HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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人間とは
2022/02/22

ヒーラーをやっている私の従弟が言っているのだが、人間とは、肉体 魂 意識 で成り立つ、これこそが三位一体という。

私はそれに、更に言いたい、人間の行動とは感情で成るのである。

そうやって考えると、我は音楽に親しみ、慰められ、人生の糧となっていることが良く解る。
レコードを聴くことはその実践に他ならない。
生きている喜び、生きがいでもある。

2022/02/20

 私はオープンカーを運転している、横に知り合いらしい若者が乗っている。
だれかに追いかけられているような感じである。
横の若者の言うがままに進んで行くと、なんだか秋葉原のような電気街のような街に入っていく。
そこでは、多くの人が声を上げながら、元気に勢いよく働いている。
「そこ通りますよ」。
「道を空けて下さいよ」。
「これは、どうですか?」
おばさんは客に「今お茶を入れますからね」。
などと掛け声が気持ちよくて、つい車を置いて、街の中を歩く。

電気部品をいっぱい売っているビルがあって、眺めていて、ふと、ビルの横手に廻ると、そこには大きな駅の待合室に入るような階段がある。
不思議な事に、非常に多くの人がその階段を下りてゆく。
人々はウールのコートなどを着ていて立派な身なりをしていた。
上から見ると、階段を下りたところにカウンターがあって、そこで、何やらの飲み物を買っているようだ。あるいは券でもらっているようだ。
私ももらおうとしたが、ごった返していて手が届かず、そのまま人の流れで右周りに進んでしまった。
すると、また大きな階段は右に下りて行くのだが、なぜか人々が急に少なくなっているような気がして、あたりを見回す。
もう一度、右に廻って階段を下りたところで、いたはずの人々は 急に人数が減っていくことに気が付いた、それは人の体が黒い煤のようになって徐々に消えて行くのであって、最初の方は倒れた身体の背中のあたりが黒くもやもやしている。奥の方は、黒い泡立った煤のようなものだけになっていて、土砂の上ですべてが消えて行くのであった。
 気が付いた私は、急いで階段を上って戻ろうとしたのだが、館内放送があって「逆には戻れません」とゆったりと音が流れている。
他には私のように戻る人は誰もおらず、それでも私は必死にあがいていると、急に階段が土の急斜面に変わってしまった。私はそばにあった尖った石を拾い、土を削ってスタンスを作り、手のホールドも2か所作り、そこにしがみついていた。どれほど時間が経ったのだろうか、やがて斜面は緩やかな階段に戻ったので、私はカウンターのフロアに戻った。
そこでカフェのようなテーブルとイスがあったので、壁側の椅子に寄りかかって座り、辺りを観察していると、そこに立派な身なりの紳士がやって来て、私の横に座る。奥さんらしき上品な女性がにこにこしながら男性に飲み物を渡しながら、一緒にいた女性たちと談笑しながら進んでいってしまった。
私は、紳士に「みなさん死ぬために来たんですか?」と思い切って尋ねる。
「そうですよ、そのための場所ですよ」
「怖くないんですか」
「いつかは死ぬんですよ、死は怖くはありません」

いったいどういう事なのかと考えてしまうと、突然、隣の紳士の体が硬直した、見ると、顔の半分が壁の中に消えて行くではないか、私は「死んではだめ、死んではだめ」と繰り返してその人にすがった。
しかし、すでに何も話さない体になっていた。
必死にそこから逃げなくては行けないと、走り出そうとするが、うまく行かない。
なす術はないのかと諦めかけた時、目が覚めた。

私の手はもちろん、顔が冷たくなっていて、ひょっとしたらあのまま死の世界に行くところだったのかと、しばらく落ち着かなかった。
それにしてもはっきり記憶があって、今でも気持ちが悪い。
お迎えかな。

オリンピックで
2022/02/18

スケート選手の高木美帆さんが、ついに金メダルにたどり着いた。
記者会見で三つの銀メダルをジャラジャラさせていたのが、成し遂げたぞ、という感じを表していて、心地よいサウンドで素晴らしかった。

最初の二つの銀メダルの時、家内に「この人は銀メダル四つで終わるね」と話していた。
そうしたら、三つ目も銀だったので家内と大笑いになり、やっぱりね、という話になった。
最早、流れはこの方向で断ち切ることは困難を極め、これまでかと思ったのだが、昨日はついに金メダルだった。
執念の強さが実ったのだな。
銀が三つになったとき、銀メダルの人生にはまりそうになったかもしれないが、よくぞ覆した。
余程の人生の強さを身に着けたものである。
素晴らしい。

日本選手は表彰台に乗っても、外国選手に比べひときわ小さい。
喧嘩でも、スポーツでも大きい方が有利である。にもかかわらず、世界一になろうとするとその努力、精神は尋常ではない。

恐れ入り谷の鬼子母神。
びっくり下谷の豪徳寺。

今日は興奮しまくら千代子であった。

Claude Williamson “Kwela Claude”
2022/02/16

Claude Williamson “Kwela Claude” Rave REP 4 (南アフリカ) EP

南アフリカの珍しいEPである。Kwela Claudeという聞きなれぬタイトル。
なぜかというとKWELA(クエラ・ミュージック)が聴けるのだな。
クロード・ウイリアムソンという人は 他流試合というのかイタリアでも超レア盤を残しているピアニストだが、このレコードは1958年の南アフリカに行った際の演奏である
EPのA面が彼のピアノ・トリオである。
B面は、それが今日の本題になるのだが、なんとSpokes Mashiyane(スポークス マシヤネ)という同国のKwelaミュージシャンの、ペニー・ホイッスルという楽器とウイリアムソンの共演の2曲が収録されている。これは珍品である事は間違いない。それにしてもウイリアムソンも上手く演奏しているものである。
ペニー・ホイッスルという金属の縦笛の管楽器は、ほとんどがミュージシャンによる手作りであり、自由度の高い演奏が可能な民族楽器であるが、その音色の風情は一度聴けば病み付きになる心地良さ。
私も大好きなのであるが、なにしろレコードの入手は困難である。
しかし今はネットの時代、聴こうと思えば購入も難しくも無いかもしれないなあ。

所で、どうもこのEPは、元はSPであってA/B面両方ともkwelaであり、トリオの演奏は無かったらしいのだが、EP化にあたり全部収録という運びになったのか。

EPの裏のライナーにSpokesは南アのホイッスル・キングで25歳の若者であって、ヨハネブルグで人気者だった事が記されている。
Kwelaと言えば、もう一人忘れられないミュージシャンがいて、その人はLemmy Special Mabaso(レミー)という若者。というより少年だったという話もあった。
風情のある良い演奏で、彼のは一枚レコードが出ているのだが、これは人気盤で綺麗な物が入手困難である。

いや、音楽って本当に良いですね!!

レミー(Lemmy-Special-Mabaso)の演奏がyourubeで見つけた。

https://www.youtube.com/watch?v=6Lgf9CBHpSQ

ウッセーナ!
2022/02/14

冬季オリンピックのスノボで平野選手が金メダル。
一緒に見ていた家内に思わず「あの子はシャツを出していた子かい?」と訊いてしまった。
そうしたら「そうだね?」となったが、やがて落ち着いて「ドレット・ヘアも良く似た感じだけど、あの事件はもう10年前の話だから違います」と。
ネットで調べたらあの時の主人公は国母(コクボ)さんだった。

今思えば、あの時のマスコミだけでなく市井のバッシングは実にヒステリックで酷かった。
シャツが出ているくらい、笑って済ます事では無かったのかね?
ネット書込みの中には国民として認めないという過激なものもあった。
シャツを出したら非国民なら今どきの若者は全員非国民だわな。
その調子に乗ったマスコミはますます国母さん叩きに熱中した。
記者会見の時に彼が小さな声でつぶやいた「ウッセーナ、反省シテマース」の言い方が、反省が足りないと再び炎上。
マスコミの人間の根性の悪さが、テレビ画面にさらけ出された瞬間であった。
遂には自民党の下村博文が国会で文部大臣に噛みつくという、己のケツの穴の小ささを暴露するという一幕もあった。

そうしたら、今度は大麻所持で執行猶予付きの刑を受けてしまった所で、またまたマスコミが喜んでしまったというオマケまで付いた。

しかし彼の仕事は誰もが なし得ないような冒険、スノボ野郎である。
世界では英雄、日本では悪役という不思議な人であった。

今だったら、ガキの間で流行ったらしい歌の「ウッセイ、ウッセイ、ウッセイワ」だ。
私は「あっぱれ」をあげちゃう。

川っ淵の猫
2022/02/13

朝 散歩で徒歩10分ほどの距離にある恩田川という川沿いの道を歩く。
寒い日でも、ここ横浜の奥地でも晴れれば暖かい。
そこで猫が何匹もいる畑の納屋があって休憩しつつ、持ち主の農家のオジサンから猫の話を聞いたりしている。

今朝は、なんと猫がベンチに座っていた。
この猫の名前はチャコというのだが、河原から上がれなくなって泣いているのをオジサンが助け出し、以来ここに住み着いたという。
どうも前の飼い主が捨てて行ったものだというのだが、今朝、見れば可哀想に耳にハサミが入れられている。
これで野良猫に認定されたんだね。
猫の保護グループという組織も変な組織だね。

人間の事は置いといて、猫はゆうゆうと日向ぼっこと毛づくろい。
ベンチの背には見えにくいが「町も豊か、人も豊」と標語が書かれている。
猫も豊かでありますように。

なんとも良い絵であった。



MICHAEL NAURA “EUROPEAN JAZZ SOUNDS”
2022/02/12

MICHAEL NAURA “EUROPEAN JAZZ SOUNDS” BRUNSWICK 87 912 (GERMANY)

これは本当に良いレコード・アルバムである。
かつて、こんなアルバムは滅多にお目にかかる事はなかった。
ジャケットは、暗がりの中に5人の上品な人が斜めに並んでいるという不思議さ、また地味な色合いも時代を感じさせるデザインで、中々味わい深いものがある。
しかも薄い紙質なのに風格もあり、質実剛健なガッチリしたアメリカのジャズのジャケットの造りには無いもので、私は意表を突かれ大いにそそられたのである。
当作品も最近は沢山LPもCDも再発もされたが、でも、やっぱりオリジナル盤の音が良い。
オーディオ的にも高音・中温・低音とバランスの取れた、かつ音色に特色が観られる非常に優れた録音でもあるから。

A−1の Three seconds を聴いた時、なんという進んだジャズであろうかと驚いたのだが、今聴いてもその洗練された音楽の感覚は変わっていない。
この作品のリーダーは勿論Michael Nauraのピアノであるが、重要な位置にいるのがヴァイブのWolfgang Schluterとアルト・サックスのPeter Reinkeである。
とくにA−1においてはこの二人のユニゾンが音楽の全てを決定する。
ベースの音で始まると、アルトのサウンドに下で支えるかのようなヴィブラフォンと、若干金属的であるが、なんとも優しい音色が今まで聴いた事のない清々しさ、音が部屋に満たされるとアメリカのジャズには無い音で驚いた。
聴いているといつまでも聴いていたい、終わらないで、と願ってしまう程の良い演奏なのであった。 

このアルバムは、クラブ・ブームの時にDown in the villageが入っているとか言う話で突然盛り上がり、DJという人達がこぞって探し始めたのである。
あっというまに10万を超えたのである。

作品としてはA1のThree seconds とB1ノDown in the villageが双璧という事になるが、所が他の曲も負けてはいない。ラストの曲も良い雰囲気であり、結局両面とも名演奏という有難いアルバムなのである。

PINK FLOYD 狂気
2022/02/11

PINK FLOYD 狂気 Harvest SHVL 804 (UK)

雪が降って路面が凍ってしまった事を理由に、仕事を休んでしまったので、音楽を聴いていたのだが、ちょっと書いておこう。
私の宝物の一枚である、英国盤で大きなポスターが六つ折で2枚入っている。

この作品は、面白い展開でいきなり心臓の鼓動らしい音で始まる。人の叫びやらヘリコプターの音が入ってやっと音楽が始まる。
音楽は非常に瞑想的な側面を持っている。

私が、かつて旅行会社勤務していた時、ハワイに行き現地社員と話をしていると、皆盛んにピンク・フロイドを聴いたかと言う。ピンク・フロイドすなわち邦題で「狂気」の事である。
要は、クスリと相性が抜群だと。
特に当時LSD全盛だったので、トリップするのだと。
別にコカインでも良いし、ハッパでも良いという。
一緒にやろうと誘われたのであった。
今まで世界で5000万枚売ったというこのアルバムはクスリとのカプリングで売り上げを伸ばした事は、ほぼ間違いなさそうである。

音楽は様々な音との意表を突く組み合わせであって、瞑想的な音楽とありふれた日常の音との交互に出てくる「妙」に対する感動である。
ジャケット・デザインは左から当たった細い光がプリズムを通し、分解されレインボーとなって右側に去る。
ジャケット、ダブル・ジャケであるにも関わらず裏も表も一切記載が無く、シンプルこそわが音楽と主張し、光の流れがいかにも宗教的である。

何よりも、この作品は「音楽とは音である」という主張に他ならない。
音楽とは音に決まっているのだが、実はそうでもない。
しかし、ここでは徹底的な「音」を追及した事による、「社会にありふれた音」=レジ、時計の音、など等の音質と音色が出来を決定した。
宗教になろうが、クスリになろうが、すべては聴く者に委ねられる。
だれがどう聴こうと、これは音楽とは音であり、すべての音は音楽である、という宣言であり、絶望的なる音楽の革命であった。

いや、久しぶりに聴いて、改めてこの作品の音の作りの宗教的とも言える感動的な素晴らしさと、面白さに酔った。

因みに、私はクスリはやっていない。念のため。


(なぜか,どう直しても、写真が横になってしまう、なぜだろう....
と思っていたのだが、一日経って直ったか?)

しつこいけど
2022/02/10

私にとって、全米からメリー・クリスマという言葉が無くなった事がとてもショックで、不思議であった。メリークリスマスがなぜ社会の中から自然に消えて行ったのか?
新しい価値観とは一体何なのか?
まず他宗教の人々から圧力があったのかと調べたがどうも、そういう事はない。
ではだれが?
それらしき組織があって「アメリカ自由人権協会」という弁護士関係の団体らしい。
サヨク組織で、徹底的にキリスト教の色を排除して行く事にあるようだ。
そこにLGBT運動が加わり、サヨク活動が加速している。
とどのつまり、共産主義の原点は家庭の崩壊にあったのであり、そのために家庭の崩壊に結びつくことはすべて行うという事らしい。
カンボジアのポルポト政権が徹底的に家庭の崩壊を目指した事は、共産主義の実現であった事であったが、そのために国民200万人が犠牲になったと言われるが、どうもここでもデモ、略奪など武力闘争も辞さず、被害もやむを得ずというようである。
現政権の地盤はこれら新共産主義によるものであると、いう事であるらしい。多くの大学、マスコミがこのような主義主張によって運営されているようである。

ま、日本もあまり遠い話ではない、思想的に近づいている。
LGBT、夫婦別姓、外国人参政権、など上げればきりがない。
新左翼運動は大変だ。

その後
2022/02/09

その後、石川さゆりの音質事件も終わりになった。
大変疲れたが勉強になった。

と言う間に、アンプの修理が出来上がった。
知合いの家に長年置いてあったものを頂いて来て、修理したものである。

サンスイのAU-666というプリ・メイン・アンプ。
1970年ちょうど頃、当時オーディオ・マニアに大いに人気になった機種で5万円くらいだったか?
サンスイの技術が詰まっていて、ノイズなども気にならなくなっていて、安全設計もされていた。
トランスが使われているので、結構な重量がある。

まだ 試運転はしていない。

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