HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。
某クラブの話 | - 2024/01/29
- 私の友人から聞いた話。
京都の芸者、まてよ京都だから芸妓というんだっけ。
友人の父上は一流企業で相当な地位にいて国内外の客を接待する関係上、ある芸妓さんと親しくなった。 ちなみに単なるお得意さんであり、それ以上の関係ではないそうだ。
やがて、昭和40年近くの事。 その芸妓さんもある程度の年齢に達したので、独立してバーでも開きたいと思ったそうで、融資のその矛先を友人の父上に向けて来た。 お父上は、自分よりもっと親しい男がいるはずだし、所詮水商売、どうせ儲からないだろうと考え、話を断ったという。 当時は水商売などには、銀行など一切融資などしなかったのである。 個人に借りるか、高利貸に借りるかである。
所が、その話を聞き付けた友人の母上の方が「なんというだらしなさ、世話になっておきながら水臭い男。それなら私がお貸ししましょう」と言い出した。 母上は「あくまで私のお金ではある、ついては300万円だけお貸しました」と家族には報告したそうである。その勢いに家族は反対も出来なかった。
そんな話も忘れた頃、母上が亡くなり、葬儀に例の京都のママさんが駆けつけて下さった。 その時、家族に「お母さまには大変、お世話になりました。あの時500万円用立てて下さり、それで、今の私の店があります、今は3軒になりました」と言われたそうである。
家族は母親が300万と言いながら実は500万も用立てたのかと驚いたという。 しかも、帰って来たのか、来てないのかははっきりしないそうだが、良しとなっているそうだ。
昭和40年といえば、今のお金にしたら10倍以上である。 なんという太っ腹の女かと、亡くなってから家族もびっくりしたという一説。
話を聞いた私もびっくりした。 良い話だった。
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ネズミ | - 2024/01/27
- 庭に来るキジバトのために、毎日少量のトウモロコシ等の餌を置いている。
一年ほども経った時、ふと見ると、残った餌にネズミが一匹。 まあ、それの可愛い事。 家内と駆除の話も持ち上がったものの、ネズミの可愛さに負け、駆除はないという事になった。 エサ台の上で鳩と鼠が鉢合わせし、両方がびっくりしているシーンもあり、可笑しさもあり、まあいいかと。 それから数か月後、ネズミは二匹になっていた。
やはり何とかしなくては、ホームセンターに行き相談するとネズミの嫌いな臭いのスプレーがあると聞き購入して庭に巻いたものの、まったく効果なし。 ネズミ捕りの籠も買ってきて餌を付けておいたものの、引っかかる様子はない。 ネズミは賢いもので、罠などには一切引っかからない。 実に用心深いのだが、そのくせに、我々の目の前で堂々と現れ、鳩の餌や、メジロやヒヨドリのための木の枝にさしておいたミカンなど、平気で持ち帰る。
どうしたものか。
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通販リスト更新 | - 2024/01/25
- 本日、1月25日 通販リスト更新いたしました。
よろしくお願いいたします
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石売りのオバサン | - 2024/01/24
- 私の記憶に残っている話、
昔、大阪釜ヶ崎で暴動があった。 警察と住民たちが押し合いへし合いしていた時の事、中年のオバサンが「石はいらんか!一個10円でっせ、ええ石でっせ」と叫びながら、騒ぎの真っただ中に現れたと。 しかも子連れ。 住民たちは殴り合いの最中に一瞬手を止めた。 10円払って石を買うと、それを投げ、騒動は続いた。 翌日も女は現れて、今度は15円になっていたと。
オバチャン、云って見れば、死の商人という事になろうか、最高にイカス話だ。
という話を以前何かで読んだ、それを時々思い出して、こうして書こうと思いながら、果たして本当だったのか、調べようとしたが、一向に埒があかず、そのまま何年も過ぎた。 まあ、話は話として、ここに残しておこう
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“太陽の下の18歳” | - 2024/01/21
- ENNIO MORRICONE “太陽の下の18歳”サントラ
1963年公開のイタリア青春ドタバタ・コメディ。 映画は主演のカトリーヌ・スパークの足の長さと素敵さを堪能する作品で、パステル・カラーの素敵な色合いと女だけが生きがいになっている若者のドタバタが面白い。久しぶりに見て堪能した。しかし、外人は足が長いね。まあ美人の俳優ばかりが出演するのだから当たり前と言えば当り前であろうが、それにしても素敵すぎる。 見ていて心が躍る。
で本題はここから、音楽がエンニオ・モリコーネであって、それが「ツイスト」なのである。 ツイストと言えば60年チャビー・チェッカーの「ツイストNO.1」がビルボード1位になり、そのままの勢いで、曲も次々と作られ、踊りの簡単さと音楽の軽さで、世界中にウイルスの蔓延のように、伝播し大ヒットしたのである。 この映画でも2曲のツイスト曲が使われていて、「Twist No.9(邦題:太陽の下の18歳)」と「Go-Kart Twist(邦題:サンライト・ツイスト)」というのだが、これが日本でもかなりのヒット作となりEPが沢山売られたのである。
昨日書いたMetti,Una Seraのような音楽芸術から、はたまたツイストまで! エンニオ・モリコーネという人の、音楽の芸術性の高い所から、当時は大人たちが眉をひそめるような正にミ−ハーの音楽まで、なんでも作るだけでなく、それも圧倒的な素晴らしさに本当に驚くのである。
私は映画を見ながら、本当に感心したのである。 日本ではEPのみで発売されたようだが、そのジャケ写は何種類もある。
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ENNIO MORRICONE “METTI, UNA SERA A CENA” | - 2024/01/20
- ENNIO MORRICONE “METTI, UNA SERA A CENA” CINEVOX MDF3316
もう20年以上も前の事か、イタリアの買付で見つけて以来、私の大好きな一枚となった。今でも時々聴く。 この前、CSの音楽チャンネルでモリコーネ特集があって見ていたら、やっぱりメインがこの曲だった。本当に心に響く上品さと、心浮き立つメロディに包まれ、音楽に酔うという表現がぴったりだと感心してしまった。 それで、本家のレコードの話。
かつては日本では知られておらず、日本盤も発売されておらず、マニアから欲しいと望まれたものだが、最近は再発ブームでこれも発売され騒がれることもなくなった。しかし原盤となると、以前より入手は困難になった。 この作品は1969年の「ある夕食会のテーブル」という映画のサントラである。 本邦未公開らしい。それでも見たという人もいるのだが内容は大した事はないという。 いやいや映画の内容とサントラの出来は別物、侮れないぞ。 EPが同時に発売されたが若干編集が異なっていて、両方欲しくなると言う事である。 当時直ぐにCINEVOXからシングル・ジャケットの再発があったがそれも見なくなった。
レコードはジャケットの作りも素敵で、ダブル・ジャケットの表紙はややセクシーな感じで、開くと内入れになっていて、テーブルを囲んだハイソサエティーの五人の集まりが写し出される。裏ジャケは写真と説明になっている。 ちょっと退廃的な雰囲気の映画であることが伝わる。
音楽は一曲目のテーマ曲の美しさが際立って見事である。そのメロディーを、ボサノバのリズムが大人し目に下で支えているのも洒落ていて好きだ。 イタリアン・サントラの最高峰の一曲と言えるモリコーネの作曲は見事である。 出だしから、いきなり入るスキャットの使い方も見事である。 映画に対する興味が沸々と湧いてくる出来の良さに感心してしまう。 スキャットはEdda Dell'orso(エッダ)で、イタリア・サントラのスキャットの出来の良いのは大抵彼女である。 永遠に欲しいアルバムである。
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シュールレアリスムとジャズ | - 2024/01/19
- 美術家は様々な手法を駆使して理論をキャンパスに表現してきた。
やがてその表現は留まるところを知らず、幻想やらだましの表現が堂々とシュールという言葉を持って弄ばれるようになった。 芸術活動は絵画や彫刻のみならず、表現可能ならば何でもありになったのは、シュールレアリズムの表現以来である。 シュールの広がりは芸術家あり、流行作家あり、変態ありで、真剣に考えるとアホらしくなってくる。 シュールこそ、人間の表現手法は、ありとあらゆる行動を生み出し、それは発言や、生活の場や、経済も含め社会の行く末を示したとも言える。 シュールの発展の時代は、同時に科学への信仰心が芽生え、それに対し人々の神への信仰心は下降した。 神が居なくなれば、お金儲けをしたもの勝ちである。 今の社会はその結果とでも言おうか。
思えば、このような善悪を含む広がりを持った凄まじい芸術活動は二度と起こる事はないだろう、と思う。 だが不思議な魅力があるし、だから、ちょっと距離を置いてみると面白い。 したがって、シュールレアリズムは下品な表現方法であると嫌う現代作家も生まれたのだが、馬鹿にしている現代作家はもっとひどくなっていて、己の出来の悪い作品の事は置いといて、言いたい放題で、本当に呆れる。 しかし、シュールレアリズムの考え方は、戦前の退廃から戦時中の殺人肯定時代を超え、戦後の金の時代まで、生き抜き、その時代・時代にマッチし生き抜いた事は、実に逞しい思想であったと言うのか、不思議な現象であった。
ところで、ここからが私の今日の本題なんだけど。 シュールレアリズムとジャズは大いに関係があったのである。
なぜなら、シュールレアリズム宣言は1924年であり、その活動時期は戦争も超え戦後までである。 すると大体、ジャズエイジと呼ばれた20年代から、50年前後にビバップが生まれ全盛を迎えた辺りの68年ブルトンが死んだ年、が上手く重なる。 ジャズはシュールレアリズムにおける、音楽ジャンルの目玉であったと言えるのである。 正にジャズは前衛であった。フリージャズで無くともジャズ自体が前衛であった。 その後、自称ジャズメンも沢山現れ、境界線を引くのも困難なほど、多くのジャズが演奏された。 これもシュールの影響であろうか。
更に、ジャズとレコードとの関係は正にぴったり。ジャズは音響の発展とともに手を携えてやってきたと言っても間違いではなく、SPから始まり10インチ、モノラル、ステレオと変化してきたのであるが、収録時間の長さと共に表現も自由度を増した。
それら考えると、何故か上手い具合にシュールの時代とも重なる。 本当に、不思議な時代であった。 我々は面白い時代に育った。
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コロナの予防接種 | - 2024/01/18
- 仲良しが来て、コーヒーでも飲みながら話をしようと言う。
話は、「最近、身体が固くてどうしようもなくて痛い。近所の整体に行ったら、先生にコロナ予防接種を何度もやった人は、どうも筋肉が固い人が多い。無関係とは思えない」 と言われたという。
接種を7回もやったという。 次々と送られて来る案内書で、区役所の薦めるままに7回も打ったと。 「失敗したかなあ」と、言っておりました。
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紙幣デザイン | - 2024/01/16
- カード会社からお知らせが来て、本年度7月ころから紙幣が新しい印刷に代わるらしい。
それで、紙幣が変更になると銀行各社はATMの紙幣読み取りの機械を変えないといけないようだ。 莫大な費用になると、そうなるとATM撤去の話もあるらしい。 従ってカードを使うよう、オススメしましょうと言う事であった。
良いんだけど、カードの場合、当店は5%の手数料を取られるんだよね。 年間に直すと莫大な手数料を払っているわけである。 要するに5%値引きしている訳で、現金で買うから5%引いてくれと言って下さった方がお互い有難い。本音は。
それはそれとして。 紙幣の人物だが、昭和の時代を遡って見ると、だんだん小粒になって行くような気がしているのは私だけか? 聖徳太子の頃は1万円に重みがあった。
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ホームページの新入荷リスト | - 2024/01/15
- 本日十二月十五日にホームページの新入荷リストの更新致しました。
よろしくお願い致します。
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