HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
  
HAN BENNINK “TEMPO COMODO” DATA-823 | - 2017/01/23
- HAN BENNINK “TEMPO COMODO” DATA-823 (HOLLAND)
オランダのフリージャズ・ドラム・パーカッションの演奏家ハン・ベニンクの作品である。 82年のライブ演奏。 フリ−ジャズ界を牽引してきた人達も徐々に亡くなり、残った大物も数えるほどになってしまった。 その中でも現在でも巨匠として、トップの座にいる彼の貴重な作品である。
ジャケットに「DATA:823」となっているので、これがレーベル名なのか番号なのかちょっと分かりにくいが、DATAがレーベル名で、レコード番号が823番である。 ジャケットの絵が面白いがハン本人の絵ではないので、オカシいなあと思い裏ジャケを見た所、SUKIと書かれていた。娘が描いたものかと納得。 家族で働くんだね。
今回の掲載したのは、 ジャケットの下の方にハン本人のサインがあったから。 大きく書かれていて立派、思わず見とれてしまった。
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レコード・プレイヤーのトーンアーム | - 2017/01/22
- 先日書いた、レコード・プレイヤーのアームの事。
オルトフォンのロング・アーム。 相当古いものである。
勿論、昔のモノラル専用である。 友人が最初,ショートアーム(S212)を持って来てセットしたが針圧が6グラムしか掛けられない。 どうしようと考えていた所、ロングもあって、そちらならもっと重い針圧も掛けられるかも知れないという話になり、早速それも持って来てもらった。
こちらのは型番は忘れたという、調べて見たらRK−309とほぼ近いが、RKは上に大きなネジが付いているのだが、私のは付いていないので、ひょっとするとR−309というのか、又はS-309というのだろうか? まあ、この辺りの古いもので、場合によってはEMT用か、またはそれ以外のプロ用であろう。 現代のものと比較すると調整機能は無い。もちろん、高さ調整などできるはずもない。 ただ、外付けというのか、写真のようなリングがあって、それを嵌めていい加減に前後に動かして極小のネジで止めるという具合の物はある。 だが、雰囲気からしてリングは外して使った方が良いような気がする。
まあ、プロ用なので基本的にはあまり調整するものではなく、当時の重い針圧を対象としていて調整無しでピッタリ合うように製作されている。 無骨ながらしっかりして、かつて放送局などで活躍した事が想像できる良いアームである。 不思議な事にこのロングのアームも針圧は6gだった。 そういうものか?
写真は後ろの部分。 とにかく、このタイプのアームはショートとロングの2種類ある。 アーム本体の素材はアルミニュウムであるが、どちらもパールの輝きがあってなかなかソソラられ物である。 因みに2ピンである。
50年代のカタログでも有ればよいのだが、はっきりとしたことが書けないのが、なんともいやはや。
後日、古いカタログを送って下さった方がいて、その写真を見てみると、S−212は間違いなく存在する。しかし、309はその後のRK、RF、RMは掲載されているが、212と同じ形式のものが掲載されていなかった。 なんでだろう。
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石坂洋次郎の本 | - 2017/01/21
- 先日の石坂洋次郎の本5冊 読み終わって考えた事。
それで改めて思い返してみると、その5冊が、私の頭の中で一冊の本になってしまっている。 青春モノとして合体し、主人公も、話もなにも混然として、本が出来上がりひとつのイメージとして出来上がり、石坂洋次郎という本一冊になっている。 登場人物のイメージでいうと石原裕次郎、北原美枝、芦川いづみなどと言った面々。 なんでだろうね。
そう言えば昔、先輩に「お前、本を読んでいるか?」 「はい」 「それはいいが、石坂洋次郎ばかりじゃ、イカンよ」 という会話が成り立つほど、ミーハーの文学だった。 今になって考えると、男女同権、フリーセックスの概念が出来上がってきて、解りやすかったのであろう。 ある意味、当時まだ古い価値観が生きている社会だったからこそ、当時の生意気な女には絶大な人気があった。 そう言えば思い出したが、私の親友の母親はやけに教育熱心で、PTAの会合などでも発言が多くて、面倒でカナワンと私の担任がチラッとこぼしていたのだが、その母親が夢中で読んでいたのがこういう本で、きっとそこから影響を受けたものと推測される。 そいつの家に行ってみれば部屋のあちこちにこれらの本が置いてあった。
それに対し、私の母親は太宰治とかの方に傾倒していた。 石坂洋次郎を馬鹿にしていたような感じもあった。 面白いのになあ。
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就任式 | - 2017/01/20
- 深夜、アメリカ新大統領の就任式を見た。
前回のオバマ大統領の時は、新時代の到来を祝う 喜びと明るい希望に満ちた表情で様々な人種の膨大な数の人々であったが、今回はほぼ白人たちだけという何とも気色悪さと、かつ淋しさが漂う就任式であった。 熱気もあまり感じられない、それなりの式であった。 演説もアメリカの大統領とも思えぬもので、まるでフィリピンの大統領を連想してしまった。 まあ、それが所詮 今のアメリカ国民にはぴったりの大統領であるという所か。 良かったね 白人国家を再構築できて。
前日にテレビのニュースで「暴走族」が駆けつけると言っていた通り、本当に「ヘルス・エンジェルス」が集結して警備にあたると豪語していた事が、とても印象に残った。 盛んに「忘れられた人たち」を連呼していたのだが、それが彼らの事であろうか。はたまたkkk団のことであろうか。只の貧困層のことではなかろう。
ヘルス・エンジェルスは日本で言えば暴走族の大人もいる豪華版で、昔ローリングストーンズが野外コンサートの警備に雇い、警備どころか観客の黒人を殺してしまった恐怖もある。 KKK団は、かつて「ストレンジ・フルーツ」の歌詞の通りの事を実行してきた白人の団体。 とすると政治意識を持ったヤクザ者を政治家どころではなく、アメリカ大統領が利用するという、恐ろしい事態にもった。 こんな大統領に一体、正義はあるのかと悩んでしまった。
しかも、その後すぐに、「オバマケア」(日本でいう国民健康保険)を撤廃すると大統領令。 貧しい白人もまた健康保険が無くなってしまった。 忘れられた人々は、再び忘れらた。
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DJ | - 2017/01/19
- 今夜、歌舞伎町のBE−WAVEという店でイベントがあって、DJっぽくレコードをまわした。
私は9時までの早い時間、お客様のトークタイムの時にBGMを流すだけ、ほとんどの方々は聴いていないので、適当に小さな音で流すだけ。 9時からは当店仕入部長がDJタイムとして乱入。 ロック、ディスコ・ミュージックなどをガンガン掛けた。 彼もDJを結構やっているだけあって、曲のツナギも上手いものだ。
私も上手くなりたい。 ミキサーを買って練習しようかな。 そうすると機材一式、プレイヤーはテクニクスのSL1200を2台も購入しないといけない。 無理だな。
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今朝の新宿 | - 2017/01/18
- 今朝の新宿も寒い。
だが、太陽さえ当たってくれれば徐々に温まってくのが関東の天気、気持ちものびやかになる。 片耳を人間様にちょん切られた猫も、いつも場所に陣取っている。 声を掛けると、今日は片目でこちらを見ただけ。
店に来ると仕入部長から携帯のメールで、赤ちゃんのイベントがあるとか言って、遅出になると連絡があった。 それならばと、11時半から昼食に行き蕎麦を食べてから、帰るついでに当ビル一階のセブンイレブンで100円コーヒーとカリントウを購入。 片手にコーヒー、This is a coffee. 右手にカリントウ、This is carinto. Un! Coffee-carinto. 面白くなかったけど、コーヒーとカリントウの黒砂糖が得も知れずハーモニー!なんとも幸せである。 小さいって。 いやいや、小さな幸せの積み重ねこそが人生の極意なのである。
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石坂洋次郎の本 | - 2017/01/17
- 新宿の地下街で開いていた古本屋を覘て見つけた「日の当たる坂道」。
そうだ青春時代に読んだ「石坂洋次郎」をもう一度読んでみようと思い立ち、買って帰ると仕事そっちのけで読めば、主人公がまるで石原裕次郎と北原美枝そのもの。 面白くなってしまい他も読もうと、アマゾンで調べるとなんと、今や人気も無いらしく文庫本など100円以下の価格、なかには1円など言うのもある。 有り難く5冊ほど購入。本の価格よりも送料が10倍である。
まず、「青い山脈」これは、私の姉たちは原節子、私の時は吉永小百合という映画で記憶にあるが、今になってDVDを見たら、原節子の時が一番胸にしみる。 綺麗さが際立つ。あんな美人に私も頬をぶたれて見たかった。あ、いや、映画では無く本の話だったわい。モトエ それから「あいつと私」、やっぱり主人公のイメージが石原裕次郎そのもの。 あとは「光る海」。 若者が反発する時などに発する「チェッ!」という言い方は、この人の本から広まったのではなかっただろうか、と感慨深いものがある。
これほど本の主人公や登場人別が石原裕次郎、北原美枝、芦川いづみ、など俳優のイメージと重なってしまう小説も珍しい。 当時の大学生の豊かさや純真さ、読者の性的な好奇心を刺激した台詞など、今読んだ方が眩しく、照れくさい。 戦後の民主主義の息吹がどの本から同様に感じられる。 淡泊な心でいようとする主人公たちの立ち姿がいかにも眩しい。 そこが、それ いかにも青春文学。
当時の日活がいかに良い原作、スターを集めていたか感心してしまった。 それが斜陽産業として落ちて行くのだから、世の中は不思議なものだ。
面白かったのが、どの本だったか覚えていないが、男の子が女の子の家に遊びに行って、簡単に昼食を作ってもらうのだが、それが、目玉焼き、ハム、トースト、サラダ、紅茶。 豊かな食事だという設定である。 今の食事にしてみれば、食べたくもない只の朝食。 いや、今の世の中は豊かになったものだ。
現在は貧しいなどと 文句を言うな!
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私のオーディオ | - 2017/01/16
- 私のオーディオ関係の修理と調整の事。
まず、カートリッジ。 オルトフォンのA/Bタイプの針が減って来たので、針の交換と調整をした。 そうしたら音がビビッて仕方がない。 オーディオ・ファブさんと相談して、一つは昇圧トランスとカートリッジのインピーダンスを揃えることにして調整してもらった。 もう一つは、ショートアームを使用していたせいで、カートリッジとの間にジョイントを入れて長さの調整をしていた、それが余計な振動を発生するらしく、これはまずいと。 アームを探す事ににし、友人に探してもらって当時の専用アームにした。 それで、もうちょっと と言えなくもないが、一応症状は治まった。
そうしていたら、4・5日前にアンプの電源を入れると、ガリッ、ドン、という大きな音が出て来て、焦ってしまった。 アンプの修理屋さんに持ち込んで、調べてもらったら、取り立てて壊れている箇所は無いと。 無いがパワーアンプの真空管に触れると、ジジッというノイズがあるので、掃除をしたら直るのではないかと、ソケットの内側を丹念に掃除をして下さった。 それから、一応は症状は出ていない。
それとスイッチをいれる時は、まずプリを入れ、温まってからパワーのスイッチを入れること、切る場合はその反対の操作をする事と念を押された。 そうだな、オイラいい加減だったわ。 イカンな。
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入力作業 | - 2017/01/14
- 当店は在庫をパソコンの業務ソフトに入力してデータを蓄積・管理している。
管理ソフトは以前の会社で大型イベントのデータ管理の業務に携わっていたので、その関係会社にいた仲良しに頼んで開発してもらった。 パソコンにデータ蓄積・管理が出来、値札の印字も リストの印字も出来るという事で重宝している。 以前の仕事が、現在の仕事の役に立ったという非常に運の良い事であった。
それで毎日せっせと、レコードのアーティスト、タイトル、会社などの情報データの入力の仕事をしている。 レコード屋の一番の仕事がデータ入力作業だとは思っても見なかったが。
通販リストの更新日が近づくとより一層仕事に精を出さないといけない。 ところが、白内障の手術をしてからも、やっぱり目が疲れ、夕方になるとどうしても目が見づらくなる。 まして、昨今言われるパソコンの画面から出る青い光がとても眩しく、目に悪いらしい。 どうした物かと、悩んでいたのだが、最近眼鏡を作り直したので、少しは楽になった。
誰か目が良くなる液晶の画面を作ってくれ!。 そうでないと、日本人は子供のうちから視力が1.0が限界の国民になってしまうぞ。
かつては、第一次世界大戦に参戦した日本兵があまりに目が良くて、欧米の兵隊さんが驚いたという話もある。 当時はおそらく4,0前後と、今となっては信じがたい優秀さだっと思われる。
日本人が駄目になっていくなあ。
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歌舞伎町のナルシス | - 2017/01/12
- ちょうど夜11時に歌舞伎町で食事をしていたので、帰りにジャズ喫茶「ナルシス」に寄った。
それで、水割りを一杯飲んで、そのビルを出た。
そこで、いかにもやくざの関係のお兄さんが「お疲れ様です」と声を掛けて来た。 面倒だけど頭をさげて「あ、どうも」と挨拶。 通り過ぎようとしたら、後ろから追っかけて来て、「○○親分さんですよね」! 私はそいつの目を見て、「いや、違うから」とゆっくり落ち着いて返事。 「あ、失礼しました!」と大きな声で、それでも何度も首を傾げながら後ろに下がった。
ヤクザの親分に間違えられて、一瞬、男気が体に走った。 うーん! 渋い顔をして歩いて帰ったさ。 風格があるのかな。 ウン。
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