HAL'S DIARY
オーナーのひとりごと。買付けの裏日記など。
きまぐれに更新しています。

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衆議院選挙で
2021/11/08

衆議院選挙で一番印象に残っている事は大阪の辻本が落選した事である。
私は彼女が苦手である、あの 人を小ばかにしたような話し方が癪に触って仕方がない。
立派な事をいう割には、結構、犯罪者的な小さな犯罪を起こしていて、平気で議員を務めているのも不思議な人である。
今回の選挙で、更に不思議な事があって元自民党の大物の山崎拓氏が応援演説に駆け付けたというから、ザキヤマかヤマザキか?この方たちの政治理念とは一体何や?
左翼も右翼も一緒くたか?
府民を舐めたらあかんよ。国民を舐めたらイカン!ホント

以前、私の知り合いから、新幹線に乗ろうと思ったら、前に辻本がいた、いや気分が悪くて....。と言ってきたことがある。
分かる分かると、大いに盛り上がったのであるが、どうでもいい話であった。

猫のブル
2021/11/07

死んだブルは、死んでから分かったのだが、意外に交友関係といって良いのかどうかわからんが、色々付き合いが広かったのであろうか?
まずブルを可愛がっていてくれた、近所の小学2年生の男の子が、カードと花を持って家に来てくださった。
カードには、20歳まで行けてよかったね、と書かれていた。
それから迷子猫を探した時の家の小学1年生の女の子が一度しか会っていないけど、と絵を描いて花を持ってきてくださった。
下高井戸のcafe2−3のご夫婦もわざわざ花と、ブルをモデルにした絵を描いて持ってきて下さった。
これも全て、親が思った以上にブルのパワーが届いていたという事であろうか?そういう事にしておこう。

いままで、犬やら猫が死んでもこのような事は一度も無かったので、我が家では本当に驚いている。
それで仕事の休みに、家内がふとブルちゃんに会いに行こうと言うのでペット霊園に行った。
こんな事も初めての事である。私は動物は死んだらそれまで!という考えで合同で埋葬、もちろん墓など無用派であったので、お墓参りなど考えもしなかったのだが、どういう風の吹き回しか。
霊園の受付でブルの塔婆があると言うので教わって行くと、なんと、そのそばに去年死んだ猫オーラの塔婆が見つかった。
あれまあ、と驚き花を買いに受付に行くと、受付の女性がそれならばと、我が家の歴代の動物たちの命日一覧を印刷してくださった。
花を持ってお参りと今までの無沙汰を謝罪して歩いたのである。
いや、これもブルの意志かと本当に不思議な気持ちになり、ある意味憑きものが落ちたように、スッキリしたのである。
凄い猫だった。
死んで尚、人に指図するとは何という猫か。

テレビドラマ
2021/11/06

最近お気に入りのドラマ、って過去のドラマの再放送で古いんだけどね。
時代劇は池波正太郎原作の鬼平犯科帳や剣客商売などほとんどを見てしまった後では、どれも気に入ったものがなく、せいぜい「三屋清左衛門残日録」くらいである。

池波正太郎の物は話が面白く、とんとんとリズムもよく、役者もベテラン勢がいてそれぞれも持味も抜群、サントラもうまく合っている。
江戸時代の貧しさ、苦労などしつこく説明などしないで、その場の情景一つで過去の不幸等をさらっと伝えるという絶妙さで、見終わった後 爽快な気持ちになる作品ばかりである。
それにくらべ藤沢周平原作のドラマ化はストーリーは面白いのだが、製作者がどうも、江戸時代に反感を持っているのか、只管貧しいだの、苦しいだの、辛いだのと言った話を延々を続け過ぎてこちらがウンザリしてくる。
役者も人気タレントを使う傾向があり、まず俳優そのものが時代劇に合っていないのではないかと気が気ではなく、私は心配して大変疲れる。
まあ、時代劇風と言えばよいのか。
その点、三屋清左衛門だけは北大路欣也が時代劇の役者としても一流だけに、その存在だけで雰囲気作りが素晴らしい、シリアスが場面ではキリリとした姿、リラックスした場面では可愛いお爺ちゃん顔となかなかの雰囲気であり、話の面白さを盛り上げる。

それで最近は、よく見るドラマは「深夜食堂」「さすらい署長」「奥多摩駐在刑事」といったもの。
深夜食堂は「客が来るかって?それが結構来るんだよ」で、始まりから息を付かせぬ展開で、狭い場所の話の進め方が面白く実に良い。何しろ場所の設定が新宿のゴールデン街で、冒頭のカメラが追っていく靖国通りの出発点のあたりが、当店のすぐそばなのも嬉しい。
ストリッパー役の何とかいう女優も実に面白い。
「死んだお母ちゃんがな、よー言うっとたわ、ケチな男の愛人にだけはなるな、って」と話していた女優もいいねえ。
家内と夕食の後二人でソファに座り、録画したもの中から一話だけ鑑賞する事にしている。その後、お風呂に入るのも気持ちが良い。

奥多摩駐在は、偶然見ていたら、家内に「おい、岩城滉一が出ているぞ!」というと「違うんじゃない?」となんとなく分からぬまましばらく見てしまって、終わりのスクリーンロールで寺島進だと分かって大笑い。

以来、録画しては楽しく見ている、何しろ民放のドラマなどCMがウザったくて、とても録画などしなくては見られるものじゃない。

衆議院選挙
2021/11/01

10月31日の衆議院選挙は意外にも自民党が過半数を守った。

私もこれまでの報道の在り方からすれば、コロナ政策においても政府や自民党に対して相当キツい批判が続けられており、おまけに安倍首相がコロナ最中にマスク配布でミソを付け引退、菅総理はGOTOキャンペーンとオリンピックで感染者が増加し国民の不安を煽った、このためマスコミの格好の餌食、野党の攻撃目標になった事は言うまでもない。
私は選挙前には、日記に自民大敗と書くつもりであったのだが、猫が死んだりしてつい失念してしまった。

31日の夜、選挙速報を見ればNHKやテレビ朝日が立憲民主党など連立候補を擁立したのが大正解で、自民敗退と告げており、これ以上は朝の新聞を見れば良いと考えて寝てしまった。
それで、朝起きてみたら、ニュースで「自民党、過半数守る」となっていたのである。
いや、驚いたのなんのって。

まあこの手のニュースはいつもプロ野球で巨人の良い活躍場面ばかり写るので勝ったかと思っていると、その内に、反撃もここまで! というスポーツニュースは日常的に経験済なので、驚かないが、選挙までこの手法で来るとは思わなかった。
それとも願望だったか。
小選挙区制度は、ばらまき等を公約に掲げた方が一般受けするので有利とされたいたにも拘らず、前回ほどでは無いにしても自民が勝った事は、大きな特徴ともいえる。まあ、批判だけが仕事になっている立憲民主の賞味期限が来たというところか。
しかし、自民も甘利幹事長が落選したのは可哀想だったな。
神奈川県民よ人情がないぞ。

猫の仕業
2021/10/28

家のステレオの右側の音が出なくなった。
さて困ったぞ、と接続関係をチェックするも異常なし。
パワーアンプのチェックも問題なさそう。
CDに切り替えれば、これまだ順調に左右から音がでるので問題ない。
それで、プレイヤーからプリアンプへの接続を逆にしてみれば、逆に音がでるので、どうもプレイヤー・カートリッジ関連ではないかという事になって、色々試してもうまく行かないので、プレイヤを取り替えてみた、もちろんカートリッジも。
当然、改善するはずであったが、なんと、右の音が出ないのである。
昇圧トランスもケーブルも交換してみたが、右の音が出ない
そんなはずはない。
プリアンプは予備の物に交換したんだが、やはり右の音が出ない。

今まで、こんな酷い事態に会ったことのない私は、あまりの不思議な出来事に茫然自失。
これはきっと、死んだ猫の仕業。
何しろブルはステレオの音や音楽の音が嫌いで、音が出ると、私に怒って静かにしろとギャーギャー騒ぐのである。
きっと、まだこの辺をうろうろしていて、邪魔をしているに違いない。

いや、驚いた。ゾーっ!

TINA LOUISE "IT'S TME FOR TINA"
2021/10/24

TINA LOUISE "IT'S TME FOR TINA" CONCERT HALL SOCIETY H-1521 (USA)

ちょっとセクシーなボーカル・アルバムである。
私はなんだかこのレコードが好きで、滅多にお目に掛かるものでは無いが、入荷すると嬉しい。

このレコードを私が知った時期ははっきりと覚えていて、それは1974年のこと。
74年というと昔のコレクターなら記憶に有ろう、なぜなら今は無き雑誌スイングジャーナル「幻の名盤読本」が発売されその中に記載されていたからである。
それから、マニアの間で大変有名になった。それは記事の中に「石原裕次郎がベた褒めしている」という内容があったからである。その一文だけで皆盛り上がった。罪な執筆者である。

その記事を書いた瀬上さんの記事を書き出してみた、私がくどくど説明するより早い。
「ティナ・ルイスを知る人は少ないかもしれない。本職は映画女優で「神々の小さな土地」等2,3の映画に出た、御覧の通りの美人、そのせいかお金持ちの医者に見染られ、すぐにスクリーンを去ってしまった。
これは彼女が残した唯一のレコードで1957年頃の録音である。
ジャズ的な話題では伴奏者が豪華でコールマン・ホーキンス、タイリー・グレン、ヒルトン・ジェファーソンがソロを挟み、アレンジはジム・テイメンスである。
彼女は適当にハスキーで悩ましい声の持ち主、特にIt’s been a long, long time,ラストのGoodnight,my love.
などは魅力的。隠れたファンが意外に多く。ボーカルに造詣の深い末村氏が秘蔵版として本誌で紹介した事もあり、週刊誌に裕ちゃんこと石原裕次郎がこのLPをべたほめしているのを発見して驚いた。
会員組織で販売されたレコードだけに、あまりお目にかかる事もない。」
というものである。

その裕ちゃんが大好きな一枚とはなんだろう、きっと良いセンスの一枚だろうと仲間が集まって大騒ぎになった。だって当時、皆そんなレコードを鑑賞した事が無かったから。

私としては当時、若者がコルトレーンやアイラーも聴かずボーカルにウツツを抜かすとは何事かという硬派だったので、購入しなかった、といえばカッコ良いが実はレア過ぎて購入など出来はずもなかったのである。
というわけで軟弱(?)な仲間はみな、必死に探した。

瀬上さんの説明の通り、レコードショップで売られていた物ではなく、コンサートホールという当時の会員制通信販売のみで売られていたものでもあり。マニアが購入していたわけではないので、当然出て来ず、またキレイなものが極めて少ない事もわかった。
その後一般の人のために再発され店頭に並んだらしい。だがそれはレーベルが変わってしまっており、これまたガッガリさせられたのである。
したがって綺麗なものも無く非常に高額であった。
まさにコレクター泣かせな美人であった。

猫 死す
2021/10/23

黒猫ブルは今朝5時半頃死んだ。
2日前から寝たきりになり昨日は、最早これまで、と覚悟を決めた所、そこから頑張りがあった。
横になったまま動かず、我々も猫の体が冷えないように、布団に一緒に寝ていたものの、静かに波が引くように冷たくなっていった。
年齢も20歳なので、大往生という所か。

三日前は、なにを考えたのか、とにかく外に行きたいと玄関のドアの前で私の顔をじっと見つめるので、夜10時過ぎから5回も散歩に行った。
それも結構歩いて150メートルも離れた知合いの家の前まで行ったり、公園に行ったりして、帰っては出るの繰り返しで、最後は少しの風にも体が揺れて、遂に歩けなくなった。
きっと、最後の力を使い切り、死への準備としたのであろう。

実に見事な往生であった。
兄弟のオーラが一年前にあの世に行ったので、お迎えに来たのでは無いかと家内と話していた。

我々夫婦ともにあと1・2か月で75歳、犬猫も飼うのもキツイし、ペットがいれば旅行にも行く事が出来ない、病気にでもなれば家も空けられない。
可愛いのは当然であるのだが、一緒にいれば心の負担にもなる。
今後は飼うのは無理だと話し合ったのである。
と言いながら、猫でもいないと寂しいと言っている家内である。


しかし、私は家内に対して尊敬してしまったのである。
何しろ、自分の両親を看取り、犬を看取り、猫も4匹看取り、見ず知らずの飼い主が死んだからとその猫を しかも癌になった猫を看取り、そのほか鳥なども看取り、一体どれほどの命を大切にあの世に送り出したでのあろうか。
あんたは絶対天国に行くと私はいつも言っているのである。

急に寒くなって
2021/10/17

今朝から、いや昨日から急に寒くなって、夏の季節はここまでずっーと引っ張って来ていたが完全に終わった。
考えて観ると、すし屋で今年もコハダの新子やイカの新子など終ぞ食べられなかった。
コロナのせいで、コロナの自粛命令のせいで客が入らず、マトモに仕入も出来なかったという。
そういえば、時々行く馴染の天ぷら屋でも仕入れ資金の事を思うと穴子の仕入が出来なかった、と淋しそうであった。
何という、季節であったのであろうか。

一年中季節の物が食べられる昨今、これぞ待ちに待った夏の季節感と言うものは、コハダの新子が一番で、きつい夏を今年も迎えた喜びに浸れる食べ物である。
江戸前の味覚が堪能出来ないとは。そういえば去年も同じことでこぼしていたような気がする。

私は、あまり青魚を食べない。しかし、コハダは食べる。
すし屋にも変だと言われるが、自分ではそういう物だと思っているから、普通であろう。
また、来年が楽しみである。


DICK MORRISSEY “HERE AND NOW AND SOUNDING GOOD”
2021/10/16

DICK MORRISSEY “HERE AND NOW AND SOUNDING GOOD” MERCURY 20093MCL (UK)

66年録音のワンホーン作品だが、今となっては大変レア盤になってしまった。
彼は、しばらく前に起こった、ピアノトリオとヨーロッパジャズ・ブームに乗り、それはそれは多くのマニアは大騒ぎで探されたのであるが、近年は落ち着いた。落ち着いたというより物が出なくなった。
ディック・モリシーは、年齢的にもタビー・ヘイズの後を追って、大いに薫陶を受け、英国におけるジャズの2大テナー奏者として、実力・人気共に充実していた。
61年にフォンタナからIt’s Morrissey, Man !を発表し地位を確立してから、当作品はUK-MERCURYの第二作目にあたる。
内容は実にいい感じのワンホーンである。
冒頭のOff The Wagonがなんとも良い曲で、タララ、チャララン.....。ブルースの雰囲気を持った大らかな曲調で、一音を聴いただけでずっーと聴いていたくなる良い演奏である。そう言えばこの曲は先輩のタビーもレコードの中で演っていたので、どっちが古かったかと見れば、一年だけディックの方が古い、きっとディックのを聴いたタビーが演奏したのか知らん。だがどっちも好演奏なので、嬉しくなってしまった。
アメリカで流行って来たハードバップが英国のテナーサックスにおいては、彼らによって花開いたといっても過言ではない。ああ、ドン・レンデルも忘れてはいけなかった。

この一曲だけでも、アメリカのジャズの大らかさが、英国で暖かさの有るテナーの流暢なそしてより芸術性の高いサウンドとして人々の耳に入ったのである。
もちろん2曲目のゆったりしたバラードも見事。
3曲目の高速プレイは、チキチキ・シンバルと相俟って、クラブでも使われたようでもある。
気持ちが良い内にA面が終わってしまった。

そうそう、ジャズロックの好きな人には今更であろうか、バンド「If」の主要メンバーであった。
Ifにあっても彼はジャズ色の強いサックス・プレイヤーである。

才能あふれる人であった。

勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負け無し
2021/10/15

元プロ野球の野村さんが試合後の記者に言った言葉。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負け無し」
あらゆるスポーツ中継を見ていると確かにそう思える事は多々ある。
スポーツをやらない私等は、それをそのまま人生の成功の不思議さに写して見る事になる。
面白いもので、我々のような小さな商売をやっていると余計にそう思わざるを得ない。
商売仲間は皆同じような事を考えているのが面白い。

新宿のこの辺りは、繁華街の一角を担っており、狭い店舗にも関わらず家賃が高い。それを承知でオープンした飲食店、ラーメン屋など数知れず。店主は一生懸命に夜遅くまで働いているようであったが力及ばず消えて行った店舗は数知れず。いや消えて行った店の方が多い。

あるレストランの店主は、野菜の生産者なども大変こだわって店をオープンしたが、なぜか2年ほどで閉店になった。ひとり相撲だったのであろうか。
テレビの中の話だが、あるおばさんが一人でジャムを作っていたが、売れないので止めようかと思った。そこに丁度テレビの旅番組の取材が来て、そこから一つ二つと注文が入り、其の後順調になったそうだ。

中小の店舗など豊富な資金でもあればよいが、なにがしかの運がないといくら頑張ろうとも成功には行かない。
では小さな店舗など、一体何年続けば成功と言うのかと税理士さんに訊いた所、まず10年だと。
そうであろう確かに10年の長さは絶対的である。

従って私は義父に習った人生訓、「人生不幸中の幸い」をモットーにしている。

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