HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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人は
2023/05/07

人はいかにあるべきか。

この社会に生まれ、どう貢献し、どう正しい行いをするか?
どういう姿勢でいきるか。

多くの人との接触により、人はいかに沢山の問題を抱え、悩みを持っているか。
哀しみを持った人も、いかに多くいるか。
かく言う、己も悩みを抱えて生きてきた。

年齢を重ね、希望の数より諦めの数が超えるようになって、楽になった。
先の事は俺の知った事かと、半ば投げやりでもある。

だが、今でも「己は人としていかに生きるべきか」。
この事は常に思う。
だが、いかんともし難い。

石碑
2023/05/04

ゴ−ルデンウイークは天気が良ければ気温も風も気持ちが良い。出掛けねばと、新宿御苑の辺りに散歩に行った。
御苑は高貴な感じがあるが、その手前は新宿2丁目というオカマ通りがある。いけね、今はLGBT通り言わいといけないのかね?

元々ここは江戸時代からこの辺り一帯三丁目まで、内藤とか追分という地名で、その後も戦後まで三業地区であった。産業ではなく三業である。色街であって、少し綺麗に言えば花街。昭和でも「お兄さん寄ってらっしゃい」と声を掛けられずには、通り抜けぬ事はできない場所である。
いわゆる女郎屋、芸者、飲み屋という、いわば遊びの三種混合である。
それで、靖国通り沿いにお寺があって、ついでに寄って見たら石塔がある。

「合埋碑」と彫られている。
ああ、やっぱりそうだったかと予想を裏切らない展開、ふと横の看板に目をやると、「江戸時代、内藤新宿の飯盛女たちを弔うため、万延元年に旅籠屋中が立てたもの」だと、共同墓地の一角にあった。女たちは年季中に死ぬと投げ込まれるように葬られたという。流石繁華街新宿である。江戸時代というが、明治になっても何ら変わっていないのである。貧富の差が更に生じ、余計に身分がはっきりしたのであるから。
この近くには以前、池もあって土地改修で埋められた時に、膨大の人骨が出て来て、かつての女郎の扱いがこれほどのものだったかと、近所の人たちが、まさかここまでだったかと驚いたと言う話もある。

石碑も少しは、柔らかな表現にしたのであろう。
最近は、この石碑のお陰で、若い人がちょこちょこ訪れ、小人気になったらしい。
手を合わせて下さる人が沢山来てくれて良かったね。

うな丼
2023/04/30

岸田首相の遊説先で起きた爆発事件の対応をめぐり、谷公一国家公安委員長の4月25日の発言で立憲民主党が大騒ぎ。
谷さんが、四万十で美味しい「うな丼」を食べようとしていた時に報告が入った、だが、ウナギはしっかりいただいた、との発言が気に食わないと。

立憲民主党・本庄議員やら参議院の宮口議員が猛烈に追及。
しかし、こういう類いの追及が多すぎないか?
本当に旧民主党はダメな議員しかいないんだな。

思えば、あの頃、マスコミが違法とも思える宣伝で後押しし当初支持率75%と言われた民主党政権、実態は暗黒の10年。
長妻氏の力説した年金問題は一向に解決せず、蓮舫氏はコンピュータは2位じゃだめですかと研究予算を削り、いつ来るか分からぬ津波の堤防が今必要かと予算を削り、福祉だ福祉だと人気取りに走った。首相になった鳩山氏は日本より韓国が大事。
そんなときに災害はやって来るもので、防災訓練もなおざりにした宮城県では助かるはずの小学生の命が奪われ、菅首相の危機感のなさが暴露され、国民は嫌気がさした。

あれから、何十年。
少しは勉強したのではないのか?

あるオーディオ・マニア
2023/04/29

ある人(A氏とする)が、カートリッジの針がすり減ったらしいというので、行きがかり上カートリッジを預かり、針先(チップ)のみの交換を請け負う事になった。
ところが、預かって2.3日後の事。
「針交換など、私が自分で針先を買ってきて差し替えれば済むことなのに、なぜ、カートリッジごと、渡さねばならないのか? そんな簡単なことをしてもらうのに何万円もかかるのか、信用できないから、ついてはその手法について紙に書いて出せ」という事であった。

なんという不思議な事を言う人であろうか。
昔の雑誌「無線と実験」のごとく、MC型の構造から図入りで書き、主要書を作るのかと暗澹たる気持ちになった。
それで電話をかけ、よくよく聞いてみると、A氏の考えているカートリッジとは、シュアの針同然の自分で交換するもの、すなわちMM型の物しか無いと思っているらしい。
それが仲良しのオーディオ・ショップに薦められてオルトフォンを入手した。所がオルトフォンのカートリッジの特徴も知らず、またそれがMC型という、針交換が感嘆に出来ないという事を、オーディオ・ショップが全く説明もしていなかった。

だが、
A氏は自分で初心者ではないという、なにしろマニアでたくさんのオーディオ機器をコレクションし、部屋も別に借りていると。某雑誌に貸し出しもしているという。
それで、余計に私の頭にビックリマークが付き、更に訊くと、JBL、マッキントッシュ等社名は全く知らず、JBLの名器D-130も製作者のジェームス・ランシングの事も知らなかった。マッキントッシュの歴代の名器も一切知らず、他は推して知るべしの状態であった。

その後はどう言って良いか分からず、非常に気まずい関係になってしまった。
これほど驚いたことはなかった。
オーディオ・ショップにも責任はある。

だがまあ、趣味と言う物は必ず学習という事が付いて回る。
まあ人それぞれという事で....

戦いは無益というなかれ
2023/04/28

「戦いは無益と言うなかれ」
ウクライナを見ていると、決して、無益な戦争などないと、思わざるを得ない。
時々、ウクライナも早く戦争をやめればよいという意見を聞くが、そうではない。
全ての戦争は悪だという反戦論者の考えもあるでしょう。
そもそも、戦争というものは、どのような戦争であっても、それぞれの「正義」がある。
その正義とは、いかなる正義であっても、どんな戦いにもあった。

国家がある限り、政府があるかぎり、人々の主義主張がある限り、戦争はなくならない。

戦わずして得られる幸せはない。
人生も同じ。

ドリフト
2023/04/27

今日は、10年ぶりにドリフトをした。
以前のクルマのチームの仲良しから連絡が来て、ドリフトに行こうと誘われた。
年齢的にも言って私など免許返納の時期、とても無理だと一度は断ったのだが、一度だけと言うので出かけた。

つくばサーキットのジムカーナ場。
10数人の参加者があって、パイロンを立てて、その周りを回ってきた。

一時間もやらないで、切り上げてしまったが、久しぶりに心が躍った。
皆さんどれほどの腕前か、友達の助手席に載せていただいたのだが、7000回転以上もエンジンが回っている。
こんなに早いスピードだったかと思い、気が遠くなるほどであった。
私にはこんなスピードには付いていけない、もうダメだ。

写真を撮るのを忘れた、残念。

レコードの話
2023/04/26

レコードに関するちょっと面白い話。
ある日、お客様が来られて、「この前買ったレコード針飛びしてるよ!」と。
「そうですか、スミマセン」
と受け取り、確認の為、タンテーブルの乗せ聴くと、チリという小さ目なノイズ音が2回。
「針飛びのレコードは売っちゃダメでしょ」と言う。
「これは針飛びとは言いません、傷音と言います。この程度の2・3回のチリ音は、通常の場合は許容範囲ではありませんか?」
と返事したのだが、とにかく頑張るので、勢いに負けて返品とした。

先日もノイズがあったので、返品だと息巻いているお客様が来られた。
店では散々試聴し、傷の確認をして購入されたようだが、家に帰ってから聴いたら、一か所サーという音があったと。
私が確認して見ると、一か所冒頭で極小さな音で一回のみ1秒間、サーという音があった。それも注意していないと聞き逃すほどの音量。
50年代のモノ盤で、これはあって然るべき状態で有ると思うのだが、本人に言わせると、不良品なので売ってはいけない商品なのだそうだ。

今はレコードのブームというが、ブームも困ったものだ。

地下鉄の駅で見たポスター
2023/04/25

地下鉄の改札から外に出た所にこんなポスターが。

「親を守る責任」
良いねえ。

オレオレ詐欺に、なぜ多くの老人たちが引っ掛かるか?
我が街の老人たちも、軒並み引っ掛かっているらしい。
中には被害者である事も、理解していないらしい。

一つの原因は、親子の会話が無くなったからだね。


大根の花
2023/04/21

今朝、散歩に行くと畑に取り残された大根3本。
取り残されたように見えるが、ひょっとしたら種を取る為に残されたか?
はたまた、農家の人の鑑賞か?
分からぬが、なかなかの見ものである。

地面から大根がにょきっと立ち上がり、その上の方にまるで髪の毛がぼうぼう生えたようで実に面白い。

オーディオの好み
2023/04/20

オーディオ機器の事で、私は本当に不思議に思う事がある。

なぜ、1950年代のアンプやスピーカーの音が良いと感じているのか?
我ながら不思議である。
ワタシ個人だけではなく、多くのマニアもそう言っている。なぜか?

思えば、あらゆる電気製品は「最新のものが最良である」という原則がある。
ほぼ、それで間違いはない。

時々、高級オーディオの新製品を使っている人から、半ば呆れ、半ば馬鹿にした様子で、いつまでそんな古い物を使っているのか?と聞かれる事がある。
そんな時は反論しない、面倒だから。
なぜなら人の耳の感覚は、百人いれば百通りの音の好みがあり、どちらが正しいなどという正解がない。
まして好みの趣味なのだから当然である。

しかし、大きな問題があって、真空管は古いものほど音と質が良い、という原則がある。大原則である。言い切ってしまって間違いない。
まず、家電に真空管が使用されなくなり、その製造技術は葬り去られた。
結果、60年代から、製造機器も消滅し、また最も重要な人の問題、技術の伝承が無くなった。

その後しばらくして、オーディオやギターアンプの要望から、中国など或いは東欧で製造が始められたが、やはり伝統のノウハウが無くなってしまったせいか、一言で言うと質は劣る。

真空管アンプの長所の一つに、真空管を差し替えれば音が蘇ると言う利点がある。当然、古い真空管でも、質は劣化していないのである。
であるから、欲しがるのは当然である。

一度、あるマニアから大量の真空管を手に入れた事がある。そこで見たものは日本製品の松下、NEC、日立、東芝等と言うスタンプが押された物であって、当時の大手メーカーが必至になって真空管を作っていた事が分かった気がした。
まして米国の真空管なら、いうに及ばず。
と言う事は、ウエスタンの真空管なら最高であるが、使用してみた結果、日本製も馬鹿にならないレベルであったと言う事も分かった。

現在の音はオーディオの伝承が途切れてしまった後の、ビデオ等AV技術のオーディオによるものも混ざってしまい、あまり気持ちの良い音では無い事も多々ある。

理由はともかく、昔の真空管のオーディオの音は良い。

そういえば、クルマも最新のものが最良であると言える機械である。
現在のキャッチはどうなっているか知らないが、ちょっと前には「最新のポルシェが最良のポルシェ」と言っていた。
しかし、しかしだ、そうとも言えないと思うことが多々感じる所はあって、新しくなるほどに乗り味が普通になって行く事に、私は失望した。
ポルシェに乗っている私の知り合いのかなりの人たちが、1973年に近い911に乗り替えているのが、これまた不思議なことである。
味わいがあると言うのが理由である。
911を作った頃の努力や勢いと開発した斬新さが垣間見えるというのである。

まあ、趣味と言う物はそういう事である。
分かる人には分かる、感じない人には分からないのである。

面白いことに、趣味の世界に入って来たビギナーの方が、新しい機械の良さを声を大きくして語る。

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