った物を何枚か貼り付けて、返送すると商品がもらえるキャンペーンがあった。 その時だったと思うのだが、葉書に上手い具合に貼り付けたと思われる作品を何枚か、会社が発表した事があった。 そうした中に、葉書に茶色の紙を、このジャケットの絵柄のように丸く手でちぎって貼り付けてある物があって、それが担当者として非常に感心したと言う評があった。 それを見た時に私も、若い子の中にも、こんなジャケットと同じようなデザインを考え付く子がいて、それをまたピックアップする会社の人もいる事に、おおいに満足したのである。 という話だが、うろ覚えなので、間違ったらご勘弁。 いや、レコードに関係の無い話になった。
しかし、いずれにせよ、個人的にこのデザインたった一つで、ブルーノート・レコードの代表として、燦然と輝くのである。 こういう事が、当時音楽と美術・デザインが結びついて、芸術の全体の幅が広まった。 ジャケットのデザインからしても。次に何が出て来るか、ワクワクしていた時で、常に何か希望に満ち溢れた時代であった。 凄くないか?
しかし、良いデザインだなあ。 音楽? ちょっとトリスターノ派風でもあり、クールでもあり、サラッとした今につながるストレートな演奏で、やっぱり 良いに決まっているさ。
一日開けて、よく考えたら、ひょっとするとダンキンドーナツだったか?と思ったりもする。
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万引犯の写真を店内掲示 | - 2017/02/10
- テレビのニュースで昨日から、どこかのコンビニだかメガネ屋だかが万引き犯の写真を店内に貼りだした。
それがテレビのニュースで行けない事だと大騒ぎ。 犯罪者としてスタジオ炎上。
よほどテレビに出ている人達は普段から万引きをやっていて、その犯人をかばっているのだろうかと勘繰って見てしまった。 イカンイカンと言っている弁護士もまた万引きをやっているのだろうか、または味方なのかと?
いや、そうではなくて写真を掲示すると「写真の人物の名誉を傷つける」というものである。犯人に名誉があるのかと疑問はあるが、日本はやった者勝ちの犯罪者天国の傾向はあるにしても、法の下に守られているのだ。 だが、名誉毀損というのはたしか親告罪なので、本人が訴えないと犯罪にならない。したがってマスコミが騒ぐほど、はっきり悪い事でもないらしい。 この辺りのレコード屋も写真を貼っていた店もあった。 犯人の社会への影響と、懲らしめとして決して悪くは無いと思えるが、いかがなものだろうか? テレビに被害者の話が一向に出てこなかったのが、大いに不満である。 取られ損ということは間違いない。
当店も万引きの被害にあっている。 まさか、こんな人間がと思う人が犯人だったりして、人間不信に陥ってしまう。 警察がもっと真剣に対処しないとイカン。 見えない所に隠れて交通取締はせっせとやっているくせに、万引きになるとさっぱり気合が入っていないと言う話はよく聞く。 だが、当店の30万程の万引き犯の時は、新宿警察の刑事さんは早かった。エライ。 しかし、告訴取り下げしてくれと弁護士が日参してきて、面倒になって応じてしまったら。お金も入って来ないし、はい それまで。 弁護士ともどもグルになった犯人のようなものである。
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今朝の新宿 | - 2017/02/09
- 天気予報によれば雨または雪だという。
朝から既に雨が時々降り、地面が濡れている。こんな日は猫はどこかに潜り込んでいて、顔を出すことがない。 なんとはなしに殺風景である。
さて、では野良猫の代りのニュース。 その近くにある地下街「サブナード」には、新宿ならではの 他のショッピング・センターにはない、ちょっと異なる一角がある。 それは写真のとおり、ってちょっと写りが良くないなあ。残念。 歌舞伎町に隣接しているという利点を活かし、水商売のお姉さんたちの「夜の衣装」を売っているのだ。 その派手な衣装を見ているだけで、最早 心はキャバクラに飛び、ソファーに一緒に座って話をしている、わが雄姿が想像できるというもの。 直ぐに行きたくなるような雰囲気があり、ソソられる。
だけど今になって思うと、キャバクラの姉ちゃん。 こっちが笑わせてあげて、飲ませて、食わせて、機嫌を取って、何でこっちがお金を払わなければならないのか? オマケに、あっちの方が給料が高いんだぞ。
気が付いた時に、やっと卒業の時なんだね。 そこまでが長いんだな。
(写真が下手で全然華やかな雰囲気が伝わらない、イカン)
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今朝の新宿 | - 2017/02/07
- 寒い朝。まるで、かつての吉永小百合のヒット映画(曲)の通りである。
寒くても明るく生きようと、自分を励まして強風の中を歩いて、歌舞伎町の方向へ行くと、いつもの猫はお休みで、代わりに黒い「八割れ」のノラちゃん。藪の中でじっとしている。 ちょうど太陽の日の当たり方が具合が悪いライティングになってしまったが、ご勘弁。
そう言えば最近、インフルエンザが流行っていて、先日も薬を貰いに病院に行ったところで、開始時間に合わせて一番に行ったためか、インフルエンザの患者が3人。思わず看護婦さんにマスクをもらって付けた。 看護婦さんが要領よく、疑いのある人を「はい、こちらに入って下さい」と即隔離、さっさと検査を先生にさせて、患者にマスクを手渡して、先にチャチャっと診察し追返した、その手順に感心。 看護婦さん「いえね、インフルエンザの人ほどマスクをしてこないのよね」って怒っていた。さもありなん。 更に「そう言う人ほど、わざわざこっちに向かって咳をするのよ」って。 菌を播くんじゃねー。
しかし、考えてみると、今の世の中は洗剤の進歩、消毒剤の進歩、クスリの進歩と著しい進歩を遂げた。 かつては田舎など、食事の終わりには茶碗にお茶をそそぎ、それで洗い流すと同時飲んでそのまま御膳にしまっていた。 その後も、家族の食器を一緒に流しで 石鹸も使わずに洗っていたのだ。 それが戦後のGHQからの指導かどうか、清潔を心掛けるようになり洗剤が普及し、ママレモンなる中性洗剤が出され、また多数の人間が使用する固形石鹸から消毒用手洗い洗剤も普及し、一気に清潔度は上がった。
それなのに、なぜ風邪やインフルエンザが広まってしまうのだろうか? オジサンは不思議でならない。 結局、手を洗う事に尽きると思うのだが、みんなトイレにいったら手を洗えと、声を大にして言いたい! 大体観察していると、トイレの後まともに手を洗っている人を見たことがない。 ちょいちょいと指先を水に濡らし、それを髪に持って行って付けて終わりだもの。 ハンカチも持って歩きなさい。 その辺につばやタンを吐かないように。
良いカゲンにしなさいよ。 猫と変わらねぇーな。みんな。
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