HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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ALICE BABS “MUSIC WITH A JAZZ FLAVOUR”
2023/07/08

ALICE BABS “MUSIC WITH A JAZZ FLAVOUR” Swdish Society SLT33223

日本でクラブ・ジャズというジャンルが突然作られ、特に欧州ジャズが良しとされ、その中でスエーデンやイタリアの70年代のジャズに関するレコードが大いに探された、いや掘られたというのか?。
突然、特に渋谷・新宿にジャズ・レコード・ショップなるものが街に現れ、我々がジャズのレコード屋であると言い始め、当店のようなアメリカ・ジャズ中心の店は、オヤジジャズの店と言われ、馬鹿にされたのである。
それがジャズ・ショップとして大いに流行ったのであるから商売は不思議なものである。
あれから10年から20年も前の話である。

それで当作品。彼女のクラブ人気のレコードとして人気を博し、当時3万円も行ったであろうか。
ところで考えてみれば、最近はそういうレコードを欲しいと言う人もいなくなったし、又逆に現地でも見なくなった。

当アルバムは、A−3のBeen to Canaanがクラブで大人気。
Nils Lidberg(ニルス・リンドベルグ)のアレンジが見事というか、正にクラブ・ジャズのストライクのリズム。バックのジャズ豪華メンツによる所も大きく、快調に飛ばすのである。
曲は初めはベース、次にコンガ、刻みギター、そこに彼女の正統的とも言える歌声が乗ると、ファンタスティックな音楽が出来上がる。
上品さに支えられた、正にジャズ・フレーバー、途中のArne Domneras(アルネ・ドムネラス)のアルトサックスも素敵。
原曲はキャロル・キングの作でそれほどリズムが立っているわけでは無い、しかし、アリスの作品ではラテンチックで気持ちが良い。私も好きな曲になった。
収録の他の曲は基本スタンダード曲だが、宗教的、スエーデン民謡調だったりするが、気持ち良く聴ける傑作である。

ところで、随分前になるが、スエーデンのレコード仲間に聴いた話。
彼女は戦中・戦後にかけてスエーデン国内でポピュラー音楽の歌手として大変な人気になった。戦後はEPなども沢山発売された。
それで年配者の中には危機感を持つ人も現れ、スエーデン音楽文化の崩壊だと、攻撃の目標にもなったらしい。まだ十代の可愛い、いたいけの無い女の子が、耐えに耐えたのだ。私などから見ればそれほどモダンとも思えないのだが、当時の国民からすれば危機感を感じたのであろう。
当時の反対運動が現代の反対運動とどのように異なるのか、想像がつかないが、彼女は自国の民謡なども歌っていて、そもそも同国の民謡は多分に宗教的なニュアンスも含んでいるのだが、彼女はきっと強い子だったのだろう。
そんな騒ぎにもメゲルことなく歌の道にまい進し、ついに何でもこなす国民的歌手に上り詰めたのである。

彼女の歌に感心した方がいて、それはデューク・エリントン。
この時はエリントンがどうしても彼女と一緒に演りたいという事になり、録音に至ったのである。
低い声から高い声まで、すーっと自然に出るのに驚いたという話が残っている。

原宿警察
2023/07/07

夕方近く、明治通りを走っていると、原宿警察の前でマスコミが大勢タカっている。
道路まではみ出している。
すごいなあ殺人事件でもあったかと思い、家に帰ってからネットで調べた。

マリワナで捕まった芸能人が出て来るという、大した事の無い事件だったらしい。
後進国はこんな事でマスコミが大騒ぎになるんだね。
平和なものだ。

ドリフト
2023/07/04

仕事中、家内から電話。
「今、ニュースで街中でドリフトし逮捕された人がいるけど、あんたじゃないよね」
「え?知りませんよ」
という訳で、ヘンな電話をくれたものだ。
ネットを調べると。

2人で横浜市中区の市道でドリフト走行を繰り返し、一人が運転する車が縁石やガードレールに衝突するなどしたと。
暴走行為で捕まったらしい。
理由は漫画「頭文字(イニシャル)D」に憧れたからだと。

憧れは私も同様だが、私にはそんな勇気はない。

東急百貨店閉店セール 偽!
2023/07/02

スマホを見ていた家内が「東急本店で在庫一掃の大セールがあるみたい!」
と興奮している。
どれどれと興味が湧いて一緒に見ればルイヴィトンのショルダーが90%以上で買えるとなっている。
買おうよ!買おうよ!、と私もその気になっていたのだが、画面をよく見ているとどうも軽薄な感じがする。
企業情報もはっきりしない。

それで、一旦引っ込んで。
「東急百貨店セール」と検索し直すと、出るわ出るわ、詐欺商法の事実が次から次へと書き込まれている。
百貨店からは当社の名をかたる偽セールがあるが無関係である、と表示も出されている。

やっぱり詐欺かと他店ショッピングセンターを調べると、丸井なども名前を使われている。
中国の詐欺グループらしい。

危うく、引っ掛かる所であった。
いやはや ジジババはどこで詐欺に会うか分からない。
オレオレ詐欺もそうだが、もう自信がない。

若返り
2023/07/01

テレビの宣伝,特にCSにおいて様々な老人を引っ張り出し、サプリやら健康器具の使用により、どれほど年齢より若い生活を送っているのか、これでもかと示す。

サントリーはじめ皆大手企業もある。
見ていると、なるほどなと納得するものもある。
しかし、強い身体を見せられても、どこか違う。
若い人たちとはどこか違う。

それは「まぶしさ」。
決して老人から、まぶしさは出るものではない。

そういう事だ。


当店への問い合わせ
2023/06/30

当店への問い合わせメールが届かない、という電話がありました。
それはいけないと思い私も試す。


そこでふと気が付いたのですが、お客様ご自身のメールアドレスは枠が二段になっているので、二回記入して頂きたいのです。
打ち間違いを防ぐために、二回入力して頂いております。

そうすれば、弾かれる事も無く送信されます。

よろしくお願い致します。

方角
2023/06/29

私は子供の頃、汽車に乗ると、発車した瞬間、反対方向に向かっている錯覚にとらわれた。
特に、ある駅から乗った時にそう感じてしまって「ああ、ぼくはこれで父や母にもう会えないのだ」と思い、とても悲しい気持ちになった。
どうしようもなく不安な気持ちでいるのだが、やがて次の駅のホームに汽車が入ると、方向が間違ていない事に気が付き、ほっとするのだった。

実は今でも、そんな気持ちになる事がある。
先日秋葉原から電車に乗った時に反対方向に進んでいるような気持であった。

私は方向感覚は悪い方ではない。
むしろ他人より優れていると自負しているくらいである、それなのに、不思議である。

花屋さん
2023/06/28

ここ新宿の路地を入って行った所にある花屋。
なぜか店先、店の横と、雑草がぼうぼうと成長しうず高し。

ガラスも汚れているようで、通る度に気になって、中をのぞいてみたが、どうも商いをしているようだ。
こんな花屋もあるのかと可笑しいやら。

花屋だけに、もう少し綺麗にならぬものかと、気になるのだが、この辺りの花屋は深夜に歌舞伎町のクラブあたりからの、急な注文に対応している事で、成り立っているらしいので、昼間の姿は仮の姿か?
妖怪の花屋かとも思えてくる。

だが、草の伸び放題はどうも気になって仕方がない。
と、こんな事を言いながら、ウチだってお客様にどう思われているのやら.....


 妖怪の 花屋の軒先 草高く

テレビ
2023/06/27

私はテレビが好きなのだが、最近は本当に面白くない。
人気とされる、お笑い芸人出身者ばかりこれでもかと出て来る。
もう止めて!
それで、CSを見ることにしたのだが、確かにチャンネルの数は増えたのだが、韓国ドラマ、韓国の歌、通販チャンネル、同じドラマの繰り返し、ちょっと興味がありそうなものは有料、そもそもCSテレビは有料放送なのだよ。
時代劇も本当に繰り返し、映画も繰り返しでちょっとも先がない。
一体なんなんだ!

散歩で
2023/06/26

朝の散歩で川の方に向かうと、水を張った田んぼが広がっている。
中々良い風景である、米つくりの景色は、日本の風景の基本である。

さて、田んぼの中を覗くと期待に外れてお玉杓子など一匹もいない。
虫はと見ると、まず見ない。
農薬の使用はここまでになってしまったのか。
我々はお玉杓子も住めないような、状況下で作られた米を有難く頂いているのか。
暗澹たる気持ちになる。
ガンの患者の数が減らないはずだ。


 今の世は お玉杓子も 田にはいず


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