HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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レコード屋は....
2024/11/30

レコード屋である私は、探しているモノは見つからないが、探していないモノは、次々と現れる。

これが人生かな....

no will no way
2024/11/29

人生で最も邪魔なもの「恥じとか、シャイとか、引込み思案」の心。
特に日本人の特徴でもある、歴史的に培った、モラルとでもいおうか。
思えば、どれほど、この消極性が人生を傷つけて来たか。

初恋の人への告白を躊躇してしまった後悔。
就職で好きな道を親の一言で諦めた事。
結婚を親の反対で諦めた事。

日本人にはこの種の後悔はきりが無いほどあるはず。
それを美徳としてしまった社会通念も芳しくないが、何より、それに甘んじる心も非力である。

私のある友人は65歳で3度のガンで亡くなったが、死ぬ前まで、恋人との結婚を、家柄を理由に親から反対され、親の勧める結婚をした事を悔いた。
別れた恋人への思いは断ちがたく、結局、その後親と縁を切った。
しかし、何も好転する事はなく、妻との関係悪化も避けられず、生涯、己を攻め続けた。
たった一つの決断を親に譲ったための失敗であった。
大切な瞬間に、己の心に正直であれば、その瞬間、乗り越えられる小さな問題であったはずである。

日本の映画を観ていると、現代でもなお、高校生あろうと大人であろうと、とにかく恋の告白が出来ない事を延々を描き続けている。

馬っ鹿じゃなかろか、ルンバ。

漬物
2024/11/28

家内の父親の実家は長野県、松本の郊外。
その実家から漬物を送ってくれたと、そのおすそ分けを頂く。

夜、スパークリングを飲んでいて、ふと思いつく。
冷蔵庫にあったクリーム・チーズと大根の漬物、野沢菜もクリームチーズをちぎって一緒に食べると、なんという美味しさ。

洋と和の合体。

感動、感心、感銘。


パパイヤ
2024/11/27

散歩に行くと、畑の端の方に大きなハッパの緑豊かな木がある。
すでに晩秋、朝の気温7度の日もある。
結構な寒さなのに、南の国の果物のパパイヤの木。
たわわに実っていた。

言葉使い
2024/11/26

古い映画を観ていて、言葉使いの良さに感心する。

きちんとしていて、見ているこちら側も気持ちい。
日本の言葉使いは、ちゃんとしていたんだなあ。

映画を観ることは娯楽ではあるものの、言葉の美しさも知ることもある。
今には無い、言葉使い。

テレビなどで、古い事の例えで昭和と馬鹿にするけれど、昭和の方がずっと言葉も綺麗で、美意識も高かったのではないかと時々思う。

秋は寂しい
2024/11/25

秋も深まり、寒い日は夕暮れもよけい早く感じる。
午後4時半には、薄暗くなる。
秋の夕べは寂しい。

  水道の 滴下かなし 秋の夕暮れ



 

通販リスト更新
2024/11/24

11月25日に通販リストの更新行います。
よろしくお願いいたします。

JOE MOONEY “THE GTRETNESS OF JOE MOONEY"
2024/11/23

JOE MOONEY “THE GTRETNESS OF JOE MOONEY" COLUMBIA CL 2186 (USA)

1950年頃から活動していた、アメリカの男性ヴォーカルの1964年のアルバム。
アルバムはなかなかの作品で、なにげない風情に感心して後ろのライナーを読んでいて、更に興味が湧いた。

ライナーの作者が余程ジョー・ムーニーのファンなのか、書き出しから気合が感じられる。
「準備はいいか?聞け!と、14年間ジョーを好きになる事は共有することであり、喜びである、更に、弟子になるのである。また、業界で大成功を収めたいなどと考えた等ありません。彼がオルガンの前に座り歌う時、トップテンにランクインすることなど考えていません。彼は詩人で、夢想家のミュージシャンです。
彼は声から思えるように、笑顔、温かさ、ウイットに富んだ、小柄な男。だが、ユーモアから想像できない苦しい人生なのだ。25年前に視力を失い、1943年には交通事故で18カ月の入院生活を送った。
それでも彼の人生は喜びに満ちている。ジミー・バン・ヒューゼンもシナトラもジョーの演奏を何度も聴いています。」
と、大絶賛。
という事は1939年頃に視力を失ったのだが、頑張っている様子に、思わず応援!

確かに、ちょっと鼻声で、粋で、決して押しつけがましくない歌は、レコードが終わると、また針を載せたくなる。いい感じである。

ところで、この人のレコードは数すくないのだが、一枚目はOn the rocks(Decca)と言い美女が片手のグラスを持っていて、どうもそれがオンザロックと掛けているらしい、中々セクシー・ジャケ。
二枚目のLush Life(Atlantic)は、女性の横たわった後ろ姿で、これまたセクシー・ジャケという可笑しさ。
三枚目が当作品でありセクシーとは言えない、大企業なので真面目なジャケなんだなあ。
セクシージャケの話をするつもりではなかったんだが.....

(写真)1枚目当作品、2枚目On the rocks、3枚目Lush Life.

レコード
2024/11/22

私がかつて沢山のレコードを持っていたのは、たったひとつの理由「もっと聴きたい」という思いにつきる。
これだけ集めたから、もういいとか、もう沢山とか考えた事は一度も無かった。

もっと聴きたい、もっと聴きたいと、心に響く音楽を聴き、良い音を聴き、心にやすらぎがあり、また、ジャケット・デザインに美しさを見つける喜びであった。
更には学習意欲でもあって、子供の頃から勉強嫌いの私が、たったひとつ学習意欲に燃えたのもレコードだった。
人生初めての「知識欲」であった。

レコードが好きだったんだ。
その挙句が、レコード屋の親父になった。ジャズ喫茶の親父は尊敬されるけど、レコード屋の親父は嫌われると、当時に言われていたので分かっていたが、私はレコード屋になった。
その結果、ジャズ喫茶の親父以上にさらに多くのレコードを聴く事ができたし、評論家とは全く逆の聴き方になった。
要は音楽家に意地悪な評論をしなくなったし、もしろ販売する側として、たった一枚だけ入荷したレコードを売るために、その美点を見つける聴き方になった。なにもそこまでしなくてもと思いながら、私個人の能力の開発のような感じになった、それが、本当に良かったと思っている。

お客様には尊敬はされないが、仲良くしてもらえるしね。
ネットの評判は悪いらしいけど。

映画で
2024/11/21

映画をたくさん観た結果、アメリカ映画を観ていて翻訳に違和感がある。

訳し方が、妙に日本的というのか、日本の若者に迎合しすぎるのか、まるで日本のドラマを見ているような感じである。
日本語の言葉使いも悪い。

アメリカの映画を観ることの一つに、アメリカ人の生活を垣間見る楽しさ、思想的、社会性、人間関係の面白さがあるのだが、それが、訳し方一つで白けてしまう。
時に、アメリカの韻を踏む言い方も、訳が困難な時は横に英文を小さく書くとか、あるのではないか?とも思う。

と、言うものの台詞の半分も分からない私は、字幕がないと非常に困る。

戸田奈津子さんという名翻訳家が現われて以来、増々意訳、異訳が多くなった。
出来れば、日本の若者語を多用することなく、綺麗な言葉使いにしていただきたい。マイルドヤンキーだけが、洋画を見るわけではない。
そうでないと、アメリカ人は世界一下品な下等民族だと思い込んでしまう。
そうかもしれないが一応儀礼的にも悪くしないようにしないとね。

だが、欧州や他国物などには何とも言える立場にない。
残念。




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