HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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不適切にもほどがある
2024/02/19

知り合いにラインで面白いから見なさい、と勧められて見たテレビドラマ。
宮藤官九郎の面白さ。
ここの所、かなりの人気注目ナンバーワンらしい。
昭和から現代にタイム・スリップした男の話。
セクハラ、パワハラ、いくらでもハラスメントが出て来る所が面白い。

だが、見ているうちに、これって今の不適切発言だの何だのと大騒ぎになる今の世の中そのものだなあ、と思いいたる。
昭和から、わざわざ時空を超えてまで来てもらわなくても、現代の年齢差がそのまんまじゃん。

私の事を述べると。
差し当たり昭和からタイムスリップしてきたジジイそのもの。
聴いている音楽は昭和の時代のそのままの原盤主義、オーディオは1950年代から変わっていない。
正確も頑固で今も生き抜くダメ親父、時代が進めど己は何事にもめげず、不逞な若者がいれば体力差も気にせず怒鳴りつける、昭和の親父は何も変わらない。
発言も外観も世間体のため、少しは考えて変えてはいるけど、中身はおんなじ。
77歳だが今でも労働時間ははるかに若い人の労働時間より長い。
働いた分だけ自分の給料になると思い込んでいる。
息子達には前時代と言われている。

今の世の中、徹底的に時代のそぐわない人たちを追い落とす。
年寄りだから、まあいいか、とはならないようで、わずかでも絶対に許さない。
全く画一的な、外観上社会から見てほんの少しの個性だけが認められ、云いたいことも言えない、日本人自らが、失われた日本人を作り出して行くことに汲々としているように、私は見える。

TBSテレビの喝で干された張本勲さんなんかの事件は、年寄りの発言ー対ー現代人、との衝突でもある。
いちいち、そういう発言は許さんとネットの中傷発言が後を絶たない。
ただの一般人の発言だけでなく、有名人からの発言がそれを後押しする怖さは只事ではない。
かつての、伝統と呼ばれた画一的な地域・農村社会が、そのままの精神構造で、一見モダンで正義のフリをして日本中に広まる。

昭和より、現代の方が恐ろしい。

鼻の洗浄
2024/02/18

私は鼻の中に癌が出来て、手術で内部をえぐり取られてしまった。
そのせいで鼻汁が出て来なくなった。

鼻の中という構造は実に素晴らしいシステムで、埃や花粉やゴミなど不要の物質を粘膜が外に掃きだす事になっているのだが、私の場合は粘膜が無くなってしまったせいで、それらが、蓄積されてしまう。
したがって毎日、朝晩、鼻の中を掃除する必要に迫られている。

その道具はハナクリンという。
サーレという粉薬で生理食塩水をお湯で作り、シュポシュポするのである。
私には欠くことが出来ない衛生用品である。
これは副鼻腔炎などの鼻づまりの方にも推奨したい優れもの。
今の時期の花粉症にも良さそうである。

先日、お客様と話をしていたら、なんとこの会社の社員の方だった。
なんだか理由は無いが嬉しいものだ。
その偶然に驚いた。
長生きはするものだ。


老人不要説
2024/02/17

最近、ネットで盛んに訴えている説に老人不要、高齢者排除、老害、などある。
老人たちの、ちょっとの言葉尻を捉え、引き摺り降ろす勢いの強い事。
また、若い人が駄目なのは高齢者のせいだという意見は、結構の数にあがる。

今まで、NHKはじめ民放各社でも、ひたすら健康イコール長寿という理論で指導して来た、長生きこそ人生の目標とされて来た、幸い世界に冠たる長寿国家になった。
それが昨今若い人から高齢者排除と言われるとは思いもよらない逆襲。
長生きしたくて生きている訳ではない。
私も後期高齢者になった途端、死ねと言われても困る。
会社の経営、社員の給料、借金の返済、そしてなにより己の生活資金の調達と、問題を抱えており、「あっそうですか」と死ぬわけには行かない。
スムーズの着地を考えながら商売をしているのだが、もう2・3年は止める事は出来ない。
もっと言えば、少ない年金で生活はままならない。何しろ、固定資産税、健康保険、上がった電気料金、ガス代、水道代、病院代、そういうお金をねん出するのも大変である。

若い人が、年金など老人に対する保護が厚すぎるとおっしゃるが、全く以って逆で、いかに老人が少ない年金にしがみ付いているか、調べればすぐに分かるはず。

それはそうとして、若者の中で働かない者の数が多い事の方が問題である。なぜなら成人は働いて税金を納めるのが国民の務めであるから。
GDPを回復させる一番の方法は労働基準法を改正して、残業を認める事。
女工哀史の基準法はもういらないんじゃない。
働かずして儲ける人もいるが、多くは働いてこそのお金。
残業すればクルマもオーディオも買える、家のローンの足しになる。
働かないでお金がないと嘆いてもどうにもならぬ。
そうそう、社内には季節的に忙しい部署があるでしょ、そういう部署が夕方6時から3時間とか働き手を募集するってのもありじゃない?

年寄りだって定年があって、働きたくても働くことが出来ない事もある。
年金の規則で働けない老人もいる。
だからお金を消費する事も出来ないんだよ。
長生きしたいわけじゃない、社会の為になりたいのに、こんな年寄りに誰がした。









日本は災害の国
2024/02/15

日本は災害が多い。
東日本震災と言い、今回の能登地震も、災害対策が十分かつ迅速に被害者救済が行われているとテレビなどを見て、国民は安心しているかもしれない。
世界の地震関連のニュースでは、後進国のニュースばかりで、先進国のニュースはあまり無く、ひたすら遅れた救援のニュースばかりである、故に、我々はちょっとマシな日本と比較して安心しているのである。

しかし、最近になってようやく、避難者たちの心のケア、健康状態など、徐々に不備が指摘されるようになった。
今までは、避難所も作ってもらったのだから、我慢しろという考えでは無かったか。
役所の人間も、体育館に押し込め、規則を作り、只我慢を強いていただけでは無かったか。
要は面倒を掛けるな! が基本姿勢では無かったのか?

東日本の時も、時間が経つと避難所も追い出される。
収入のない老人など、一体どこに行けと言うのか?と言う、被害者が写し出されていたが、それにどう対処したかという、満足な解決策を示していない。

日本は、被害を認識した自治体が自衛隊に救援要請をしなければならず、救援が後手に回る。
神戸地震の際には、自衛隊に助けてもらうなら死んだ方がマシだという左翼市長が救出要請を拒み、一職員が無断で連絡したとして、その後処分を受けた。
反戦論者が考えた無駄な規則が国民の足を引っ張る。
自衛隊の判断で救出が決められるべきで、その際、即座に救護所・医療所の敷設、避難所・トイレ・部屋の建設、ベットなど室内の設備など、自衛隊の考えでも、進められるべき点はいくらでもある。
今も、どれほど手厚く出来ているか、と言えば、皆無に近い状況である。
自衛隊の大型ヘリなど物資や人の輸送ももっと活用出来たら良い。
昔、日本では報道されなかった、グアム島が台風で壊滅的な被害を受けたが、原子力潜水艦が来て電力供給し、あっという間に電力回復した事があった。平和時における軍隊の実力に驚いた経験がある。

先進国の軍隊は、救助が迅速である。災害だけでなく、あらゆる場面で国民を救う事が求められる。
暗黒の10年の民主党政権下、平時の生活保護ばかり叫ばれた。
「お前が言って来いよ、そうでないと何もしてやらないぞ」と知事を脅していたヤクザの大臣もいたが、まず何があっても救出そして生活、という概念が欠けているのが、日本の政治家である。

日本は災害時の救出や支援がまだ遅い。
それでも、まだ良くなっては いるのだよな。

通販リスト更新
2024/02/15

本日、通販リストの更新いたしました。
よろしくお願いいたします

レコードの事
2024/02/14

先日、通販でオリジナル盤に付いている内袋の有無に関して質問があった。
面倒くさいので、売らない事にした。
だが、確かにオリジナルにセッティングされたであろう内袋であったはずであった。

近年、評論家のようなマニアがこのレコードの内袋はこれだ等と書く人が現れ、最近はブルーノートのカタログ本も出て、これでなければオリジナル盤ではないという生真面目がコレクターも現れた。
内袋をオリジナルの判定に使ってはならない。
せいぜい状況証拠くらいにしておいていただきたい。

しかし、よく考えていただきたいのである。
かつて、何人が内袋に拘って保管していたであろうか?
レコードより内袋が重要などと言う人がいたであろうか。
内袋は破けたら捨てる物なのであった。

また、プレス工場によっても使用していた内袋は異なるのが当たり前。
拘り過ぎは、いかがなものかと思われる。

一つ情報。
レコード・ショップのほとんどは、内袋だけたくさん保有しており、高額版には、これと思われる内袋を引っ張り出して来て、付けているようである。

また、内袋に拘り過ぎて、ヨーロッパ盤など袋の内側のビニールと反応しビニヤケになってしまったものも多々ある。
過ぎたるは及ばざるが如し。
内袋に意味はない、と思っていた方がよい。
内袋は新しくて、清潔である事が一番。

レコードの聴き方
2024/02/12

50年代のモノラル・レコードを買われた方に、私はモノラル用のカートリッジがあるといいですね、と話している。
よく考えてみると、モノラル・カートリッジはあれば良いが、アームが一つしかない場合に、そんな事を安易に話すべきでもない事が明白であった。

50年代のレコードはすべてモノラル盤であった、なぜならステレオ録音が無かったからで、当時は家庭に於いてもスピーカーは1台だけであった。

しかし、現代において当時のモノラル・レコードの音質が好まれ、依然として人気がある訳で、こんなうれしい事はないのだが、鑑賞する手法については、70年代のステレオ・レコードと同じでは無い。

モノラル・レコードは8グラム程度の針圧を掛ける事を想定しているので、その後のステレオ特に、軽量針圧が好ましいと言われるようになってからの1.5グラムのカートリッジでは、ちょっと心許ない。

一本のアームでカートリッジを差し替えて楽しむ事も可能であるが、その場合、モノラルの方が5〜8グラムになるように、セッティングをしていただきたいのである。
針圧が足りないようなら、説明書の適正針圧に従って、カートリッジ本体とシェルの間に重りを噛まして、調整していただきたい。

オーディオは面倒がっていてはいけない。
美の追求は手が掛かるのである。

バレンタインデー
2024/02/08

新宿・小田急百貨店のエレベーターのドアが7階で開いた。
なんとチョコレート売り場になっていて、沢山の人だかり。
いやはや、まるでお歳暮・贈答売り場に負けない、それ以上の盛況に、ここまでのイベントになったかと感慨深いものがあった。

ただ最近は、女子が想いを込めて男子に差し上げるという感じも無く、友達同士でも交換し合うと言ったようになってはいるらしい。
確かに、この時で無ければ簡単に買えないチョコもある訳で、甘党にとっては良い機会である。

先日、韓国から来たと言う客に、韓国にバレンタインデーはあるのか、また、どういう様子になっているのかと尋ねたら、全く日本と同じであると、ただ女だけが男に上げると言う事ではないそうだ。
しかし、お返しのホワイトデーまで、同じであると返事が返って来てオジサンは驚いた。

一体いつから、女が男にチョコを上げるようになっていたのか。
一般的にはモロゾフの社長が1958年頃にはそういう事を煽ったとなっているのである。
しかし、私の経験上では、そんな事は全く知らなかった。
と言うのは私は学生時代、伊勢丹の地下の洋菓子売り場でアルバイトをしていたのだが、2月はチョコの販売で多忙と言う事は聞かなかったし、バイトに入れとも言われなかった。1965年からの話である。
そう言えばモロゾフでもバイトをした事があるのだが、そんな話はなかった。
と当時の女子の様子を、昔、お嬢様であったところの、家内に訊いた所若い頃に男の子にチョコを上げた事は記憶にありません、との事だそうだ。

ただ、1971年、結婚する前に、私が家内からチョコをもらったのがバレンタインデーという単語を始めて聞いたのである。

その辺りから毎年、賑やかになって行き愛の告白とチョコの一体化が進み、テレビでは、毎日、その風俗・習慣に対してコメンテーターというジジババが批判をしていた事が思い出されるのだが、そんなジジババの意見などどこ吹く風、増々のチョコが売れまくったのである。

しかし、チョコの高級化だけは歯止めが掛からない。
ベルギーに行かなくても、高級チョコが食べられる。
大したものだ。

大型スピーカー JBL4344
2024/02/07

以前にも掲載いたしました。
JBL4344
30万円くらいで売ろうと考えております。
状態は良好、綺麗です。
サランネットなども付いております。

(売れました)

映画関係者の中で....
2024/02/06

俳優とか監督とか、日本の映画関係者の中で一番はだれだろうと思っていて、ふと気が付いた。
それは「田中絹代」ではなかろうか。

美人とかそういうことでは、原節子などに譲るとしても、それにしても作品数の多さも断トツ。
それだけでなく、監督の仕事が更に素晴らしい作品があって、良いなあ、良いなあ、と思いながら見入ってしてしまう。

芝居もさらっとして日本人の風情がそこはかとなく漂う。
監督になった作品も日本の詫び寂びがさらっと流れる。
監督作品の「月は上りぬ」を見ながら、日本人を描く天才中の天才だったんじゃないかと思うのである。

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